orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

会社にはいろんな会議がある

 

たまにはXのPostを貼りつける。

 

 

ほぼフルリモートの期間が1年くらいあり、そこから徐々にオフィスに復帰して今はオフィスにいることが多くなった。組織力を強化する目標もありリアル会議が増え、ああ世の中はいろんな会議があるんだなと認識した次第。一時期は「会議=ムダ」と脊髄反射的に考えることもあったけれど、ちゃんと効用を理解して使えば相当に利用価値がある。オフィスで働く大きなメリットの一つに、リアル会議ができることだというのは、フルリモートの経験があってこそわかることである。

その会議、目的によってなすべきことが全然違うので、それぞれの会議について深掘りして見る。

 

ディスカッション

チームが問題を抱えているときに行う会議。

課題は共有されているが、それに対しての対応が決まっていない。対応案を具体的に列記し、それぞれのメリットやデメリットを出し合いながら、全体の意思を決定していく。

この場に決定権者がいないと、非効率になることがある。ただ、最近のトレンドでは決定権者があまりにも決定に介入し過ぎると、メンバーは主体性を失くし、決定権者の言うことだけ聴いてればいいんでしょ、となってしまう。マイクロマネジメントの一番の弊害である。じゃあ決定権者がこの会議に出ればいいんでしょ、となるが、独談会みたいになり、ディスカッションどころじゃなくなる。

適切なマネジメントが展開されていてこそ、ディスカッションは成り立つ。

 

ディベート

利害が確実に分かれていて、どちらにすべきかというときの会議。

少し大げさだが、裁判なんてディベートそのものである。主張ありきで、すり合わせや調整などはない。

会社においてディベートの状態の会議が起こると、敵対関係に陥るのでできるだけ避けたい。ただ、ディスカッションの振りをしてディベートを仕掛けてくる「敵」のような人物に遭遇することはある。

私は、対立構造がめんどくさいので、そういう空気を感じたら即座に降りて、その意見に乗っかってみることの方が多い。どうせ相手が間違っていればその話は実行されない。それに気づかない相手が愚かなことがほとんどなので、相手に気づかせてやることで対立を回避している気がする。

 

ブレスト

いわゆるブレーンストーミングのこと。

大枠の議題はあるが、まだ何にも決まっていない。でも先に進めなければいけないのでとりあえず集まって、思いつく限り色々言い合ってみるという会議。

私はこの手の会議が苦手だ。それより早く議題を先に頂いて、一人で考えてと言われればいくらでも案は出そう。多分、他人の考えるテンポと合わないんだと思う。

考える、というのは人それぞれで多分、全然違うことをしていそうな気がするから、同じ場であれこれ考えるのは苦手。

 

雑談

オフィスに復帰して痛感しているのが、この雑談的な会議の有用性。

定期会議を装って、30分ほど集まって雑談をする会議を行っている。

これが、非常に機能する。飲み会ではなく、あくまでも業務の中で気づいたことや思ったこと、世間で気になることなどを言い合う。

もちろん一緒に仕事をしている仲間なので、業務内容がほとんどだが限定しない。

これを積み重ねることで、何か課題が起きた時の協力が恐ろしくパワフルにできる。やっぱり全然知り合っていない人と仕事するより、雑談を積み重ねた相手とやったほうが、力が出るんだね、人って。

よくよく考えると、参加者同士でお互いに協力し合う仕事もそんなにないんだけど、いざと言う時助けてくれるんだなという実感が得られやすい。これは無駄にならないな、という実感がある。

 

定例会

よくある、参加者メンバーが集まって互いに報告し合うと言う会議。社会に出たらすごーくこの形式の会議が多い。自分に与えられた時間は5分。あとはずっと人の報告を聴いてるだけ。みんな意見を出すわけでもなく。

でも10人いたら50分かかるわけで、その他の人の報告が自分に直接関係ないものだとしたら、すごく無駄に感じる。私も感じてた。

最近はこの手の会議も意味はあると思っていて、関係のないことを知れる機会でもある。この会社はこうなっているんだ、みたいなことを知れる。全体の中で自分はこうあるのか、というのをわかることは案外大事かもしれない。自分を最後に支えてくれるのは会社だから。

定例会とはディスカッションやブレインストーミング、雑談をする場じゃないと思ったら、なんとなくやるべきことはわかるはず。

 

**

 

それぞれの会議、特色と目的が全然違うので、間違えると会議自体に失望してしまう。会議に臨む前には、何が求められるか把握して、参加すると「会議はムダ」なんて話にはならないでしょうね。