orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

社内政治が苦手な人でも何とかなるための大事な考え方

 

 

私は社内政治、大の苦手だな。上の人と仲良くして話を通すとかって超難しい。ただ社内政治の重要さってわかる。会社は全員でリスクを背負ってるから、自分がリスクを背負う時は関係者に話を通さなければいけないのは当たり前だ。

優れた判断と、それを社内政治を使って了承してもらうのは、全く別の領域だ。どんなに自分自身の頭の中ではケチのつけようのない美しい結論でも、わかってない他人に一から説明するのは骨が折れる。かつ、親しくもない人で、理解してくれない人の説得は単に正論をゴリ押ししても無駄なことが多い。別の件を折れるからこっちはぜひ、みたいないわゆる政治が入ってくると、何と無駄なプロセスか!なんて思ってしまう。

ただ、必要ではあるので、私はどうしているかというと、社内政治に関わることを辞めた。その一方で社内政治がすこぶる上手な人とタッグを組んだ。タッグを組もうとしたわけじゃないが、私が苦手そうなのを見て会社が融通してくれたような気がする。私は、私の仕事をする。ベストの方法を編み出す。それを仲間と共有し、後は仲間が社内政治をしてくれる。

別に仲間が技術も上手なのだが、殊更私よりは社内政治に長けているので、私は完全に乗っかっている。その分、非凡な結果を残そうと努力している。私に乗っかて来てくれる限りは結果で返す。結果で返すから、なおさら仲間は社内政治をがんばってくれる。明らかな相乗効果がある。

 

このスキルが大事だよ、そのスキルを持っていないと負けだよ。この論法において、あなたがそのスキルに長けているか、伸ばせるのであればとてもよいアドバイスだと思う。しかし、無理なものは無理だ。今から「誰でもできる初歩からの社内政治」というセミナーを一週間受けたとしてもどうせできない。そういうもんだ。苦手なことを普通にすることというのは、恐ろしく、徒労に終わるものだ。

そんなことより、その苦手を得意とする仲間はいないのか。それは政治じゃない。委託だ。私は技術では負けないから、これを社内政治でうまくまわしてほしい。お願いします。これこそが生きる道。大事なことをわかっているからこそ、そして自分ができないからこそ、できる人にお願いする。受けてくれたらその分、恩返しをする。味方になったことを後悔させないぐらいの大きな結果を返すよう努力する。

正直言って、私の場合は社内政治を克服するより、大きな結果を出す方が簡単だ。だって得意で勝負しているから。やればいいんだから。そのやることを阻害するのが社内政治だとしたら、社内政治の問題が無くなればもっと大きな結果を出せるのである。もっともっと簡単になる。

私は昔はもっと極端で、社内政治が苦手だから得意になってやると、無駄な努力をしていた期間があった。消耗しただけだった。もう二度とやらないよ。

あと、社内政治が得意な人もすごいよね。尊敬する。自分にできないことをできる人ってすごい。そうやって、助け合っていくのが最も良いやり方だ。そうすれば、できなくたってなんとかなるよ。