orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いやそこまで言語化できてないから

人を育てなきゃとは思うけど、じゃあ何を自分は知ってるんだと。自分が知っていることが教科書になってて、その教科書通り教えればいいんだったら、私から教わるより教科書読んだ方が速いよね。つまり教科書になんかなっていない。 システムなら設計図のよう…

AIがどうインフラエンジニアの仕事に取り込まれてくるか

ここ最近の技術界隈を考えると、新しい取り組みはほとんどAI絡みになっている。AIをどう既存のテクノロジーに実装するか、ということにたくさんのプロダクトが取り組んでいて、争っている。逆に言えば、AIじゃない技術は全部止まっている。 インフラエンジニ…

SESについて思うこと

SESと言うとシステムエンジニアリングサポート、準委任契約、のような言葉で通用している言葉だ。私も新人から長いことこの枠で働いた。ざっと十年以上。他社常駐と言って、働く場所が自社ではなかった。自分の会社に通えないし、それが十年も続くと感覚はお…

プレゼンテーションスライドはこれからどう作ればいいのか

パワーポイントでこれまで日本人がよく作って来たテンプレートがもはや通用しないのではないか、という話の反響がかなりあったので、補足しておきたい。 www.orangeitems.com 終わったのであれば、何が始まったか、ということだ。 世界レベルでの最先端を知…

会議で黙っている人をぞんざいに扱ってはいけない理由

たいていの人は、何か気になることがあっても黙ってやり過ごす。特に日本人はこの傾向が強い。会議があっても淡々と報告者の報告を聴いているだけで、よほどのことがないと質問しない。反対意見を言うならよっぽどのことだ。だからこの国には、言ったもん勝…

ダメだ、良くない、的な意見を耳に入れるのは非効率

大きな会社にはたくさんの人がいて、だからこそ適応できずに辞めていく人は多いと思う。合計すると大した人数になる。その人たちが外で「あの会社はダメだ、良くない」的な話をし出すと「そうだそうだ」となることがある。あの大きな会社はこんなに悪い!一…

退職したくなる人の気持ち

会社制度というのはよくできているもので、同じ業種で、同じような仕事で、同じような責任であれば、転職してもたいてい年収は変わらない。著しく同業他社の給与水準より低すぎる、ということであればそりゃ、やってらんないということで他社に移るだろう。…

誰でも、副業とは何か、くらいは興味を持つべきだ。

私が社会人になってから、25年ほど経つが、ずーーーーっとこの話題はあり続けている気がする。 gendai.media 投資や副業を始める20~30代の若者が増えている。 その理由は「より豊かになるため」ではなく、「ただ働くだけでは将来が不安だから」だという。 …

見積で学べること

最近、商談が活発で見積を作ることが多い。ここ数年は商談が止まっていた傾向だったので喜ばしいことだ。経済が動き出しているということか。 この前失敗したな、と思ったのが、価格を強めに出し過ぎたこと。一発目は「概算でお願いします」とかいうくせに、…

生成AIの持つ可能性と、それを身に付けないリスク

自宅でパソコンに向かっている時のほとんどの時間を、生成AIの使いこなしにかけています。 そんな大げさな、と思うかもしれませんが、これはそこらのエンターテイメントとは格が違います。無限にアウトプットできかつそれらが毎回中身が違うので、終わりどこ…

仕事ができる人の考え方

私は今の業界、今の現場では「仕事の出来る人」の側なので、私の仕事への取り組み方を書いておきたいと思う。 この業界のいいところは、仕事を効率よくやると空き時間が生まれること。例えば飲食店でウェイターをやったら、客が仮に来なくてもその場にいなく…

「どんどん転職して行く若手」という感想はあなたの会社だけではない

若手ってすごく辞めやすいよな、というのは私の近くの状況。中途採用より新卒採用のほうがまともに人が来るので、会社は常に若い人が補充されてフレッシュな状態を保てているようだが、一方で結構な確率で辞める。次の三十代まで行かないケースが多い。あた…

そろそろ現実解としてAIを無視できなくなってきた/買うか?

仕事柄、エンタープライズIT、いわゆる企業が使うITについてのニュースをよく見るが、最近はAI、生成AIと言った方がよいか、こちらのニュースが半分くらいである。よくそのニュースを見ると、AIを生成しましたよ、なんて話は全くない。既存のAIサービスをど…

やる気と売上の関係性

売上が伸び悩んだのは、社員のやる気が下がったから。 そんな記事を見たのだけど、やる気の上下でそんなに結果がすぐ変わるものだろうか。現場ではやる気とは言わずにモチベーションと言う言葉を使うが、それより、どんなビジネスを行っているか、そのビジネ…

パワーポイントの時代は終わったのではないか

最近見ていないものと言えば、スライドだ。パワーポイントなどで作るような資料。ここ数年コロナ禍でイベントがかなり少なくなったから、というのもある。また、SlideShareに大量にスライドが出回っていたのが5年くらい前だったが、SlideShareが広告を強制表…

マネジメントに現場知識は要らない

マネージャーは、人の管理を行う。各メンバーが適切なタスク量をこなしているか。メンバーのキャリアを把握し成長できるよう環境を整える。チームで悩みを抱えている人はいないか全体を俯瞰する。人あってこその会社だ。時には会社のお金・モノ・人(資産)…

悪い意味で怪物のような部下がいたらどうするべきか

過去を思い返していた。この文を読んで。 anond.hatelabo.jp 読んでみて「こんな人いないよ」と思える人は、きっと今まで恵まれた生活をしていたんだと思う。私にも何人かの猛者が目の前にいたことがある。 同じような経験をしたことを思い返す。その際は、…

目的を叫べば人は動き出す

構成資料が更新されない、という悩みを持つ現場は多いと思う。 構成資料を更新しなさい!、と上司が口酸っぱく言っても、いざ資料が必要なシーンになると古かったり、もしくは存在しなかったりしてがっかりする。 更新されてないということが発覚するまで、…

大量の雑な情報で身を滅ぼさないために気をつけること

ネットを漂流していると、様々な情報が乱れ飛んでいる。全ての情報を把握できる人はいない。1いいねも付かない情報から、何万いいねもつく情報まで。量だけで言えば爆発している。テクノロジーの進化でそんな情報をも保管することはできていて、あとは人間…

世の中は階層社会で、一度下の層に組み込まれてしまうと上に行けないのか?

最近は、X brueが長文投稿できるようになったのを機に、長めの文を書くようになった。 「手取り26万」が話題に上がっているようだ。私も同じように、その頃結婚もしたしマンションも買ったし、その上子どももいた。もう二十年くらい前になるかな。… — orange…

指示を出さずに部下が働くという理想を達成した後、働かないオジサンにならないために

部下が育ち、自主性を持ち、自律的に組織を動かし日々の仕事をこなしていく。一言で言うとシンプルだがあまりにも難しい目標だ。優れた部下が簡単に集まるならいいが、少なくとも私の周辺では未経験者もしくは若手中心となっている。当初から主体性を発揮し…

縦割りの会社

会社に所属しているけど、9割の人とは話したことがない。残り9割は、面白いことに十年の間にほとんど入れ替わったと思う。辞めない1割、辞める9割。 せっかく同じ会社にいるのに、ほとんどの人と話もする機会がない。それは残念だなと思う。会社の社風の下に…

人と同じことをしていたら価値が下がる

人と同じことをしていたら、他人も同じ技術を得ているので、価格は下がる。つまり給料が下がる。それなのに不思議なことに、「人気の職業」「人気の技術」みたいな話に人々は飛びつき勝ちである。人気だから給料が高いのかと言うと、絶対そんなことない。た…

FIREは別にしたくないけれど、FIREできるだけの条件は整えてみたい

役職定年、ある年齢になったら役職を降りるという制度があるかどうかは会社によってまちまちだろう。ただ定年は必ずあるし、再就職による給与ダウンもほぼ常識のようだ。年齢的にはもうちょっと先だが、いずれ来る下記のような話に私も身構える。 xtech.nikk…

脱マイクロマネジメントの勘所

マイクロマネジメントとは何だろうか。 部下が3人いるとする。全員未熟だ。いろんなことを指導して一人前にしなければいけない。それぞれ習熟度は違う。同じことを3人に伝えているとわかっていたり、わかっていなかったり、わかっている振りをしたりで、何と…

「経験」が壁にならないためにどうするか

私の若手の時のキャリアが「サポートエンジニア」だったために、結構苦労した。というのも、インフラエンジニアとは言えないしもちろん開発エンジニアでもない。電話やメールを受け付け、それに対して調査をし解答をするという仕事で、それはそれでかなりの…

システムを運用するとは何か

もう随分長い間、システムを運用している。でも運用って言っても何をしているかほとんどの人が知らない。運は運ぶと言う言葉。用は用いると言う言葉。はて、これで一を聞いて十を知れと言っても無理だ。辞書的には「ものをうまく働かせ使うこと」らしいがこ…

居場所を社会でどう確保するか

学校って場所は思い返せば異常だったな。 nordot.app 文部科学省は、空き教室を活用して学校内で不登校の児童生徒をサポートする「校内教育支援センター」を拡充するため、新たに設置する自治体に必要経費を補助することを決めた。クラスの中に入れない子ど…

一度だけ転職したときの最悪な思い出

今まで一回だけ転職したことがあって、その時にとんでもないことがあった。出社最後の日の話。と言ってもほとんど他社のオフィスに常駐していたので本社オフィスに行くのはもう何年ぶりというレベルだった。新卒で入って十数年、色々あったがお世話になった…

AIが取って代わる仕事がわかってきた

まだ私の職場ではAIを導入したことはないのだけど、ああ、近未来に導入したいなというイメージができ始めた。AIが代替する仕事についていくつかの特徴があるのでまとめてみる。 ①パソコンで出来る仕事 会議を開いて誰かと折衝や調整したり、というのはパソコ…