orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

周回遅れでAIを使ってみて感じたこと

 

そもそもNVidia GeForce 3090を所有しているが大したゲームもやっていなくて、宝の持ち腐れであったのだが、ここ最近AIが盛り上がっているのでちょっとやってみた。※何のソフトウェアかはさておき。

GPUを持っていれば自宅PCでも、機能の片りんは確認できるのがいいところで、正直どんなソフトウェアでもローカルで動かせないものは面白くない。どうせクラウド上で動くAIなど借り物に過ぎない。なんというか、こういうことするとCPUやGPUのファンが唸るんだな、とハードウェアの働きを見ながら使い込んでいく、みたいなことが好きなのがインフラエンジニアの適性でもあるのかもしれないな。

で、実際使って見てどうだったかというと、まだまだ使いにくいという感想。だが、インストールについてはすごく簡単だった。これは開発にとても優れた方が今集まっていて、どんどん使って見て欲しいという意識の表れなんだろう。

人類はまだ、AIがどういう現場で使われると汎用的に便利に使えるのか、まだわかっていない。けどみんな使いだしてみようというフェーズに入っており、インストール自体の出来を向上させて、利用者を増やしたいのが今AIに情熱をかけている人々の思いなんだと思う。

いつの世もそうだけど、ファンが集まって新しいものを作り上げるだけなら、どんな技術もそこまで行った。問題は、ファン以外の人々が興味を持ってくれて、そしてインストールし使ってくれるところまで行くかどうか、だ。AIは今、その地点に到達した。

使ってみるとわかるけど、今までAIを使ってた人がやたら、呪文だ、プロンプトだと言っていたことが良く分かった。どうにもAIというのはやたら才能はあるけど指示待ち大将で、こうしてああしてと言わないと何も答えを返してくれないようである。

今の現時点においては、このAIという存在は、何も声をかけなければぼーっとしてやがるだけ。人間から色々言葉をかけてあげると意図を汲んで働いてくれるという仕組みのようだ。

この声かけ自体が、言葉を基本としているために、かなり無限大の組み合わせが存在し、それらを操らないとちゃんと動かない。このやりとり、実は人間でも同じだよね、と。ちゃんと指示を正確に部下に伝えないと、部下は全然違う仕事しちゃうよね、この辺りのプロセスが、AIを使ってみると体験できて楽しかった。

ちなみに、この呪文、プロンプト関係がまだまだ私は弱いので、いろいろと知りたくなった。だから多分、明日以降も勉強すると思う。勉強しないで使っている限りはこれ以上、なにか生成するとしても意図しないものばかりで、きっと飽きちゃうだろうなと。もっと道具としてAIを見るのなら、自分のこうしたいと、AIのこうなったを一致させないといけない。

正直、数学的にAIがどうできているか、なんて全く知らなくて、成果物としてのAIを触れているだけだ。それでも操作するにも別の技術が必要である。この辺りは、楽器を作るのと、楽器をつかって音楽を奏でるのは大違いと言う話と似ている。

そう、「AIアドミニストレーター」みたいな資格が今後できると思う。ExcelやWordでも資格があるようにね。ITとは別の、AIを使いこなすうえでのテクニックが今後社会で重宝し出す。

なんとなく、社会の空気の変化を感じて、AIを使ってみる方向に舵を切った。きっとこんな気まぐれが、自分の将来をも変えていくんだろうな、なんて、少し淡い期待も持ちながら、取り組んでいくこととする。