orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

目的を叫べば人は動き出す

構成資料が更新されない、という悩みを持つ現場は多いと思う。 構成資料を更新しなさい!、と上司が口酸っぱく言っても、いざ資料が必要なシーンになると古かったり、もしくは存在しなかったりしてがっかりする。 更新されてないということが発覚するまで、…

世の中は階層社会で、一度下の層に組み込まれてしまうと上に行けないのか?

最近は、X brueが長文投稿できるようになったのを機に、長めの文を書くようになった。 「手取り26万」が話題に上がっているようだ。私も同じように、その頃結婚もしたしマンションも買ったし、その上子どももいた。もう二十年くらい前になるかな。… — orange…

指示を出さずに部下が働くという理想を達成した後、働かないオジサンにならないために

部下が育ち、自主性を持ち、自律的に組織を動かし日々の仕事をこなしていく。一言で言うとシンプルだがあまりにも難しい目標だ。優れた部下が簡単に集まるならいいが、少なくとも私の周辺では未経験者もしくは若手中心となっている。当初から主体性を発揮し…

縦割りの会社

会社に所属しているけど、9割の人とは話したことがない。残り9割は、面白いことに十年の間にほとんど入れ替わったと思う。辞めない1割、辞める9割。 せっかく同じ会社にいるのに、ほとんどの人と話もする機会がない。それは残念だなと思う。会社の社風の下に…

脱マイクロマネジメントの勘所

マイクロマネジメントとは何だろうか。 部下が3人いるとする。全員未熟だ。いろんなことを指導して一人前にしなければいけない。それぞれ習熟度は違う。同じことを3人に伝えているとわかっていたり、わかっていなかったり、わかっている振りをしたりで、何と…

「経験」が壁にならないためにどうするか

私の若手の時のキャリアが「サポートエンジニア」だったために、結構苦労した。というのも、インフラエンジニアとは言えないしもちろん開発エンジニアでもない。電話やメールを受け付け、それに対して調査をし解答をするという仕事で、それはそれでかなりの…

一度だけ転職したときの最悪な思い出

今まで一回だけ転職したことがあって、その時にとんでもないことがあった。出社最後の日の話。と言ってもほとんど他社のオフィスに常駐していたので本社オフィスに行くのはもう何年ぶりというレベルだった。新卒で入って十数年、色々あったがお世話になった…

ミスしていい仕事はあるか

仕事はミスしてはいけない、と思い込んでいる人が多いようで。 もちろんミスが多大な悪影響を与えることがあるので、全てのミスは許容できないけど。私の場合は、人間がやっても、むしろ機械がやってもミスというものは起こり得ると思っている。 ミスがどの…

若手を育てるなら、部活動顧問のイメージで

高校の部活動の様子などを見ていると、都会の大きい高校なんて部全体で何十人、場合により百人以上を抱えている場合がある。もはや組織、である。部活の顧問を担当される先生は、毎年入れ替わる彼らを束ねた上で成功体験まで与えるのは非常に大変だろうな、…

会社にはいろんな会議がある

たまにはXのPostを貼りつける。 なお「報告・共有したい人」→定例会って会議が圧倒的に多いのも補記しておきます。 — orangeitems (@orangeitems_) August 20, 2023 ほぼフルリモートの期間が1年くらいあり、そこから徐々にオフィスに復帰して今はオフィスに…

自走する組織を手に入れた後、やるべきこと

本業の話。 去年辺りで流れがぐっと変わって、私一人+αの個人商店、一人親方だった部署の体制が見直された。組織改編に伴い仕事の場所も物理的に変わった。属人的だった仕事の仕方をより組織化する方向に舵を切り、併せて会社の外からも協力を得て、目の前…

自分が余っているマネージャーの気持ち

マネージャーが属人的になっていて、仕事がマネージャーに集中しメンバーが暇になる。これは組織を成長させる上で最も優先度の高い課題であると思う。マネージャーは仕事を振り分け、かつ組織で対応できているかを承認する番人であるべきだからだ。番人が槍…

「多様な働き方を認めないといい人材は採れない」を過大解釈してはいけない

Xでいろいろ言ったのもあって、臨時でこの記事を書いておく。オフィス勤務とリモート勤務の件だ。 times.abema.tv 日本では、人手不足も深刻になっている。滝川氏は「採用の上で、多様な働き方を認めることも必要だ。そうしないと、いい人材を採れない」とい…

会議が活き活きとするために必要なこと

今年に入って、多くリアル会議をするようになった。テレワーク中心の仕事を改めたからだ。2年ちょっとはリモート中心だったので、改めて会議とは何かを考えさせられた。特にリアル会議は物理的に人々を会議室に拘束することにもなるので、少しでも不快な、…

部下を退職させる上司にならないための防御策

会社員にとって、ここ最近で最も評価を下げる要素って、部下を辞めさせる原因となることだと思う。人材を採用することが難しくなっている。人だったら誰でもいいとなればいいが、そういうわけにはいかない。年齢、スキル、現住居や業務内容とマッチングした…

少数精鋭体制は怖い

生産性の議論をするときに思う。できるだけ「いらない人」を削ると一人当たりの利益額は増えるので生産性が上がる。究極には少数精鋭で、皆が稼ぐ人になると最も効率のいい状態となる。企業が従来の制度であった、終身雇用や年功序列を否定して生産性を下げ…

過去の傾向を無視した方がいい人もいる

有名大学への進学者数などを毎年誇る高校がある。あの高校に行けば必ずではないが、有名大学へ進学できる可能性が高まる、との判断は間違っていないと思う。高校のブランドイメージ向上にもなる。それぞれの高校ごとに実績に応じて評価があり、今がある。 過…

大変な思いをすると、その分成長につながる

厳しめのスケジュールで課題を与える。 質問されたことには丁寧に答えるが、それ以上は何も手伝わない。 このようなポリシーで仕事を与えると、ご覧の通り挑戦的なので、できるだけ部下たちは自分たちでやってやろう、と意気込む。 そしたら、案の定詰まって…

人気の職業って危ないんじゃないの?

IT業界なんて今では持てはやされている(ほんと?)けど、私が新卒で入った25年前は不人気・・というより、知名度が低かった。他人に仕事内容を話してもピンと来られないのがずっと続いた。銀行員とか、商社マンとか、一言でズバっと言える仕事ってあるでし…

本物を顧客に届け続けるという最強の営業方法

会社員をやっていると「どうやって売るか」「どう潜在顧客にアクセスするか」ばっかり気にしてしまうようになる。どんな商品やサービスでも、営業方法さえ良ければ売れるという錯覚にかかってしまう。売上目標を立て、何しろ売る。10の力を使って10売れ…

指示待ち部下を何とかするための方法

指示待ち部下、主体性がなく、言われたことしかやらない。何かやるとしても慎重過ぎて手が動くのが遅い。そんな人をどうするかという課題について、長年いろいろ案を思いついては行動してきたがなかなか答えが出なかった。しかし、ここ最近、「これは?!」…

「ダメならダメでもいいか」は悪くない

会社で働くと、いつも数字に追い立てられる。今年凌いだとしても、来年はそれ以上の結果を要求される。毎年昇給したいのは誰しも思う所だから、そりゃ、計画された数字を超えないと昇給もままならない。だから、やるしかないのだけど。 でも、どうやったって…

人が完全に入れ替わっても会社は続く、という前提

例えば今私が引継ぎも無く会社を辞めたら、私が所轄する仕事は大混乱になると思う。事業が継続できるかどうかもわからない。現存メンバーで保てるところは時間稼ぎができるとして、そうではないところ。技術力が及ばない部分についてはどうするのか。どこか…

案外、楽でもあるブラック現場

パワハラまがいの指導が常態化しているような会社の話を聴くと、何だか昔のことを思い出す。そういう働き場所もあった。あったけれど、そこで苦しい思いをしたかというと案外違う感想も持っている。 そもそもの前提として、会社で生きることは競争を意味する…

一度変えたらしばらく何もしないのも大事

様々な情報を鑑みて、対策を立ててさて実行に移したとする。 さあ、効果はどうだろうか。せっかく対策も打ったし、すぐに結果がでて欲しいと思うのが人情。 しかし、ここで私は、また何か気になりだして対策・・と衝動的に動いてしまい、過去うまくいかなく…

伸びる人は、結局「自問自答・試行錯誤・熱中」の3つを持っている

もうさんざん、他人を観察してわかってきたことだが、人には伸びる人と伸びない人の2種類がある。グラデーションみたいになってなくて、2通りである。それぞれで未来が大きくちがう。伸びる人は途方もなく伸びていくし、伸びない人はある地点で成長が止まっ…

ノルマを与えられた感想

新しい会社に入って・・とは言えも10年経つのだけど、初めて「ノルマ」を与えられた。いわゆる売上と利益について、年度前に計画を立て、それを達成すれば評価が高くなり、達成しなければ評価が下がる。 この10年を思い返してみても、ノルマを下回ったことは…

組織を活性化する、一人のヒーロー

組織全体の技術レベルを考えたとき、安定する時期がある。安定とはとてもいい意味のように聴こえるが、言い換えれば伸び悩みである。伸び悩んだとしても、高いレベルにあれば困ることはないのだが、それは贅沢な話だ。私から見ていて、どうしてこんなライン…

仕事を整理するより、人を整理することが先決

一人ではこなせない量の仕事は組織で分担して対応していくしかない。組織論になるとIT技術者は「専門外です〜」と逃げる人も多いのだが、結論としては逃げようがない。組織で対応しなくてもいい仕事なんて、とても規模が小さく責任もなく、いつか切り捨てら…

くだらないものはやめてしまえばいい

振り返ると、自分から何かをやめる、ということはほとんどない私だが、細かい意思決定についてはものすごく速い。いろんな前例踏襲を、目にもとまらぬスピードでやめたり変えたりしている。きっと、他人から見ると、壊れた人に映るかもしれないなと思いつつ…