orangeitems’s diary

クラウド専任40代後半のインフラエンジニア。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

孤独への強さはスキルとなる

私の性格的に、人と群れるのが大変苦手だった。学校生活におけるグループみたいなものには徹底して属さなかった。かと言って社会に属したいとは思っていて、高校、大学、そして社会人と進むことはなんとかできた。家庭もあるし転職も1度だけだし、案外保守的…

「どんどん転職して行く若手」という感想はあなたの会社だけではない

若手ってすごく辞めやすいよな、というのは私の近くの状況。中途採用より新卒採用のほうがまともに人が来るので、会社は常に若い人が補充されてフレッシュな状態を保てているようだが、一方で結構な確率で辞める。次の三十代まで行かないケースが多い。あた…

パワーポイントの時代は終わったのではないか

最近見ていないものと言えば、スライドだ。パワーポイントなどで作るような資料。ここ数年コロナ禍でイベントがかなり少なくなったから、というのもある。また、SlideShareに大量にスライドが出回っていたのが5年くらい前だったが、SlideShareが広告を強制表…

大量の雑な情報で身を滅ぼさないために気をつけること

ネットを漂流していると、様々な情報が乱れ飛んでいる。全ての情報を把握できる人はいない。1いいねも付かない情報から、何万いいねもつく情報まで。量だけで言えば爆発している。テクノロジーの進化でそんな情報をも保管することはできていて、あとは人間…

人と同じことをしていたら価値が下がる

人と同じことをしていたら、他人も同じ技術を得ているので、価格は下がる。つまり給料が下がる。それなのに不思議なことに、「人気の職業」「人気の技術」みたいな話に人々は飛びつき勝ちである。人気だから給料が高いのかと言うと、絶対そんなことない。た…

居場所を社会でどう確保するか

学校って場所は思い返せば異常だったな。 nordot.app 文部科学省は、空き教室を活用して学校内で不登校の児童生徒をサポートする「校内教育支援センター」を拡充するため、新たに設置する自治体に必要経費を補助することを決めた。クラスの中に入れない子ど…

他人にスペックという言葉を使っている人をみてゾッとした

最近はXのほうによく出入りしていて、そこからのインプットが多めだ。その中で、ある書き込みを見た。配偶者に「スペック」という言葉を使っていた。年収や学歴、見た目などでスペックが低いと評していた。スペックが低いけれど私は気に入っている、みたいな…

集団心理の不思議なところ

最近の人々に思うところ。 知らない誰かに、あなたはこうすべきだ、と言われることをひどく嫌う。「説教くさい」という言葉に凝縮される。そう、説教されることを非常に嫌がる。 私は人に説教するのはこういうブログを書けるぐらいなのでできるのだけど、リ…

誰がそんな値段でモノ買うんだよ、という時代に入った

この記事読んで思ったのだけれど。 note.com なにしろ定価が高い。私自身、もう割引なしではスニーカーを買えない、お金がもったいないという気持ちになってしまった。スニーカーは楽しいし、興味はあるのだが、数ヶ月に一度、安い製品を手に入れられれば充…

どんな情報でも得られそうに思える時代を生きる

Google検索に、知りたい、問い合わせしたいキーワードを入れると、とにかく何か返してくれる。動画で見たいという需要もあるのでそこはYouTube。音楽やスポーツなど、言葉では伝わらない非言語的な情報もカバーできる。また、まとまっていない口コミから情報…

社会を変えようとする運動全てに思うこと

夏休みは暑くてどうしようもないので家に籠っているが、おそらく世間も夏休みな人が多くていろんな言論が目に飛び込んでくる。その中でも多いのが、社会はおかしい、こうあるべきだ、という一種の愚痴のような話だ。一種の社会変革運動と言えるとは思うが、…

人手不足は中途採用じゃ解決しない

人手不足です。前から何度も書いてましたね。 nordot.app 共同通信社は12日、主要企業114社に実施したアンケートをまとめた。人手の過不足感を企業に聞いたところ「人手が不足」か「やや不足」と回答した企業が計49%に上り、約半数の企業が不足感を訴えた。…

過去の傾向を無視した方がいい人もいる

有名大学への進学者数などを毎年誇る高校がある。あの高校に行けば必ずではないが、有名大学へ進学できる可能性が高まる、との判断は間違っていないと思う。高校のブランドイメージ向上にもなる。それぞれの高校ごとに実績に応じて評価があり、今がある。 過…

このまま経済は拡大し、成長していくなんて本当なのだろうか

バブル崩壊、ITバブル、リーマンショックなど、経済危機の時はまだ若者で、世間が大騒ぎしているな、位の印象しかなかった。今は立派な(?)大人なので今の状況を鑑みながら、あの頃を考えてみよう。 どの時代を見ても「価値がない物」をあたかも価値がある…

ブルーオーシャン戦略ってもう古いのかもしれない

ブルーオーシャン戦略は、ビジネスの中にいる人なら結構有名な話。 www.nri.com ブルー・オーシャン戦略とは、従来存在しなかったまったく新しい市場を生み出すことで、新領域に事業を展開していく戦略です。新市場を創造することにより、他社と競合すること…

続いて行かない日本

当たり前のように、春には桜が咲き、学校には新入生、会社には新卒が入社し、会社は右肩上がりに成長し人数が増え・・、定年で退職していく先輩がおり、新しい職場や進路に進む人もおり。 そんな日本のイメージは、本当に続くものなのだろうかと最近思ってい…

創業者社長は、会社の中では神様のようなものだから

世の中の会社のほとんどが、創業者社長(もしくは子供が継いだ)の会社だと思うんだよね。だって中小企業が多いこの日本、その会社を作るのは創業者でしょう。上場している会社なんてほんの一部で、上場できていない多数の会社は創業者が牛耳っていると思う…

そもそもデジタル庁という名前そのものがいびつというか・・

組織は目的のために作られますよね。 会社は利益のため。防衛省は国土の防衛のためだし、経済産業省は経済と産業のため。国土交通省は国土と交通のため。デジタル庁って、デジタルのために作られた庁、でいいんですかね。 この、デジタルのため、っていうの…

今のままでは子どもが増えることはないと言える理由

40代後半、もうすぐ50歳が見える私。この年になると上の代から下の代まで見渡せる。 私たちの年代は、世代ごとハシゴを外された経験を持つ。親世代はいわゆる団塊の世代。高度経済成長期において、たくさん働いて、そして給料もぐんぐん上がって行って、しか…

終身雇用制度は終わったように見えるが、代わりの制度は特にない

終身雇用制度は終わりを迎えているのに、その代わりとなる制度がない。 この事実にお気づきだろうか。 終身雇用制度は、昔はどの会社でも当たり前だった。在籍していれば給料が勝手に増える。転職はあまり一般的ではなく、一つの会社で勤め上げることが普通…

ここからの20年、日本に訪れる海外からの投資ブームを考える

第二次世界大戦後、日本に欧米から大量の投資がされた時代、それでバブルが起きたのは有名な話ですね。その頃に私は中高生だったのですが、テレビは「牛肉・オレンジ自由化」ってずっと繰り返し叫んでいて、牛肉やオレンジって自由じゃないのか、って子ども…

借金することの良し悪し

借金することは一方的に悪いという話は、子どもの時から多方面から聴いたものだが、現実は話が違った。 それは違う、と今になると思う。 例えば10万円借りるとする。 10万円をギャンブルで使って0円にしたら、それはトータルで10万円を失ったのと同じ意味で…

いよいよネットのテキストに信頼性が無くなり始めた

これ面白い話ですよね。 www.yomiuri.co.jp 米CNBCは25日、アマゾン・ドット・コムのウェブサイト上で、対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」によって書かれたと見られるレビューが複数見つかったと報じた。レビューの信頼性低下につなが…

地方都市に、新しいチャンスが生まれているのを見逃さない

大手IT企業の日本IBMが、長野市と連携するらしい。 www3.nhk.or.jp 大手IT企業、日本IBMが、高度なシステム開発を行う新たな拠点を長野市に設けることになり、県などと立地協定を結びました。 (中略) 日本IBMの加藤副社長は「IT人材の不足を考え…

選ばれて採用されるのではなく、仕方なくやらざるをえなくなるケースが増える

人口減である。 一方で社会の枠組みは、維持されやすく、ポストの数は変わらない。 そうなると、「1つのポストに対して、たくさんの人が立候補し、その中から選抜して最も良い人がなり手となる」、という方法論が成り立たなくなる。 誰もなり手がいないが、…

ネット上の人間関係だけでは、出会っていないに等しい

インターネットにより、人と人が出会いやすくなり、つながりやすくなったと言われています。フォローフォロワーという方法を軸に、確かにつながりやすくなったように一見、見えますが、これ、幻なんじゃないかと最近思っています。 その関係、最終的に「リア…

気に入らない意見や態度をみせる人と出会ったときの対応方法

誰しも、目の前に気に入らない意見や態度を見せる人と相対する場合がある。 このときにどういう対応をすべきか。様々な考え方があるし、人それぞれで対応も千差万別だと思う。 私ならどうするか。 (ファーストアクション) ・自分の感情より、まずそういう…

競争相手が多い=レッドオーシャン、とは限らない理由

レッドオーシャン、ブルーオーシャンって概念って随分一般化しましたよね。 [新版]ブルー・オーシャン戦略 Kindle版 2005年に初版、そして2015年にいくつかの章を追加され新版として上記が出ています。もう8年前になるんですね。 意味をおさらいしましょう…

「スキルを付けて、会社や社会の役に立ち、評価を上げて給料を上げる!」はもう古い理由

労働者として仕事を見るのではなく、経営者として仕事を考えると随分違った景色が見える。仕事をするのは自分なので下から見るか上から見るか、同じ自分を見ているのに全然意味が変わってくるのが面白い。 会社には社長がいる。会社の始まりは一人の社長から…

昔一緒に働いたあの同僚はどこへ行った?

終身雇用が未だに守られている一部の優良企業には当てはまらないかもしれないが、ほとんどの会社はそうなんじゃないかな、と思うことを書く。 新卒、もしくは中途採用で入社する。入社した時はみんなおめめがキラキラで、将来の希望にあふれている。この会社…