orangeitems’s diary

クラウド専任40代後半のインフラエンジニア。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

生成AIの普及に懐疑的な今の私

生成AIについては、比較的すごく使っている方に位置する私だが、これを仕事に持ってくる気が全然しない。ある記事を読んで、メールの返信にかかっていた時間を、〇〇時間削減、みたいな話が書いてあった。いやそれなら数年前のRPAブームの時の方が派手に記載…

AIがどうインフラエンジニアの仕事に取り込まれてくるか

ここ最近の技術界隈を考えると、新しい取り組みはほとんどAI絡みになっている。AIをどう既存のテクノロジーに実装するか、ということにたくさんのプロダクトが取り組んでいて、争っている。逆に言えば、AIじゃない技術は全部止まっている。 インフラエンジニ…

生成AIの持つ可能性と、それを身に付けないリスク

自宅でパソコンに向かっている時のほとんどの時間を、生成AIの使いこなしにかけています。 そんな大げさな、と思うかもしれませんが、これはそこらのエンターテイメントとは格が違います。無限にアウトプットできかつそれらが毎回中身が違うので、終わりどこ…

そろそろ現実解としてAIを無視できなくなってきた/買うか?

仕事柄、エンタープライズIT、いわゆる企業が使うITについてのニュースをよく見るが、最近はAI、生成AIと言った方がよいか、こちらのニュースが半分くらいである。よくそのニュースを見ると、AIを生成しましたよ、なんて話は全くない。既存のAIサービスをど…

AIが取って代わる仕事がわかってきた

まだ私の職場ではAIを導入したことはないのだけど、ああ、近未来に導入したいなというイメージができ始めた。AIが代替する仕事についていくつかの特徴があるのでまとめてみる。 ①パソコンで出来る仕事 会議を開いて誰かと折衝や調整したり、というのはパソコ…

AIで仕事が奪われるなんてぼやくより

ここ最近、ずっとStable Diffusionをさわり続けている。家ではもちろんGPUがあるのでローカルで動かすけど、家の外でも興味がつきないので、Google Colab Pro(2023年8月現在1179円/月)も契約し、外にいてもさわれるようにした。Google Colab Pro上でStable…

人を使いこなせない企業は、AIも決して使いこなせない

私が所属する組織はこの1年で増員を行ったが、それぞれのメンバーが成長してくれて、頼もしいことになっている。ある程度の初期段階を経た上で意思疎通ができていると、メンバーたちだけでいろいろ創造的に議論をし、よりよい方法を開拓してくれる。マネジメ…

AIの危険性のようなものを体感してみた

このところStable Diffusionとやらが流行していて、かつブームどころか性能はどんどん上がっているっぽいので、手を出してみた。手持ちのNVidia GeForce RTX 3090の能力も持て余してみたので、さて最近のAIはどうなんだろうと興味津々。 Windows 11で試した…

周回遅れでAIを使ってみて感じたこと

そもそもNVidia GeForce 3090を所有しているが大したゲームもやっていなくて、宝の持ち腐れであったのだが、ここ最近AIが盛り上がっているのでちょっとやってみた。※何のソフトウェアかはさておき。 GPUを持っていれば自宅PCでも、機能の片りんは確認できる…

「職を失う」の解像度

最近の言葉の使い方だと「AIの出現で職を失う」で良いと思うが、職を失うとは何だろうか。一番わかりやすいのは、自動改札機の出現で、改札で切符をハサミで切っていた人たちの仕事が無くなったこと。私が上京した時は既に自動改札だったので知らないけど、…

AIが記事を生成しつづけるブログを見てしまった件

こうやってブログに毎日2回投稿しつづけるのは大変なわけだけど、ネットを見ていると、完全にChatGPTに作らせたブログが散見されるようになってきた(ほんとにあった)。 もちろん、そのブログはGoogleアドセンスを貼って収益化している。 Googleアドセンス…

AIの出現で奪われた仕事を見た話

ChatGPTと言えば、かなり知名度も上がり私のブログの読者ならば認知度100%だと思うが、周辺から情報が入ってきているのでそのお話。 ChatGPTで仕事が奪われるなんて先の話でしょ、とお思いの方がほとんどだと思うが、もう実際に仕事がなくなっている。どん…

AIで得する人/損する人

AIがかなりの勢いで世の中に受け入れられていて、一方で将来の自分の仕事は大丈夫だろうか、と不安になっている人はやたら多い。仕事が無くなること自体は死活問題なので歴史を振り返っても技術革新との間で人間が翻弄されている。今日の今はAIというだけで…

いつになったら、私の仕事をAIが奪いに来るのですか?

AIが伸長すると、仕事が奪われるんだ、みたいな論調をよく見かけるようになった。じゃあ、私のやっている仕事も、誰かに引き継ぐんじゃなくてAIに引き継げばいいかな、なんて発想もあるけど、いったいどうやってAIが私の仕事をやってくれるんだろう。 「この…

AIで調べたことをエビデンスにする人が激増して気が失せる

どんどんマイクロソフトがAIと人々の距離を縮めようとがんばってますよね。マイクロソフトのUIはいつもなんだか微妙で、まだ多くの人々がBINGやマイクロソフト製品からAIを毎日のように使うようにはなっていないように思うんですが、時間の問題かもしれない…

人の心をどう分析し理解するのが適切か

脳科学者の記事を読みました。 toyokeizai.net 「老害」というと、「すぐ切れる」「空気が読めず周りに迷惑をかける」など、トンデモな老人をイメージされるかもしれません。しかし、実はこれは脳の老化によって脳機能が低下することで起きる特徴でもありま…

インフラエンジニアが要らなくなる方法

定期的に、将来インフラエンジニアは要らなくなるという意見を見る。そもそも、IT業界の中であまり人気のないこの職種。しかも将来性がないとまで言われるとますます、なり手がいなくなるよと思う日々である。誰だそんな記事を今日も書いているのは。 それな…

対話型AIの流行、思考力の低下より、自動作文に感動していないか?

ChatGPTに代表される対話型AIがもたらす社会的悪影響のお話。 www.tokyo-np.co.jp チャットGPTは米新興企業オープンAIが開発。インターネット上の膨大なデータを学習し、利用者の求めに応じて違和感のない文章を生成する。生産性向上の期待がある一方で…

がんばると報われる、のウソ

がんばると報われるというのはウソだと思う。 がんばらなくても結果はでる。何をしたかが重要で、がんばったかは関係がない。 よりがんばったほうが、報われやすいという側面はある。ただ、無駄にがんばっても報われない。 こういう発想を、できるだけ若いこ…

AIで仕事がなくなる、と考える人に足りないこと

AIが我々の仕事を奪う!という話はもうわかったから、一度落ち着こう。とりあえずそれは明日じゃない。明日起きないことを、感情的に話したって何も出てこないよ。そんなことに時間を使うなら今日やらなきゃいけないことをがんばったほうがいい。 さて、こう…

まだ部下としては使えないChatGPT

よくぞここまで来たもんだ、のChatGPT。ただ、ここから先に行けるかどうかは正直不透明だと思う。彼、まだ反応速度が遅い。質問したときにいろいろ考える時間が必要らしく、正直私が調べた方が速いよと言うことが多い。また、答えが返ってきているのを見なが…

むしろAIに仕事を取られたい的な話

私の職場における属人性は強く、相変わらず私しかできません、みたいな仕事が多い。そういう仕事が発生するたびに、言語化し、教材化し、そして指導する。そういう書類を作らせても結構自分でも気に入るものができ、そして伝えるときちんとメンバーは学んで…

適当に情報をまとめて報告書を作るような仕事がどれぐらいあるか

AIというか、大規模言語モデルがどんどん進化している理由として、 「適当に情報をまとめて報告書を作るような仕事」がめちゃくちゃ多いからではないかと考えている。 この、「適当に」というのがポイントだ。機械はいつでも正確にロジックに基づいて答えを…

プログラミング型指導はオワコンだ

プログラミング型指導とは、こういう指導のことを言う。 ・現場の業務について、物事の筋道(ロジック)を中心に細かく教える。・条件分岐が判断の中心となる。・マニュアルが整備され、マニュアルの通りにやることを指導する。・例外発生時は、上司に報告す…

AIからは逃げられない、仕事を奪われないための発想

私はよく競馬場に行くのだが。 競馬場と言っても、もちろん関東住みなので府中や中山の中央の競馬場には週末行くが、それだけではなく、南関東の地方競馬場、川崎・大井・浦和にも行く。船橋だけは行ったことがないがいずれ行くことだろう。そう言えば、この…

部下は「AI」だと思うと腑に落ちることがある

ITの世界にいると、人間を「システム」として理解する節がある。部下を育てたいと思うときにこう考えてしまう。 ・要件定義=どういう部下になるか、組織のあり方を前提に方向性を決定する・設計=方向性に対して、どのような教育を施せば成長するのか具体的…

読解力が重要な時代が近づいている、なぜなら

このブログも日本語で書かれた文がつらつらと書かれているわけだが、いったいどのくらいの人に全体の主旨が正確に伝わっているのだろうか。それは私の作文力も大いに関係していると思うが、それが一定の水準に達しているとすれば、読解力に大きく左右される…

AIによる著作物があふれる時代を生きるとして

NHKのニュースで自動音声を使っているコーナーがあるけど、ますます人の声と似て来たな、と。いやまだ、よく聞けば聞き分けはつく程度だけど、結構時間の問題だなと思うところまでは来ている。 Googleのサブスクで音楽を聴いているけど、たまに妙な音楽が流…

なぜ、コンピューターは、文句を言うばかりで自分で問題解決してくれないのか

IT業界にいない人は少し不思議に思っているんじゃないかと思う。 「ディスクの使用率が80%を超えました。注意してください。」 とログなどにアラートをコンピューターが書いたとする。 ディスクの使用率が100%になったら何も書けなくなるから、システムは止…

AIで仕事が奪われるとして

新しいテクノロジーが出てきて、よく話題になるのが、それで人の仕事が奪われるかという話だ。今回はAIである。 IT業界にいると思うのが、IT業界はむしろ人の仕事を奪う側にいるということだ。システム化して自動化した結果、たくさんの事務仕事が消えたのは…