orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

AIが記事を生成しつづけるブログを見てしまった件

 

こうやってブログに毎日2回投稿しつづけるのは大変なわけだけど、ネットを見ていると、完全にChatGPTに作らせたブログが散見されるようになってきた(ほんとにあった)。

もちろん、そのブログはGoogleアドセンスを貼って収益化している。

Googleアドセンスがそんなサイトを許しているのも面白い。まとめサイトがネットを一時期汚染した時期があったけど、Google検索のアルゴリズムのアップデートでなんとか対応しつつあった。そこにChatGPTが現れて、自然言語で人力不要で記事を作ることができるようになったので、次に起こることは、「ブログ made from ChatGPT with Google アドセンス」である。

そのサイト、は具体的にリンクは貼らないけれど、記事数が10万以上ある。

もし人間が10万の記事を書いたら何年かかるんだろう。このブログですら5年で3500くらいなのに。10万て。

1記事あたりの品質が悪いとしても、この記事の量をロボット検索が読み込んだとしたら、きっと無視はできなくなるんじゃないかな。

そして、クリックを稼げるとしたら、Google Discoveryに載ることもありそうで、これはきっと今後ネットで社会問題化するだろう。

私のような、人力ブログって、こういうAIが作った自動生成ブログによって片隅に追いやられることは、一時的にありそうな気がする。これは何度か、粗雑なまとめサイトで出会ったことのある事象で、そのたびにGoogle側で対応してきたという解釈をしている。ところが、今回はどうなんだろう、これはAIかそうじゃないか、ってGoogleが解釈できるのか?

 

一方で、AIは自滅をしていく方向らしい。

 

gigazine.net

しかし、AIを使用してコンテンツを作成・公開する人が増えていることで、新たな問題として「AIが生成したコンテンツがインターネット上にあふれ、それをAIが学習することで、重大な欠陥が生まれている」ということが研究者グループから指摘されています。

 

いい気味だ。もともとまとめサイトが隆盛だったときに「ネットはゴミばかりだ」と主張して、昔を懐かしがるというムーヴメントがあったが、今度はそれを更に超えるAI自動生成ブログ。今はまだちゃんとしたコンテンツが作れるが、これからはゴミを作ってそのゴミを二次利用して、という劣化ループが発生する。

いいぞ、どんどんやれ。

私はネットの片隅で、今日もコツコツ、人力で記事を書くわけだ。多分、収拾が付くまではガッツリ影響を受けて、アクセス数が伸び悩んだりするんだろうけど、気にしないわ。やることと言えば、こうやって思ったことを書き続けるだけ。

 

そういや、人間って、何かが流行すると、それをテンプレート化して同じようなものがたくさん生成される運命にあるよね。マンガがまずそうだったし、次にゲーム、特にソシャゲがひどかった。オリジナルである伝説的な作品が出た後、パクリ出す人間。AIって結局人間のそういうところを模倣している気がしていて、あいつらオリジナルは絶対に作れないので、正直言って、全く競合にはならないと思ってる。オリジナルを作れるAIなんて永遠に登場しない。

人間は、人間らしくいれば価値になるってことを、AIの出現でいよいよ感じることになるんじゃないかな。ま、きっとAI生成の作品はきっとフィルターされる運命となるだろう。