私自身も、会社・家庭のほかにサードプレイスと呼ぶべきコミュニティーが欲しくなったので、noteのメンバーシップという機能を利用してみた。2か月前にさかのぼる。
このブログをきっかけに入会していただいた方が現在19名となり、私を入れて20名。かなり規模も大きくなった。リアルで20名集まったら結構な迫力となる。
当初の活動は、Slackで定期的に集まりグループチャットをするだけだった。これがコミュニティーの1つ目の機能となった。
しかし、これだけでメンバー同士が知り合うのは時間がかかるので、noteのマガジンという機能を利用することにした。これは2つ目の機能だ。
今、続々と記事が集まってきているが、どれもこれもレベルが高くて驚いている。まさに人に歴史ありで、平凡な人生はあり得ない。都市社会を生きていると他人が記号や数字のようであるが、とんでもないことがわかる。それぞれ小説のような生き様が隠れている。
また、コミュニティーのメンバーでお互いに読み合い、相手を知り、そしてコメントをしあうというプロセスは、実は会社でもなかなかできない。会社の同僚のこと、上司のこと、部下のこと、どこまで知っているだろうか。そう言われると何もしらないのではないだろうか。
単に、ネットに匿名で記事を書いただけではなかなか読まれない。しかし、コミュニティーがあることを前提に、メンバーが記事を1つずつ持ち合うだけで、間違いなく読者はメンバーの人数分いることになる。これはアウトプットの始まりとしてはとても良い活動になると感じている。
もちろん、現代の常識である「お互いを決して否定しない。受容し、尊敬する」という姿勢を参加者が貫いている。
今後、このマガジンがどう伸びて行って、そしてそれぞれのメンバーがアウトプットを身に着け、別の場でも行っていくだろうことが楽しみである。
さらに、コミュニティーの3つ目の機能を作った。メンバーの人数も増えなかなかこみいった会話がしずらくなってきたので、私(orangeitems)に直接1 on 1で相談することができることを提供している。人のお悩みを聴いたり、整理したりすることが好きなので、お役に立てればと思い取り組んでいる。
このように、全国で全くお会いしたことのない人たちが、ネット上だけでコミュニティーを形成し、活動を前に進めることに成功している。ここまでわずか二か月だ。
コミュニティー形成というと、啓蒙的なものだったり、教育的なものだったりと、「目的性が強い」ものになりがちだが、私のビジョンは全く違う。
意外と、「自分がその人を知っていて、その人も自分を知っている」という状態を作るのは大変ではないですか?。しかも、会社の関係でもなく、家族でもなく・・とすれば、貴重な機会になると思います。
あくまでもフラットに。目的は、お互いを知ること。自分を知っている人を増やすこと。その人を自分が知っていること。この輪を大事にすることがビジョンだ。
地域において、コミュニティー形成の事例はあると思うが、ネットにおいては結構先進的なことが実現できている気がする。メンバーが全国に広がっていることもあり、今後、同様の事例が広がるといいな、と思う。このメソッドによりライフスタイルが豊かになる人は少なくないと信じる。
また、リアルコミュニティーの拡張としての、ネット利用も今後進めて良いと思う。ネットだけでもこれだけ形作ることができているのだから。
今後、SNSの先にあると思われる、ネットを使った健全なコミュニティー形成。ぜひ突き詰めていきたい。