orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

(警告)副業して重い処分を受ける本末転倒な事例が増加中

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副業しなければよかった、にならないために

IT業界に関係する方はぜひ読みましょう。

 

tech.nikkeibp.co.jp

「副業が会社の服務規定に違反していて、重い処分につながってしまうケースを耳にする機会が増えている」。IT企業出身の社会保険労務士である、SRO労働法務コンサルティング代表の杉本一裕氏はため息をつく。副業をしたい人は、やっていい副業、悪い副業を押さえておく必要がある。

 

副業が流行する背景

各メディアが去年、副業を盛んに進めていました。因果応報だと思います。メディア経由の大宣伝が起こっているとき、私はいつも警戒しています。

 

www.sankeibiz.jp

 社員の副業を認める大手企業が増えている。ユニ・チャームは3日、入社4年目以上の正社員を対象に1日付で制度を導入したと発表。新生銀行も大手銀行で初めて解禁した。情報漏洩(ろうえい)や長時間労働につながるとして慎重姿勢が目立っていたが、柔軟な働き方を認めれば優秀な人材の獲得や流出防止につながるため、一定の条件を付けて容認する方向へ舵を切りつつある。

 

www.nikkei.com

企業などで副業を認める動きが広がり始めた。趣味で培った技能を副業で発揮したり、副業で得た人脈を本業に生かしたり。政府もガイドラインを策定して副業解禁を後押しする。日本でも幕を開けた「大副業時代」の実態を探った。

 

toyokeizai.net

副業は個人の当然の権利であり、「何をいまさら」という気もするのだが、政府が方針を変えることで、個人が副業を行いやすくなるなら歓迎すべきだろう。

 

style.nikkei.com

最近、会社員の副業が話題になっています。副業はひと昔前であれば、多くの企業で禁止されていました。「そんな余裕があるのなら会社の業務にもっと精を出せ」「情報漏洩のリスクがある」といった理由からです。現在も副業を容認している企業は2割足らずとの調査もあります。

しかしながら、厚生労働省は2018年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成。モデル就業規則の「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を削除し、「原則的に副業を認めるべきだ」と方針転換しました。「働き方改革」の一環として、個人の様々な知識・スキル獲得を促す方向にかじを切ったのです。

 

調べてみると同様の記事がたくさん出てくること。これらを見ていると副業したくなってきてしまいますが、冒頭のように、本業で手痛いしっぺ返しを受けることになっては元も子もありません。本末転倒です。

 

副業で気を付けなければいけないパターンを深堀りする

利益相反

杉本氏は「IT業界でよく見かける、個人事業として他社のシステム設計やプログラミングを手伝う副業は、契約相手や仕事内容をきちんと確認しないと利益相反に該当する場合がある」と指摘する。

大手SIerの仕事でよくある、多重請負が発生している仕事にて、最終的な作業員を裏で請け負って作業しちゃうというパターンですね。こんな、人間関係がぐっちゃぐちゃの現場があるかと言えば、あるのかもしれませんね。もちろんトップの大手SIerレベルではさすがにやらないと思いますが、二次請け三次請け・・となっていくうちに部品が抽象化されていく傾向にあります。最終的に請けた企業は何しろアウトプットを返さなければいけないので、クラウドソーシング的に個人事業主に任せたら実は発注元のルートにいた社員だった。ありえそうな話です。

二次請けから先は連合軍になる現場も多くありますので、請けた仕事が実は自社の仕事だった・・!なんて戦慄を受けないよう気を付ける必要がありますね。

 

本業がおろそかになる

社労士の杉本氏は「上司から出張に行くように指示を受けた際、『副業をしているから無理です』と答えるのは出張命令違反になる可能性がある。平日の残業についても同様だ」と指摘する。

このような状況、私が副業に対して慎重な大きな要因の一つです。

やはり、お金を頂く約束をするということは何かの責任を持つということです。その責任について、余暇を使えば大丈夫だと思ったら「見積を誤る」ことがあります。会社だったら誰かが助けてくれるかもしれません。しかし個人事業主だと投げようがありません。責任感が強ければ強いほど、この手のミスが身をむしばむことになりかねません。

そもそも、副業しているから無理です、とは言わず「予定があるから・・」など渋ることになると思います。業務へのモチベーションの低下と評価され、得なことがなにもありません。

副業は、自分にとっても自社にとっても、副業の発注元にとってもWIN(利がある)でないとうまくいきません。いずれかの関係が破綻するようなリスクはないか慎重に見極める必要があります。

(悪いパターン)
・自分が過労で倒れる
・本業がおろそかになる
・副業の品質が悪い

(良いパターン)
・自分のスキルの延長上のため生産性が高い
・本業にフィードバックできる
・副業の品質が高い

 

まとめ

本記事では副業がどうしてもグレーゾーン(利益相反や本業への支障が起こるかどうかわからない)に踏み込むケースがほとんどなので、自社との情報共有が欠かせないとして文を結んでいます。

しかし、私はグレーゾーンに足を踏み込むような副業は、もともとしないほうがいいという意見です。自分のスキルは本業で生かすべきでは、と思います。一方で本業と全く関係しない分野で副業をするのが最も安全だし、かつ本業にしがらみがないのですぐ辞められるメリットもあるのでは、と考えています。

本業に関係するグレーゾーンにて、副業で悪い評判が立つと本業に影響します。業界はどこも同じだと思うのですが「狭い」です。いい評判も悪い評判も駆け巡ります。

そもそも、会社に報告しなければいけない副業は、副業ではなく本業だとも思います。本業と副業の独立性を保ち、本業と全く関係のない分野(ホワイトゾーン)で副業を考えること。副業はいつでも辞められる準備と覚悟を持つこと。一方で、副業が自分や本業にいい影響を与えること。これが副業の必要条件ではないか、そう思います。

 

追記

杞憂であってほしいですけど。

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