orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

戦争は一方からの情報だけを鵜呑みにしてはいけない

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ロシアによりウクライナ侵攻の話で持ち切りで、さすがにこれはきちんと状況を把握しないとまずい、ということで時間を取って情報を収集している。

ネットの情報はほぼ西側メディアからの情報なので、単純にこれらの情報を積算していくと、ロシアが一方的にウクライナに侵略し、国土を奪おうとしているとしか感じないかもしれない。そうだとするとロシアは大変悪者であり、戦争という力で国境線を変えようとする野蛮な国に映る。

しかし、どうにもこうにも、勉強すればするほどロシアの言い分を冷静に理解する必要がある。戦争に訴えることが正当化できるほどに、ロシアが引き受けたウクライナからのヘイトは余りあるもの、という見方も成り立ちうる。もし、東側の情報ばかりを受け取ったとしたら、そう考えてしまうかもしれない、というような情報もあった。

この問題において、簡単に記事のリンクを貼ろうものなら、それがフェイクニュースの片棒をかつぐようなことにもなりかねない。人の命がかかっている。戦争なのだから。しかも21世紀において、デジタル技術がふんだんに使われた先進国主導の戦闘行為など前代未聞である。

今、ウクライナの映像がYouTubeでライブで見られる、と話題になっていて見に行ったが、平常を保っているように思われる・・。が、この映像が本当であるという保証はどこにある?。

Twitterも、他のメディアも、今は信じられない。

今するべきは、今入ってくる情報ではなく、10年くらい前からこの地域で何が起こっていたかを知ることだと思う。過去の情報をつなぎ合わせたときにどんな経緯をたどって、ロシアが戦争をウクライナに起こしたいと思うほどの気持ちになったのか。どんな事実を重ねたのか。

そうやって今日は過ごしている。単にロシアとウクライナだけを見ていたら、短期で戦争は集結すると思われるが、どこまでウクライナ政府を西側諸国が支援するのかも不透明だ。経済制裁ばかり振り回してもロシアの行動は変わらないだろう。ロシアにはロシアの行動根拠があるのだ。

普段、西側各国も、危機には速やかに対応を行うと口では言っているが、相手がロシアである場合にどれだけ、言ったことに対応する行動を取ることができるのか?。それともできないのか?。

これは、地球において、これだけの情報化社会であれば、戦争をすることは無意味もしくは有害に等しく、誰もその選択肢は取らないだろうと言う平和論者の否定そのものだ。

どうも、コロナ渦あたりから、「私がこどものときにきかされてきた常識」は、時代遅れになったことを痛感している。

もう、今までに積み上げてきた常識が通用しないなら、常識の範囲を外れた方策は、急に現実的になってきたと思われる。

誰かの言っていることを一度置いておき、情報を自分で調べ、自分の考え、自分の価値観を確立することが大事になってくる時代が到来したと言える。