orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

続けていることをやめない秘訣

 

Xにちょっと書いた件をふくらませる。

 

 

達人、と呼ばれる人はたいてい続けた人。

続けられたのは才能があったからで、ずっと安定して高いパフォーマンスを出し続けてエリート街道で悩みなし、と思われがちだ。

そんなこと絶対ないから。才能のある人がどんどん辞めていくのを何度も見たことがある。一時期すごく活躍した人こそ、ピタッと辞めがち。

その活躍した時の景色と、今現在の差が大きければ大きいほど、もう無理だ、となって辞めちゃうんだね。

どちらかというと自分の才能に対して絶望する、というより外部環境の変化に対して、もうこの世界には希望がないとか、見込みがないとか、勝手に判断していっちゃう。むしろ活躍していたときよりも努力しているのに、環境が評価する基準が変わったとかトレンドが変化したとかで、評価されなくなる。ここで辛くなる。

続けていると波がある。いい時もあれば悪い時もある。その波の中で悪い流れが来た時に本性が出る。悪い時にもちろん結果が出ないときに、それでもしがみついて行くか。やめちゃうか。

ここで、しがみつくのは結構きつい。いい時の努力は結果が出るので気持ちが良いけど、悪い時は結果が出ないのに努力する羽目になるからだ。

そんなとき、私の提案としては、サボっちゃえばいいと思う。辞めるのではなくて、ね。100の努力をしていたら、50にしちゃうか、いや10でもいい。0にしない。すっぱり何もなくリセットしちゃうのではなく、少しだけやる。続けるけど努力は減らす。ぼちぼちやる。

そうすると、落ち込んでいた気力だけは徐々に回復してくる。努力を減らしているから気晴らしする時間もできる。でもちょっとだけはやる。続けることを優先し、パワーだけを抑える。

そしたら、面白いことに次の波が来ることがあるの。それって、きっと努力を一旦減らしたことで努力の方向が変わる契機になるんじゃないか、と思ってる。一本調子で前に前に進んでたら、方向間違えてました、ってことあるものね。それならある意味、歩みを緩めるのもむしろ良い観点なのだろう。

でもね、辞めると、ゼロにすると、全くやらなくなる。やらなくなると、次にやり始めるエネルギーが200、いや1000も3000もいることがある。捨てちゃったら思い出にしかならず、脳の中で優先度が下がっちゃうんだろうね。一度辞めてっちゃった人は、全く戻るケースはないね。それって、もったいない話じゃない?。

冒頭で達人、と呼ばれる人は続ける人と書いたけど、辛くなって辞めちゃう人は達人の域にはなれない。どんなに才能があっても、ね。

走るのが辛ければ、歩き続ければいい、しばらく立ち止まるのもいいかもしれないが、道から外れてやめちゃったら、まあ戻ってこない。

だから結果ができないときは、サボりながらも続けるがいい、と思う。そしたら急にいい時がやってくるから。そう信じられるためにも、がんばりすぎないこと、うまく行かない時には、ね。