orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

静かに手を組んでいたインターネットメディアの盟友たち

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インターネットメディア協会の発足

あまり報道されていないので取り上げておきます。

インターネットメディア会社が協会を作りました。

2019年4月16日に発足したのにインプレスでは23日に報道されていてタイムラグがある記事ですが。

 

internet.watch.impress.co.jp

インターネットメディア28メディア/運営会社が参加する業界団体「インターネットメディア協会(JIMA)」は16日、本格的に活動を開始したと発表した。JIMAは、2018年2月に準備会を発足させており、これが設立に至った。

 インターネットの発展により、ネットメディアが増え、そこから得られる情報は多くなった。しかし、その情報には信頼性があるのかという課題がある。JIMAでは、このような課題を共有し、議論することで改善していく。

 

会員

よくネットで見かける企業が並んでいます。

インターネットにアクセスして、下記のサイトに行かないのは至難の業ではないでしょうか。ネット言論を作っていると言っても過言ではありません。

JIMA : 加盟企業・媒体一覧

・BBCグローバルニュースジャパン株式会社
・株式会社BCN
・BuzzFeed Japan株式会社
・Forbes JAPAN(株式会社アトミックスメディア)
・株式会社Gunosy
・JBpress(株式会社日本ビジネスプレス)
・J-CASTニュース(株式会社ジェイ・キャスト)
・株式会社JX通信社
・NEWSポストセブン(株式会社小学館)
・SmartNews(スマートニュース株式会社)
・アイティメディア株式会社
・株式会社イード
・週刊エコノミストOnline(毎日新聞出版株式会社)
・株式会社オールアバウト
・株式会社カカクコム
・現代ビジネス(株式会社講談社)
・株式会社翔泳社
・スマートニュース メディア研究所
・ダイヤモンド・オンライン(株式会社ダイヤモンド社)
・デジタル毎日(毎日新聞社)
・東洋経済オンライン(株式会社東洋経済新報社)
・株式会社ニューズピックス
・株式会社フジテレビジョン
・プレジデントオンライン(株式会社プレジデント社)
・文春オンライン(株式会社文藝春秋)
・弁護士ドットコムニュース(弁護士ドットコム株式会社)
・株式会社メディアジーン
・令和メディア研究所

*五十音順。社名のみの表記については、会社単位での会員です。

 

いいことが書いてある

JIMAの活動として記載されている、令和メディア研究所 主宰/白鴎大学「情報キャッチボール技術」特任教授下村健一氏の記事の一部を引用します。

 

jima.media

「インターネットメディア協会(略称JIMA)」は、インターネットで情報発信をしているメディアが集まって結成されました。しかし、それだけの“業界団体”ではありません。もう一種類、不可欠な参加者がいます。

それは、記事を読んだり視聴したりする《ネットユーザー》です。その立場から、メディアリテラシー実践などに取り組む団体の主宰者として、理事の一角に私が加わらせていただくことになりました。

情報が四方八方から無数に飛び交う、ネット社会。そこに記事を出す各メディアには、「きちんと《発信する》技術や責任」が強く求められます。と同時に、私たちネットユーザー側にも、「きちんと《受信する》技術や責任」が生じます。情報をボールにたとえるならば、暴投やエラーのないキャッチボールは、投げる側と取る側、どちらか一方だけの努力では成立しませんから。

(中略)

そしてもう一つ、とても大切なこと。
今さら言わずもがなですが、ネット時代は「全員発信者時代」です。好むと好まざるとに関わらず、すべての人が世界に向かって瞬時に情報発信が《できてしまう》時代です。先ほど私は敢えて「ユーザーの立場から」理事に加わったと申しましたが、実際には今や受信側オンリー/発信側オンリーでいられる人など、滅多にいません。

 

考察

ネットメディアって、世の中に相当な影響力を持っていますよ。

私のこのブログも、たまにネットメディアに取り上げていただくことがあるのですが、その流入量といったら半端ないです。ネットメディアが人を引き付ける力は巨大です。

ネットメディア自体が作る記事だけではなく、ネットメディアが何を取り上げるか、またその組み合わせで世論を作れてしまうのではないかと思うほどです。

その目にした記事をまた多くの人が引用し、また他の人へ伝えていきます。この伝言力がSNSで増幅する現場を多く目にしています。

一方で、ネットメディアといってもその参入障壁の低さから、質の低いサイトも多くあります。その取捨選択は非常に重要ですが、残念ながら、「刺激的なタイトル」「煽情的な記事の書き方」「キャッチーな挿絵」が揃えば、その内容の真偽に関わらず拡散しやすいのは事実です。

悪貨は良貨を駆逐する、という言葉の通り、無料の悪質な記事が氾濫すると、本当に世の中の役に立つ記事が埋もれてしまい、悪い世論形成がされてしまいます。

未成年もしっかり見ていますので、教育的見地からも本当に良くない。

今回、インターネットメディア協会(JIMA)という団体が生まれ、そこでいかに質の高いネットメディアを形成していくかという議論をリードすることはとても意義のあることだと思います。また、実際のネットにて交わされる議論は、一部のネットメディアがコントロールできるものではありません。したがって、どうあるべきかということを示すことのできる当事者集団が形成され、そこから情報発信すると宣言したのは、日本のインターネットにとって実は大きな一歩なのでは、と思います。

私がこのブログを続ける目的も、

・大手新聞社などの記事であっても、読み方を注意しないと誤解してしまうような話があるので考えを述べたい。
・いくつかの記事を並べると違った意味がわかることがあるので、一社のメディア記事だけで判断しないほうがいい。
・世論が、記事の煽りに誤って反応していると見受けられる場合があるのでコメントしたい。

ということを感じて、私なりに自分の頭で考え、論を進めているつもりです。

もちろん、個人の意見なので偏りがありますし、賛成意見だけではなく反対意見も勉強するようにしています。何しろ、広い考え方をもって過去や前例を当たり前とせず、世の中の事象を正しく捉え表現しようと努力しています。刺激的な方向に向かいやすいネット言論に対して、孤立するような意見でも真顔で言える場所としてこのブログを運営しています。

世の中がSNSを持って非常に素早く世論形成ができるようになったことを「良いこと」にするために、JIMAの活動でネットメディアの品質が担保されると同時に、発信者にもなりうる一人一人の個人をリードしていってほしいと願います。また、イベントがあれば参加してみようかな、とも思います。

それぐらい真剣にやらないと、ネットメディアおよびネット世論の力は相当に強力なのです。