プレイングマネージャー論

IT業界は、20代で会社に入った後に1年、3年、そして10年の壁があるように思う。 1年経過までにまず業界の文化に慣れられるかどうか。合わないと思って業界から去る人はかなりいる。これはこれで得策のように思う。合わないという感覚を持ちながら過ご…

DXは終わった

DXは、ハイプサイクルでいうところの幻滅期に入ったと思う。多くの会社でDXを掲げて取り組んだものの、下記のようになっているのではないか。 ・システムが増えただけだった。 ・クラウドにシステムを持って行って終わった。 ・社内が混乱した。収拾したが色…

試行錯誤を楽しめないのではなく、試行錯誤をする時間が与えられていないだけだ

ちょっと思ったこと。 anond.hatelabo.jp 増えてない? いま、多くの人がやってることって、ググれば大抵のことはヒットする ゲームの攻略法、カードゲームのデッキの組み方、儲かる転売商材、もう何でも でもさー、本当は考えてそこに到達するのが楽しいん…

インフラエンジニアとソフトウェアの関係、そして憂鬱

インフラエンジニアとして常時、何かのソフトウェアを扱っているわけですが。 困るのはソフトウェアのバージョンアップ間隔です。ソフトウェアベンダーも商売ですので、ソフトウェアリリースとともにサポート期間を設けます。最近だと短くて3年、長くて10年…

ソフトウェアは作品ではなく、更新されていく状態のことをいう

仕事が忙しくなってかかりっきりになっているのですが、その中で思いつくようなことは結構いいことだったりすることが多いです。盛大にインプットになっているんでしょうね。 今日はこの話。 ソフトウェアというのは「作品」ではなく「更新され続けていく状…

システムエンジニアは、ちゃんとお国に言いたいことは言っておこう(フリーランスも会社員も)

IT業界、とくにSIer関連については、取引について、大昔からああだこうだと大変な目に遭う技術者は散見され、それにもかかわらず生きていくことがあたかもサバイバル、という形容詞のようでした。 なんで国は・・社会は・・なんて話は良くSNSでも流れている…

IT業界における採用の考え方

IT業界における採用の考え方について書いておこうかなと思います。個人の経験が前提ですので、参考程度にお読みください。 まず、採用時には希望者のプロフィールや人格的な部分の確認を中心に行います。いろいろな会社はありますが、これはどこもやることだ…

どうすれば障害がおきない現場ができるか

見ましたか?、このニュース。 www3.nhk.or.jp 去年、相次いだシステム障害をめぐり、みずほフィナンシャルグループが来週、金融庁に提出する業務改善計画案の全容が明らかになりました。システムの開発や保守に必要な要員を確保するとともに、企業風土の改…

「もうタダ働きはしない」という思いへの考察

オープンソースの開発者が企てた一件、なかなか興味深くて。 www.itmedia.co.jp オープンソースのライブラリ「colors.js」と「faker.js」の開発者であるマラック・スクワイアーズ氏が、それらの最新バージョンに無限ループ処理を仕込むなど、意図的な改ざん…

ブラインドタッチを身に着けている人の割合は?

初めてキーボードに出会ったのは小学二年生のときです。なぜか親がパソコンを買ってきました。なんで買って来たのかは、未だによくわかりません。シャープのMZ-700というもはや骨董品の領域ですが、とにかくこれが目の前にポン、と。 でパソコンが与えられま…

技術者も、最終的には人のつながり、信頼関係

第六波、めちゃくちゃ始まっちゃいましたね。 これ、第五波のときも広がりが半端ないと思ったのですが、今回はそれどころじゃない感じです。増加スピードが加速度的。 症状についてはいろいろ言われていますが、正直言ってシステム運用の仕事って、風邪ひと…

円安が怖いIT業界

私が社会人になってからの25年間。基本的に為替は「円高傾向」だったために、あんまりIT業界の人たちは「円安」で困ったことはないと思うんですよ。 円安が進むとさ、AWSはじめいろんなクラウドの価格が高くなっていく。オンプレのサーバー機器の値段だって…

昔は、企業が社員の人生を背負っていたものだけれど今は

私が新入社員だったころ ーーもう25年くらい前のことになってしまいますがーー は、ITの仕事なんて社会から見たら規模も責任も軽かったと思います。 ①組み込み・・精密機器などの中に入っているソフトウェアの開発を行う。Cもしくはアセンブラ。 ②パソコン・…

社員に教育コストを投下しない会社に未来はない

個人の勉強は誰がコストを負担するべきか 年末年始のお休み期間は、自分自身のありようについていろいろと考える人は多いようです。普段忙しい時には棚上げしていたことを考える時間が急に与えられるわけですから。いろんな決断をされた方もいらっしゃるでし…

令和に働く人に不可欠なデジタル人権を定義する

デジタル人権とは もはや働くためにはデジタルが必要なのですが、どの職場でも手のひらにあるかと言われるとそんなことはありません。本来、前提として働く人それぞれが入手できているべきデジタルが、環境によってばらつきがあるというのは、これは是正しな…

日本の会社、なぜデジタル化が周回遅れになってしまったのか

IT業界にいても、現場によって「洗練された職場」、「昔さながらの古い職場」、それぞれあります。むしろ同じ会社にいても部門によって考え方が違ったりして、いつもツイッターは不平不満が溢れているのですが、それでもIT業界にいるだけマシ、とも思うこと…

システム運用エンジニアのつらさとやりがい

2021年最後の話題がシステム運用の話というのは、まあこの仕事、24時間365日、どこにいようが何をしてようが逃げられないんだよという裏返しでもあります。 システムトラブルで一回の作業についてあれこれみんな言う。でもその裏で9999回成功してきてるけど…

バックアップを取ること自体に、リスクがあるという現実

システム運用の仕事に関わって随分長いので、バックアップという行為についての危険性は十分に承知をしています。数年前にバックアップ絡みで大きな事故があったのを記憶していて、あの件から多くの人が学んで最近はもう聞かなくなったとおもったら、先日ま…

IT業界の「数学やったほうがいい圧」はどこからきているのか

今、IT業界で技術者を名乗るなら、数学できるべき説が流行しているらしいですね。 なんで、IT業界人の「数学できたほうがいい」がこんなに盛り上がるかというと、できない人のほうが多いからだと思うよ。ちなみに私もできませーん。 — orangeitems (@orangei…

IT業界でメンタルがやられそうな瞬間

IT業界はメンタルが弱くても大丈夫だよみたいな記事を見てしまったので、いやいや、おいおい、何の冗談だよと。 過去を振り返ると屍が落ちていて、屍を避けながら20年超やってきましたよ。 どこでそんなにメンタルを消費するのかい、ということを言語化して…

2022年に来るって言われている技術の感想

未来のトレンドになりそうな技術は、先に知っておいて損になることは何一つない。 xtech.nikkei.com 新型コロナウイルスの影響が続く2021年。多くの企業はリモートワーク環境の整備を進め、ゼロトラストといった考え方が浸透した。どこからでも利用できるシ…

IT業界、薄給説

おーい、お給料減ってんぞー。 www.itmedia.co.jp パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」が、「IT職種の平均年収ランキング2021」を発表した。その結果、2021年のIT職種の平均年収は438万円で、昨年から14万円減少していることが分かった。 何だか…

就職氷河期由来の絶対的プレイングマネージャー、の転機

就職氷河期っていう定義って少し複雑なんですが、私もその一員ではあります。初期の方ではありますが・・。 就職氷河期の絶対的プレイングマネージャーって、30代の部下は不在、20代入るけど経験不足で、「ああもう自分でやるわー(錯乱)」となり、一人で全…

IT業界は、なんで中途採用者を厚遇し、ずっといる人を冷遇するの?

今日は、待遇のお話です。最近はTwitterの方もアクセスが増えまして、誠にありがとうございます。 IT業界はさ、年収350万→500万は、どの会社ももう機械的にやったほうがいいと思うんだよね。なんで、みんな転職しあって実現してるん?500→800とかも実感とし…

日本のIT業界が詰んでいる理由

IT業界も長いですが、実感したことがあったので語ります。 なんかわかってきたんだけど、社員の教育には一切お金をかけないために社員が能力不足。一方でお金を採用活動に使い中途採用で他社の能力を買おうとする。こんなことばかりやってるから、採用もうま…

LINE Pay決済情報がGitHubに流出する件は防げたのか

LINE Payの件、ご存知かとは思いますが、こんなことが起きています。 linecorp.com このたび、ソフトウェア開発のプラットフォームである「GitHub」上で、一部ユーザーのキャンペーン参加に関わる情報が閲覧できる状態になっていました。閲覧可能となってい…

無駄な会議に呼ばれ、そして呼ばれなくなった話

転職して間もなかったころの話。 新規システム構築のプロジェクトが発足し、私はインフラ側の担当者にアサインされた。結構世間でも有名な会社との取引だったし、金額も大きく、それに伴いサーバー等の規模も大きい。顧客の期待に添えたいと思い、プロジェク…

ローコード・ノーコードの話

最近はとにかくデジタル化しなければいけない、という状況のもと、何かと言えばプログラミングなのですが、このプログラミング。結局はテキストから形成されるテキストの集まりです。文字です。この文字と相性のいい、論理であったり数学であったりといった…

就職氷河期の車窓から

就職氷河期のころ、私は運良くITの会社に引っかかって就職できたけれど、今から考えれば結構ひどい環境だったように思う。 会社からしてみれば、雇える若手など山のようにいるのだ。求人を出せば安い条件でもわんさか希望者が集まる状況において、雇った社員…

AIのある世界で生きていくために

AIが確実に仕事の現場が入りつつあるが、このまま人間の仕事が奪われていくのではという危惧がある。これは一面から見れば間違いない事実であり実際に奪っていっている。 www.nikkei.com 人手に頼っていた保険金の審査や支払いが変わる。損害保険ジャパンは2…