orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

FIREは別にしたくないけれど、FIREできるだけの条件は整えてみたい

 

役職定年、ある年齢になったら役職を降りるという制度があるかどうかは会社によってまちまちだろう。ただ定年は必ずあるし、再就職による給与ダウンもほぼ常識のようだ。年齢的にはもうちょっと先だが、いずれ来る下記のような話に私も身構える。

 

xtech.nikkei.com

Q.IT企業で部長級エンジニアの給与をもらっていました。2カ月前に役職定年となったことで給与ダウンとなりましたが、仕事内容は変わっていません。おかしくないでしょうか。役職定年になったことを同僚たちは知っています。上司(年下の後輩)がいろいろ気遣ってくれているので我慢しています。

 

会社側もいろいろな事情を勘案してルールを決めているので、私がおかしいと思ってもひっくり返るかはわからないだろう。言ってはみるものの。

この会社がおかしいと思ったときにも、会社にぶらさがっていないと生きれないような状況を定年時に迎えると、きっと何も言えない。上記の記事が本当の質問か架空の質問かはわからないけれど、記事に載せたところで会社が変わるわけではない。

いつか、条件のすり合わせを行う時に、強気でいたい。もし不条理な状況を突きつけられたときに、ある程度の自由度を持っていたい。私自身は働こうと思っているけれど、それにしたって金額が下がるなら、働く条件も緩和したい。それには、ある程度の副収入や資産が必要になる。

その時まで10年と少しはあるけど、それだけしかない、ともいえる。徐々に未来へ強制的に擦り寄るのが人生だ。ぼんやり過ごしてたらあっと言う間に過ぎるのはよくわかっている。

ここからの作戦はこうだ。

①まず本業のビジネスについて、中長期の成長を確実なものとする。そのためには自分が動かないと回らない組織から主体的に動く組織に改造していく。その上で自分にしかできないバリューを突き詰め、成長に寄与できるようにする。いつまでも私に依存した形にしておくと、将来危険だ、と会社に判断されてしまう。そうなると定年までに事業を整理されてしまうかもしれない。事業の継続性を確立した上で、私が寄与できる場所を作っておく。

②社外の人々とコネクションを作っていく。そうすると自社の外に出る可能性が生まれる。もともと人材不足の世なので、社外の方とは連携せざるを得ない。ここ10年でビジネス拡大とともに交流を広げ、未来の選択肢を広げておく。選ぶかどうかはともかく、たくさん選べることは大事だ。

③副収入を得る手段を拡張する。どうしても本業だけの収入しかないと、会社に生活基盤を握られることになる。10年もあればもっと何かができる。①や②を推進するために本業はおろそかにしないことを前提で、余暇の時間に副収入を考える。しかしそれは、株などの投資に頼る方法ではない。何か社会の役に立つ形で直接収入を得られるとうれしい。10年後、「辞めても辞めなくてもいい」ぐらいに言えるようになっていたい。

 

さて、ここから10年経って、この記事を自分が見返したときにどういう感想を思うだろう。人生なんて何が待っているかわからないので、「まだまだ甘いな」とほくそ笑んでいるのかもしれない。だから人生は楽しいので、望むところではある。