いきさつ
ミュージシャンの岡崎体育さんのファンクラブが新しい施策を発表しました。
🌟岡崎体育、新しいこと始めます🌟
— 岡崎体育マネージャー松下 (@mansatti) 2018年2月2日
岡崎体育×bitfan 始動! https://t.co/pxq6wmwASa
高い熱量を持って応援してくれてる人への恩返しです。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年2月2日
つまり今後はデブの俺がゼェゼェ言いながらツーショットとか握手とかで各お客さんの熱量に応じた稼働をしますよってことですね。
グッズとか多めに買ってくれてる人に俺がブヒブヒ言いながらギトギトの手で握手する。それだけのことです。
具体的な内容としては、以下の通りとなります。
・ファンクラブ会員の購買行動がポイントとして加算されていく。
・ポイントに応じて、「Wallets会員 ランク」が変動し、ランク上位者にはbitfanだけの特別な体験、特典をプレゼント
・具体的にはコンサート後、楽屋に招待され、握手や写真撮影ができる。
この内容が一部のファンを刺激したようで議論となりました。ツイッターの反対意見においては、まるでお金をかけたファンを選別し、お金をかけられないファンを差別するようだ、という意見が多かったです。
ファンクラブ内に優劣をつけているように見えるので、バチボコに叩かれたりしてますけども。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年2月2日
そもそもファンクラブ作ってる時点でファンクラブ入ってる人と入ってない人の優劣つけてると僕は思うんですけどね。どのアーティストもアイドルもスポーツ選手もタレントも。
細分化しただけです。
と発言したのですが、収まらず。
例えば俺には好きなグループがいて、そのグループは別に0円で楽しめるし応援できるんですが、俺はそのグループの会員限定グッズとか欲しいし、会員限定の放送とか観たくて会員になっています。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年2月2日
自分が楽しいと思ったものに+αでお金を払うのは、現代の文明としては当たり前のことだと思いますね俺は。
俺としては、単純に音楽聴いてくれてライブ遊びに来てくれるだけで嬉しいです。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年2月2日
ファンクラブはただのオプションだと思いますので。
もう一回念押しで言います。
ファンクラブはただのオプションです。
本質は音楽にあると思っています。
音楽を聴いてください。
僕が作る音楽を聴いてください。
何事も、新しい事にチャレンジすると誰かに咎められる。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年2月2日
しかし失敗を恐れるな。
新しい事を世の中に提示しろ。
たかだか100年未満の時間の中で、
自分にできることを考えろ。
自分で働いたお金を使って俺を応援してくれてる人に何かお返しができたらいいなと思って始めたシステムという事だけです。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年2月2日
ただそれだけのこと。
これ以上はもう何も言いません。
そのあと、こちらが最後に追加で投稿。
思っていることをブログに書きました。ぜひ読んで下さい。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年2月3日
ファンクラブの存在意義について - 岡崎体育ブログhttps://t.co/g4DKwwbH9l
ファンクラブの存在意義について - 岡崎体育ブログ 脂汗日記
私がこの件に気づいたのは、このブログがはてなブログだったからです。はてなブログのページに掲載され、興味を持ちました。
ブログで語ったこと
内容が長いので一旦抜粋します。
・賛否両論あったため、ブログにて見解を書きたい。
・ツイッターは短文なため感情的になってしまい申し訳ない。
・会員を差別するつもりはない。
・普通の会員には今まで通り精一杯サービスする。相対的にお金を使ってくれているファンにはプラスアルファをしたい。
・この件を決断したのは私(岡崎体育さん)であってスタッフは全く責任はない。
・ファンには全員限りなくサービスしたい。でも岡崎さんの時間は限られている。
・であれば、せめて、お金を自分により使ってくれる人には、より還元したい。
・自分は才能をお金で買われるミュージシャンとして判断した。ビジネスの判断ではない。
・ファンに優劣はつけていない。劣はない。今まで通り一生懸命サービスする。プラスアルファをするということ。今回の件をメインにするわけではない。あくまでもプラスアルファ。
・お金を頂けないと所属できないメジャーレーベルにおいて、お金をいただけている人にプラスアルファをしたい。
・事情があってお金が出せない方に失望させたのは申し訳ない。通常のファンクラブコンテンツと、本業の音楽でお返ししたい。
ということです。
考察
特に、共感した部分です。
発表が主にTwitterを軸に広まったこともあり、文字数の制限などでうまく表現できなかった部分があったことや頂いたリプライの内容に対して感情的になってしまったことを反省しています。
これ、ものすごくわかります。数日前に私も、同じようなことを書いています。
ブログを始める方へのメッセージ - orangeitems’s diary
人と人って、分かり合うためには文字数が必要だと思います。ツイッターって、感覚が合っている人たちの集まりで成り立っています。フォロワーというやつですが、基本自分の感覚と合わない人は、フォロワーから外すんですね。そうすると、自分と興味や感覚が合う人の記事だけ流れていくという仕組みです。しかし、マスで人を集めるミュージシャンのような職業だと、いろいろな価値観の人が集まってしまいます。
そのたくさんの価値観の人たちに、ツイッターで説明するのはつらい!。制約ありすぎだと思います。私はそれでブログにモノを書くようになって、かなり楽になりました。ブログだと、書きたいだけかけます。誰も口を挟みません。だから、ブログで意見をまとめたのは、すごい共感ポイントでした。
ツイッター等では、釈明とか弁解とか言う短い言葉で傷つけてくると思いますが、案外ブログには踏み込んでこないものです。長文に対して端的な言葉は弱すぎるんだと思います。ブログにはブログで反論すればいいのかと思います。また、その結果、折り合わないのであれば、別に付き合う必要はないのだとも思います。
で、今回の施策についてですが、正直、岡崎さんの思うようにやればいいのだと思います。自分の主義・主張あってこその芸術家だと思います。ファンのマジョリティに合わせてプレイを変えるのであれば、なんともブレブレの作品となると思います。
発信者は孤独であり、時にはあらぬ責めを受けます。結構、ビジネスの世界でもそういうことがあります(岡崎さんはビジネスではないとおっしゃっていますが)。全ての利害関係が調整できないときに、長期的な成長をふまえて、どこかを取ってどこかを捨てなければいけないときがあります。そのとき、何かを失うことがあるかもしれませんが、それを惜しんだら先に進めません。
うん、自分の経験を振り返ってもそういうことがありましたので、今回はそういう類のものかと思います。ブログできちんと説明は果たしていますので、あとは言ったことをやりきるだけです。そうすると、わかってくれる人が付いてきますので、その人たちを大切にしていればきっと、理想は開けると思います。
考察2点、おそらく、私個人の経験に重なったところがあって、この記事を書きたくなったんですね。岡崎さんを応援したくなった件でした。まさかのはてな民でしたし。
がんばれ!
続報あり
岡崎体育さんのブログって2つあるんですか?(ファンクラブの件続報) - orangeitems’s diary