orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

何を争っているのだろう

 

大きな選挙があったばかりなのでボンヤリ思うのだけど、何が争いのポイントで、そして支持者たちは何を言い争っているのだろう。

昔ほど政策に主義主張や哲学のようなものはなくて、どっちの候補者が、現実の問題と向き合って、できるだけ公平かつ無難に行政をコントロールしてくれるか、みたいなところが争点な気がする。

そもそも、各候補者の政策をきちんと理解している人がどれくらいいるか。雰囲気重視であり、知名度重視である。知名度がないと何を考えているかわからんので失敗しやすいと皆思っているが、実は誰に入れたって失敗はする。知名度っていうのも名前と顔が一致しているぐらいなもんで、じゃああなたの仕事の現場で明日から配属されました、としたらきっとこんなに仕事ができるだとか、できないんだとか、思った人と違うとか色々あることでしょう。知名度などまやかしにしか過ぎない。

むしろ知名度より実績のほうが再現性がある。そうすると過去の実績がある候補者の方が圧倒的に有利だし、その状況で反対票が入るというのは閉塞感の現れ。

ということで、結構現代の選挙戦は人柄重視だし、人柄をどう切り取られるかで、メディア戦略がとても大事になっている。既存のメディアは切り取るどころか完全無視を決め込むことで選挙結果を左右しているということも言えるので、そういった要素もあってますます何を争っているかわからない。どうやってメディアに乗るのか、は民衆は関係ないから。

選挙戦の時は皆、自分に投票してもらおうと思うので余計、人気を取ることを言いがちだ。だから段々差がつかなくなる。何を言ったかより、どう言ったか。悪い点を隠しいい点を強調するものだから、段々中身の検討などどうでもよくなり、むしろこの人に任せたら大変なことにならないか?、という側面ばかりが強くなっていく。争いの勝敗を分ける理屈は、ロジックより情緒なんじゃないか、と考える。この人は好きかどうか、みたいな。

今後は、アホみたいな話だが「たくさんの人に好かれる人」が選ばれていくのだろうな。人気の人。人気があることに対しては、政策うんぬんではなく、「しっかりしてそう」「ちゃんとやってくれそう」という尺度が強くなる。

ま、だから、もし昨今の「争い」って、さっぱり意味がつかめなくて。だって会ったことも話したことも無い人なのに、どっちがいいですか、なんて言われても判断できっこない。

だから、せめて、妙なへんちくりんなことを言ってないかとか、過去良くないことをしていないかとか、また、意味の分からないことを熱心に主張していないか、とか、人の悪口ばっかり言ってだから私ですみたいな他責思考はないかとか、ま、人柄というか人格を見てる、ということでわけがわからないのか。

真面目に政策のことを唱えて主張する人は、一生勝てないんじゃないかと思うよ。まずはオールドメディアにしろネットメディアにしろ、顔を売って、「ああこの人いい人じゃん?」ってならないとどうしようもないというか。

縁のない世界ではあるけど、人柄、人格争いとかって、まあなんとも雲をつかむようなことをやってるよね。