なぜこの戦争は起こったのか、ウクライナの歴史を学ぶ

f:id:orangeitems:20220303091421j:plain

 

未だ終結しない、ロシアのウクライナ侵攻について、背景を知りたいと思い関連記事を集めました。全部読むと概要がつかめます。

 

まず大きな流れをつかみましょう。1991年12月にソビエト連邦から独立したウクライナが、2022年に至るまでどのように歩んできたか、の記事です。

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 1991年12月、ソビエト連邦崩壊後のウクライナ独立から30年。2021年からロシア軍の不穏な兵力増強が続き、2022年2月24日未明、ついにロシア軍がウクライナに侵攻を開始した。ロシア軍は、ウクライナの北のベラルーシ、東のロシア、南のロシアが実効支配するクリミア半島から、ウクライナに侵攻している。

 

1994年の「ブダペスト覚書」、ロシアと米英が平和を守ると約束した、というのが皮肉です。それから国内でヨーロッパ派とロシア派で綱引きが行われ、昨今ではヨーロッパへの傾倒が強くなっていたということがわかります。

 

この辺りの歴史を掘り下げた記事です。

 

toyokeizai.net

ロシアとウクライナはなぜここまでこじれているのか。エネルギー問題の世界的権威であるピューリッツアー賞受賞者のダニエル・ヤーギン氏の新刊『新しい世界の資源地図』から一部抜粋し、ウクライナとロシアのエネルギーの歴史からみた「ウクライナ問題」の根本原因を明らかにする。

 

ロシアもウクライナも、国のアイデンディティーがキエフ大公国にあるという主張もあるくらいなので、ロシアにとってはこのウクライナという土地が、独立した国であるということに強い違和感を感じさせる、という解釈です。

自国が西側の関与で長期間奪われておりしかも西側への傾倒を深めている、しかもヨーロッパへのロシアの天然ガス供給に必要なルートとなっており、経済的にも障壁となりかねない。

ウクライナを独立国とすればロシアの昨今の発言は全く矛盾したものですが、そもそも自国の一部である、という仮定から考えると「戦争」ではなく「国内紛争の一部」と捉えたいのかもしれません。

この、起源、というキーワードに迫ってみます。

 

toyokeizai.net

ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。一方で、これまでのロシアとウクライナの対立の起源はわかりにくい。日本を代表するマルクス研究者で欧州史、欧州思想にも詳しい神奈川大学副学長の的場昭弘氏が、今回の問題と対立の起源を歴史的文脈から解説する。

 

反ロシアの記事があふれている状況でバランスが取れた内容のようにも思えます。ウクライナは歴史的に、東に西に、取り合いのような場所になっています。そしてそのきっかけはいつだって戦争です。

ロシアは、ウクライナを見ているのではなく、ヨーロッパを見ているのだと。好き勝手にしておいたら不戦敗と同じ、いずれ侵食されるのなら、行動を起こさないといけないモチベーションはふつふつと時間とともに構築されていったと読めます。

ウクライナの中にもロシアがあるのだから、この記事は、西側にウクライナが結びつくのではなく中立であるべきだと主張しています。これは皮肉にも今ロシアが主張していることと似ています。

最後に、2014年のクリミア紛争移行の経緯を振り返っておきます。

 

www.kobe-np.co.jp

 ロシア軍は24日、ウクライナに侵攻した。この状況に至ったきっかけは、そしてロシア側の思惑は何なのか。そもそも、ウクライナとはどんな国なのか。ウクライナ研究の第一人者である岡部芳彦神戸学院大教授に聞いた。(注:取材はロシア軍侵攻前に行いました)

 

戦争が始まる直前の内容ですが、ゼレンスキー氏の政治手法があからさまにロシアを刺激したと読めます。

ロシアを明確に否定する政権が国境を接して存在し、そこにロシアに近しい民族も存在する。その状況こそが現在の悲劇を引き起こしていると感じました。

 

戦争は悲しいものです。誰でもわかっています。しかしなぜそれでも人は戦争を起こすのか。単純な非難「だけ」では新たな戦争を生むだけ。歴史への深い理解は必要不可欠と言えます。