orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

ITベンダーのイベントは打ち上げ花火である

ITベンダーのイベントにて 何度かITベンダーのイベントを見に行ったことがある。そこでは大抵基調講演があって、イベント主催の企業が今取り組んでいることを発表する。 たくさんの人を集めて派手な場所で発表することもあり、格好をつけたくなるんだろうね…

「クラウドは思ったより安くないねえ」

「クラウドに持って行ったら安くなるって聴いてたけど、見積の金額は安くないねえ」って嫌味を言われた記憶、振り返ると10年前からだ。2013年くらいはクラウド、と言ってもバズワードっぽくて、自前のデータセンターに仮想環境を構えてインターネットにつな…

IT関連支出はどう考えても抑制的になり、新規システム開発の機会は減るだろう

円安怖いなーと書いたのが2022年の1月。もう最近は150円を伺うところまで進んでしまった。 www.orangeitems.com とはいえ一見世界は変わらない。じゃあシステム止めますかとはならない。ITでコントロールする事業領域がどの会社も増えてしまった。クラウドな…

君が得意とするその技術、5年後にレガシー扱いされるかもしれないよ

IT業界ってのは本当に節操ないところがあって、過去自分たちが作り出したプロダクトを、数年経ったらメッタメタにこき下ろす。「レガシー」とか今は言うが何がレガシーだ、自分たちで大げさに売り出して、これで将来大丈夫とか言っていたテクノロジーをあっ…

手順書を書かせたら、いかによくわかっていないかわかる件

部下がどんなに成長したなと買いかぶってみても、私に確認依頼のあった手順書を見ていると、ああ、まだまだだな(っていうか全然ダメだ)と痛感した次第。きっつい手順書(的なもの)を手にして、わなわなしている自分がいる。 手順書には一つの無駄もあって…

リプレース案件の勘所

たっくさんのリプレース案件をこなしてきたので気づきをまとめておきたい。もちろん、インフラエンジニア目線である。 システム構成は変えていなくても消費メモリーは増える傾向にある OSやミドルウェアのバージョンアップが主目的であり、上に載せるアプリ…

DXの結果、得られたことがむなしい

人間が生きていく中で必要な購買行動や、手続きごとが、DXによって人手を介さずにできるようになっていることはもう実感した。スマホがあまりにも便利になったので、スマホで買いたいものは全部買えるし、買う際に必要なカスタマイズ項目も全部手入力で企業…

技術記事の中身がどんどん古くなっている

わからないことがあったら、ネットでググる、なんて言うけれど、この検索した結果がえらく古いことがある。2010年代の話は普通に出てくるのだけど、バージョンがかなり古かったりして今使えるかわからない。じゃあ使った情報が今のバージョンであるかという…

今のクラウドネイティブ世代って、データセンターに入ったこともなければ物理機器を見たこともないんじゃないか

過去を振り返ると、私は7年間ほど、データセンターに入ってサーバーラックを開けて、物理機器を管理していたことがある。インターネット回線を引き込んで、ファイアウォールやロードバランサーで区切りつつ、ネットワークスイッチを散りばめたり、物理サーバ…

今さら、システムをクラウドに持っていく話が盛り上がっている

最近になって驚くのだが、オンプレミス環境をクラウドに持っていきたいんだ、という案件が急増している。それって田舎の末端の遅れた土地の人?というイメージが浮かぶかもしれないが違う。知名度の高い大手企業レベルの話である。従って裾野は広く、たくさ…

親会社の都合で作られたIT子会社が機能しない理由

IT子会社についての調査記事が興味深かった。 japan.zdnet.com ガートナージャパンは10月5日、国内のIT子会社の実情に関する調査結果を発表した。これによると、IT子会社設立の主な理由はコスト削減であることが明らかになった。 一時期、内製がやや流行って…

技術情報は、むやみに社会へ公開されなくなっている、のかもしれない

会社ブログみたいなもので技術発信したり、イベントに登壇したりと、社会に向けて発信する機会はIT業界には過去結構多かった。思い返せば、色んな会社が世の中にはあり、みんな頑張っているんだな、と思う一方で、その会社の業績を調べるとかなり低迷してい…

今から10年後、ITの現場はどうなってると思う?

伝承できるか、って話でね。 もうすぐ50代が見えてくる私にとって、社会でももう上を見るより下を見るほうが人の数は多いわけ。一生現役だ~プレーヤーだ~と、若手ぶるのも限度はあって、仮定としたら10年後、私の世代が抜け始めた後も社会は継続していかな…

現場で誰が最もおぼえているかってだけ システム運用の現場より

同じ場所で長らくシステム運用をしていると、お客様と一緒に年を取る。私も年を重ねましたけど、お客様も一緒にお年を召しました。お客様側の担当者もずっと同じ人の場合もいれば、変わったこともある。 一方で周りには、新しく加わったメンバー、具体的には…

IT業界と東京の蜜月

大学の頃に東京に来て、そのまま関東地方に住み着いている。始めは世間知らずで新宿に住んでしまったが家賃の高さで首が回らなくなり最終的には東京都から離れたが、何も困っていない。東京は住むものではなくたまに通ったり遊びに行ったりするものになった…

マニュアルのない世界へようこそ

システム運用においてきれいな現場を作ろうとすると、必ずルールとマニュアルが現れる。ルールとマニュアルを当初作る時は結構、すがすがしい気持ちで取り組める。何もないところにどんどん統制が生まれていき、これまで何か起こるたびにああだこうだ言って…

そんな機能いる?

クラウドの世界に長く浸っているが、いつの頃か機能を追加されていくのが宿命みたいになっていた。イベントの度にこの機能を追加します、ということが話題になるのは、スティーブジョブズの時代を引きずっているように思う。 機能追加とかじゃなくて、まずは…

「すごくできる人」たちの中に必要な「すごくいい人」の本質

カプコンがNHKの番組で特集されているのをたまたま見た。 100カメ、新シリーズ!3日(火)23時~は「#ゲームメーカー」#ストリートファイター6#バイオハザード RE:4開発現場に密着❗ 魔界村!スト2!ロックマン!モンハン!伝説タイトルばかり…#オードリー もワ…

IT業界のこれは秘密だけど

IT業界と一言で言っても色々な場所がある。ネットでよく言われているIT業界の性質については、ほとんどウソではないけど、全ての現場に通じるもんじゃない。色々な噂を並べてコメントして見よう。 業務をコントロールできる 業務の全体量に対して、効率良く…

直感に頼らず、データに依存する社会の判断がおかしい

最近はデータ、データうるさい。 データに基づかないと判断は間違えるらしい。データドリブンというらしい。 この辺りにこの世が抱える病理がありそうだ。つまらないぞ、判断が全てつまらない方向に向かっていく。 過去の傾向を読んで全てその通りになるだろ…

資格試験がどの程度転職に役に立つか

高度情報を持った人が転職市場にいたら、問答無用で私なら採用だけどな。人格やら、職歴やらのチェックはあるだろうけど。逆にベンダー資格のほうは私は信用してない。 — orangeitems (@orangeitems_) September 27, 2023 資格試験には大きく2種類ある。国…

設計業務がなぜ難しいか

実際のところ、設計ができる(だろう)と思っている人は多いと思う。ただし、現場の業務ではそうは行かないよ、という話。 何かものを作ってごらんなさいと言われたときに、クラウドサービスのコンソールを開き、手を動かしていったら何かできるようになって…

実装できる人がいない?大丈夫かこの業界

最近、何件かの仕事を請けて共通していることがある。頂くドキュメントが非常に良くできているということだ。なぜ作ったか。どのように作ったか。そしてどう運用するべきか。一気通貫に述べられていて読むと非常に勉強になる。 ・・・それなら、このドキュメ…

相手の言っていることがわからない時のしのぎ方

未経験のときを思い返すと、確かにわけがわからないことは多かった。わけがわからないのに担当者にされることも多かった。あの時代のおおらかなところが、担当者にスキルがあろうがなかろうがとりあえずはアサインしてしまうことだ。その上で、わからないこ…

ほんの少し前の過酷な現場

IT業界は、力仕事もないし残業もほどほどだし、全部パソコンで済むしリモートからも働けるし、デジタルブームの力も借りて人気の場所になっているらしい。 しかし15年前くらいまではほんとひどい場所で、物好き以外は誰も寄り付かなかったのにね。コンピュー…

気付いたら、ものまねして食べていた件

今、システム運用の仕事をしている。 この現場の仕事の仕方は、過去私が見た現場のやりかたのものまねである。どこか一カ所のものまねではない。運用自体、問い合わせ対応方法、構築方法、それぞれ違う現場のいいところを「ぱくって」いる。ものまねだが、組…

AIがどうインフラエンジニアの仕事に取り込まれてくるか

ここ最近の技術界隈を考えると、新しい取り組みはほとんどAI絡みになっている。AIをどう既存のテクノロジーに実装するか、ということにたくさんのプロダクトが取り組んでいて、争っている。逆に言えば、AIじゃない技術は全部止まっている。 インフラエンジニ…

SESについて思うこと

SESと言うとシステムエンジニアリングサポート、準委任契約、のような言葉で通用している言葉だ。私も新人から長いことこの枠で働いた。ざっと十年以上。他社常駐と言って、働く場所が自社ではなかった。自分の会社に通えないし、それが十年も続くと感覚はお…

プレゼンテーションスライドはこれからどう作ればいいのか

パワーポイントでこれまで日本人がよく作って来たテンプレートがもはや通用しないのではないか、という話の反響がかなりあったので、補足しておきたい。 www.orangeitems.com 終わったのであれば、何が始まったか、ということだ。 世界レベルでの最先端を知…

システムを運用するとは何か

もう随分長い間、システムを運用している。でも運用って言っても何をしているかほとんどの人が知らない。運は運ぶと言う言葉。用は用いると言う言葉。はて、これで一を聞いて十を知れと言っても無理だ。辞書的には「ものをうまく働かせ使うこと」らしいがこ…