orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ITパスポートが変えていく、ITの立ち位置

ITパスポート、長らく「初級アドミニストレーター」と呼ばれていた資格。 最近脚光を浴びているらしい。 www.nikkei.com ニトリホールディングス(HD)は2025年までに約1万8千人の社員の8割に情報処理に関する国家資格「ITパスポート」を取得してもらうよう…

仕事でウソをつくことはあるか

仕事でウソをつくかというと「つかない」としか言わない。 わかるウソは特に絶対につかない。1つのウソで信頼がどんどん壊れていく。ウソをつかないような仕組みというのはとても面倒だ。何人もの確認を経るようになり、何をするにも手間がかかるようになる…

何もしていないのにお金がもらえていいねえ、と言われるシステム運用の現場

実際に言われたこともある。システム運用で、障害も起こさず安定運用していると、まるで何もしていないのに保守料金でお金をもらえているような絵に見える。 しかし、何も起こさないために現場は汗を流している。具体的には何をやっているかをまとめてみる。…

「職を失う」の解像度

最近の言葉の使い方だと「AIの出現で職を失う」で良いと思うが、職を失うとは何だろうか。一番わかりやすいのは、自動改札機の出現で、改札で切符をハサミで切っていた人たちの仕事が無くなったこと。私が上京した時は既に自動改札だったので知らないけど、…

システム運用はお金で解決したい、ができなくなってきている

ビジネスは基本的に成長していくものだし、拡大していくことが前提で、しかも最近だと「システム」が付いてくる。全部人力で作り上げるビジネスなんてあるのか。いや、ない。あるとしても小規模だろう。人だけで成り立つなんてビジネスを放置しても、きっと…

スキを見せない生き方が理想だが、とても辛い道

これを書いている今は、結構体調が優れなくて、本当は在宅勤務にしたいと思っていたが取りやめた。大事な会議が何本も入っている日だからだ。その会議で別にたいしたことを話すわけじゃないのだけど、出席が大事だ。私は元気ですよ、平気な顔をしていますよ…

貯金しなかったが後悔していない

若い頃に結婚して、あまり貯金をしてこなかった。お金があれば住居やらモノやらに変えてきた。私の時代はデフレまっただ中で、預貯金を預けても金利が全然なかったし、株を買っても上がらなかった。それならということで積極的にモノにした。 気づいてみたら…

インフラエンジニアになるのは簡単か

Q. インフラエンジニアになるのは簡単か? A. 簡単です。 インフラエンジニアでベテランの私でもこう答える。 ただし、なることと、上を目指すのは全く別のお話だ。インフラエンジニアを名乗ること自体は簡単でも、何を仕事にするかは恐ろしく幅が広い。 幅…

業務時間以外に仕事のことは考えてはいけない理由

昔は、寝ている時や通勤時間中に、いいアイデアが浮かぶなんて発想を信じていた頃もありました。 でも、最近考えるのは、そう言った余暇の時間帯に考えたアイデアなんて、業務時間になると「ああ、あれ無理だわ」となることが多いこと。 いい案だとその時は…

一度だけ転職することの良さ

一度だけ転職することの良さというのは、一度も転職しない悪さ、という意味でもある。 転職しない人を見ると損していると最も思うのが、「キャラ」の問題である。新卒から入社していたので必ず先輩がいる。この先輩−後輩の関係性が鬱陶しいのである。 新卒も…

デジタルは、もう一周したのかもしれない

例えば、このブログというアプリケーションにしたって、スタート当時はすごく新しくて、世界に革命をもたらすサービスとしてもてはやされたものだ。HTMLを知らなくても記事を生み出せる。おかげでたくさんの記事がインターネットに生まれ、それらを検索する…

顧客にご満足頂くための心構え

顧客にご満足頂けると、新しい仕事は来るし、逃げられないしでいいことばかりだが、では具体的にどうすればいいかとなると、案外人々のやっていることはバラバラである。 私が仕事で気をつけていることを列記していきたい。 応答をすぐ返す レスポンススピー…

AWS(EC2)の無料枠利用で気を付けること

ブログで、Googleアドセンスを使うときに、ads.txtというファイルをホストしなければいけない、という制約があります。 support.google.com で、はてな社は、設置しなくてもあんまり関係ないよ、と言っているのでads.txtのホストには対応していないと言う状…

Amazonプライムデー、今年もいよいよ開催

2023年もプライムデーの季節がやってきました。 最近、いろいろ値上げが相次いでいて嫌になりますが、どうも傾向を見ていると、「値下げ余力」が高まっていると思います。 つまり、色んなものの定価が上がった分、セールになるとかなり割引ができるようにな…

給料を上げる裏技、効果ある?

給料を上げるための技があるなら、ぜひとも知っておきたいところ。 nikkan-spa.jp 日本は空前の「給料を上げるムード」だ。日本商工会議所によれば、中小企業の6割超が賃上げ実施を予定。しかし、給料UP分を打ち消すほどの物価高が家計を襲い、生活は苦しい…

パワハラ上司にならないために気を付けること

よくわかる。 gendai.media いわゆる「仕事ができるタイプ」の上司を持つと、自分ができるだけに周囲にも同じ水準を要求しがちです。 販売成績や顧客からの評価がよければ会社からも評価されている場合が多く、部下への指示・指導の内容自体は問題ないので発…

「仕事ができる」力量はどのように測るか

最近、仕事ができそうな方がいらっしゃった。この方、どこまでできるのか、と試してみたくなった。どのように力量を測るのか。私は下記の4段階で考える。 レベル1:作業手順を細かく説明し、やって見せてから、やって頂く まだ相手の力量を探っている状況…

あの人、いつも同じことを言ってるね、のカラクリ

高齢の方が「またあの人、同じこと言ってるよ」と煙たがれるシーンが色々な作品で言われることがあるが、何となく、その状態になる仕組みがわかるようになってきたような気がする。 同じ人物が、「さあ主張して見なさい」と言われたときに、ほとんどの人が何…

サポートエンジニアだったときの思い出

サポートエンジニアとして、10年間を過ごしたことがある。 かなり昔のことだが、若手だったときの大半の出来事なのでよくおぼえている。 anond.hatelabo.jp もう新機能とか開発しなくていいから、ひたすらちょっとしたメンテナンスだけしててほしい。 余計な…

有料記事、というジャンルに思うこと

noteに力を入れていた時期があって、有料記事も何本か書いた。 今は、本業が忙しくなってしまい、選択と集中、ということでこのブログの更新だけとしている。何事も勉強ではあるが、何となくコロナ禍中にしかできなかったことだった。ブログもnoteも、なんて…

健やかな組織はつまらない

私が楽しいと思える瞬間って、必ずしも平和な組織の中にいるときではなく、不安定で戦慄が走るような状況の方なのかもしれない。 皆が皆をリスペクトし、決して人を傷を付けず、他人に進んで貢献しようとする。マネージャーは全体タスクを把握しメンバーに公…

若手が会社を辞めるワケ

また、若手が会社を辞める話を聴いた。 遠い部署の話だがもう毎月のように聴く。ITの会社だし、給与も悪くないと思うし、学べることもまだまだあるだろうし、何が起こっているのだろうか。 最近はオフィスによく行くので思うけど、若手に取って一番大事なこ…

システム構築で感じる「最後の一磨き」

コロナ禍が一旦終了したからかどうかわからないが、今、たくさんのシステム構築案件を抱えて忙しくなっている。マルチタスクの連続で、一つ一つの仕事について達成感がないながらも全て前に進めることができている。 そろそろ最終段階、のような案件もある。…

20代、転職してもいいんじゃない?

新入社員、仕事がヌル過ぎて退職することが社会問題化しているらしい。 diamond.jp いまや世間の“常識”となった「大卒新入社員の3割は、3年以内に離職する」――。実はもっと精査していくと、「大卒新入社員の1割は、入社1年目で離職している」ことが分かる。…

社会を這い上がるための考え方

私は貧乏家庭の育ちで、しかも田舎からのお上りさんなので、今の生活を考えるとベクトルは下から上、右肩上がりなのは否定しようがない。大学入学と同時に上京してきた私の銀行口座には数万円もなかったので、そこから考えるとよくがんばった。 今の時代、右…

「残業」に対する世間の認識は、現実を反映していない

残業は悪だ、みたいな論調は根強い。しかし、私が体験した若手の残業観は少し世間とは異なっているので紹介してみたい。 みな残業は嫌いだ、というので残業時間をゼロにしたことがある。全ての業務を見直し効率化・自動化できる部分を最大化した。その上で少…

転職したくなったときの心理を知って、退職を防ごう

どの会社も、自社員の退職防止はミッションになっていると思う。人を採用するコストも年々上がっているので、退職させないのが最もお金の節約になる。 転職と言えば1度やったことがあるし、それはとても良い経験だったと思っているけれど、転職された方はう…

世の中はウソで塗り固められた真実で成り立っている

みんなでがんばろう、とは会社組織でのコンセンサスである。みんなでがんばらない会社なんて一つもない。もしあるのなら解散するべきだし、別々で活動すべきだ。みんなでがんばるのが会社だ。 しかし、会社にいるとがんばらない人はいる。がんばっている振り…

会社という組織に所属してみた感想

中小企業の良さは上から下まで俯瞰できるということ。大企業だと就職しても社長と対面することすら難しい。中小企業では全部見える。何か問題事が起こるとすぐ自分の耳に入ってくるし、問題事の当事者は上だろうが下だろうが知っている人である。そこで起き…

たくさんコンピューターを並べるより、たくさん人を並べた方がビジネスを拡大できる理由

私のキャリアの前半部分は他社常駐のシステムエンジニアだった。同僚は同じ社員であっても全員ライバルだと思っていた。周り全員に勝ってやる、というのがモチベーションで、結構勉強熱心な20代を過ごしたのは厳しい環境にいたからだと思う。それはそれで、…