orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

ネットを見ているだけでは分かりえないこと

 

最近、よく「現地」に行く。簡単に言えば観光地ね。

その場所があることは知識として知っていた。

今では、Google Mapのストリートビューもあるから、たいていのところは、行った気持ちになれる。

でも、それに疑問を感じて、都内をたくさんうろうろとしている。

note.com

 

でもさ、やっぱり毎週行くと思うよ。

現地には情報が恐ろしくあふれている、って。

パソコンからの映像って、どうやったって平面で、人間の頭が変換して立体を感じているよね。

もしくは映像すらなく、テキストの情報のみだったりもする。

そうすると、脳が知るまでにに「思い込み」が入って、現物とは差ができてしまう。

知識だけだと温度も無ければ、コントラストもない。

やはりこれは、仕組み上絶対に仕方がない。

その場で見ていないことで削ぎ落される情報が多すぎる。

Appleが、どうしてもVRの機械をリリースしたのは、その差分を埋めたかったのだと思う。けど、Apple Vision Proも普及しそうにないね。高くて。そして人々は「スマホでいいじゃん」って思ってる。

 

しかしね、やっぱり現地に行くと、多くの情報を受け取ってしまう。

その現地を作った人のメッセージを、感じてしまうの。なぜここに柱があるのか。木が植えてあるのか。天井があって明かりがあって、床はこうで・・。

たくさんのことに意味があったり。そしてないこともある。あ、これは所有者がそんなにこの場を愛さなかったんだな、って気づくこともある。

それは、絶対に写真じゃわからないんだ。

 

ネットには情報が溢れるので、ネットだけで物知りになっている人がかなり多く居ると思うけど、これは限界があり過ぎる。

自分は知っている、という自信がある人ほど、絶対その知っている場所に行って感じてみた方がいい。

情報があふれ出ていることに愕然とする。

何も知らないのと同義だ、すら思えるよ。

 

また、できれば一カ所だけではなく、同じような場所を何個も訪れてみたらいい。

例えば、日本庭園だけでも都内で何カ所もあり、そしてそれぞれが、全然違うコンセプトで成り立っていたりするから、私の日本庭園の解像度が低いことがすごくわかった。

ある日本庭園は、設計がすごすぎて「畏怖」すら感じてしまったぐらいである。それは、感じなかった日本庭園のおかげでもあった。

 

現地に行こう。

見て聞いて感じたことは、ネットよりも相当に雄弁だから。