orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

伸びる人は、結局「自問自答・試行錯誤・熱中」の3つを持っている

 

もうさんざん、他人を観察してわかってきたことだが、人には伸びる人と伸びない人の2種類がある。グラデーションみたいになってなくて、2通りである。それぞれで未来が大きくちがう。伸びる人は途方もなく伸びていくし、伸びない人はある地点で成長が止まってしまう。

もう25年選手なので、その違いが時間とともにどんどんついて、えらい差になっているのを何度も見たことがある。全員が伸びる人だったらいいな。この違いは何から生まれるのかについて、自分なりの意見を持っているので書いてみたい。

タイトルにある通り「自問自答」「試行錯誤」「熱中」この3つの素養を備え持っている人が、伸びている人だと思う。

 

自問自答

最近はChatGPTに問いあわせをして答えとして使うことが流行っているが、もしありのままにその回答を使う人がいれば考える機能が失われるといっても過言ではない。

自分の中で疑問が出たときに、いろんな方向から考察をして答えを出せる人。端的に言えば自問自答の精神だが、人間の頭の中でこれが行われていると、勝手に頭が賢くなっていくんじゃないかと思っている。

自分が全て正しいことはないのだから、何か疑問に思ったときに自分で考えて、場合によりいろいろな資料にあたり回答まで持っていく。回答まで持っていけない人は、残念ながら次回同じ質問が来たときに、同じ悩みを繰り返してしまうだけである。

自問自答って、実は眠っているときも頭の中でやっているようで、自然にできる人の伸びが強いと思っている。

 

試行錯誤

一発で回答を出す人は、短時間で一つの課題を終えられて優秀なのだが、落とし穴もある。いやこっちが正しい?あっちかな?。試行錯誤の多い人は無駄なプロセスが多いように見えて、それらを全て実力に変えているようなところがある。

一つの質問なのにいくつものネタをひねり出すので、一見要領が悪いように見えて、学習量は人の数倍。試行錯誤を積み重ねた結果、いろんな質問に答えるための知識を得て、結果として「あの人なんでも知ってるね」になりがちだと思う。

答えを出した後も不完全性のようなものを感じ、もっといい答えがあるんじゃないか、と追求をしていくモチベーションってどうやって授けられるものだろうか。

 

熱中

自問自答や試行錯誤を行う根源と言えるのが、熱中しているかどうかだ。熱中するって、あんまり最近、日常会話で言わなくなった気がするが人間の心の動きとして重要だと思う。熱中できるときは集中力が激しく、かつ長時間使われるので、やたら学習能力が向上するように思う。

人により何に熱中できるかが変わるので、何を選び仕事とするかは大変重要であると思う。今、現時点で能力が優れているうんぬんより、熱中して取り組めるか。

なかなか、自問自答しよう、試行錯誤しようと思ってもできないが、熱中するとそれを人の心は勝手にやり出す。

 

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部下の能力が低いし、なかなか伸びないというときはおそらく、教える内容、教え方などなどが主因子ではないのかもしれない。本人がどうやれば、仕事に対して執着をおぼえ、不完全さを感じいろいろ健全な範囲で悩み、そして試行錯誤することを熱中してやってくれるかどうか。

誰もがそうなれるかはともかく、仕事に置いて「伸びる人」「伸びない人」の区別とその結果は残酷なものである。だから、自分を身を置く環境は非常に大事だ。どんな方でも、どうにかしていい状況に持っていけるように工夫してほしい。