orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

孤独の淵に落ちないための心遣い

 

自社に中途採用者が何人か入って来ているが心配している。私の部門ではないのでコントロールできないから傍観者である。その部門はチームで仕事をするようにはなっているようだが、リモートも多くチームが可視化できない。私が中途採用で入社し、出社し、そして周りに人がいないとすれば、かなり孤独な気持ちにならないか。

というのも私の部門はほとんど出社していて、しかもチームで仕事をすることがいつの間にか文化になった。会話が途切れないし、疑問があったら相談しあうし、雑談も起こる。そんな横で、チームが見えず一人席に置かれたら。もしかしたら作業は降ってきているのかもしれないけど、居心地が悪くて仕方がないだろうな。

私自身は一人でいたい、一人で作業したい、成約を受けたくないとは思うが、だからといって孤独な気持ちにはなりたくないというひねくれものである。チームには属しながら、チームへの影響力を持ちながら、そして心のままに仕事をしたい。だからこそ私のチームはチームで仕事をすることを強いているし、仮に新しいメンバーが入ったら、孤独の淵に落ちないようにメンターをつける。メンターなんて言葉をこれまで使ったことも考えたこともなかったけど、とにかく新しく入った人には、ケアする人をつけたい。味方がいると思わせたい。

孤独感を味わった時、私はその場所から逃げたくなる。逃げることを最優先に考えるようになるし、そもそも退職したくなる。毎日その状態が続くと確定したことを確信した時点ですぐにアクションを起こすのだが、私が思うに、会社生活でそんな思いを少しでも抱くようなことがあれば会社の制度やマネジメントに不備があると思っている。

メンターって何だ?ということでリンクを貼っておく。

 

mba.globis.ac.jp

メンター(Mentor)は、日本語で「指導者、助言者」と訳されます。

ビジネスにおけるメンターは、自身が仕事やキャリアの手本となって、新入社員や若手社員に助言・指導をし、個人の成長や精神的なサポートする人を指します。

 

ゲームでも序盤はチュートリアルがあったり、案内役が登場したりするけれど、会社においても同様だと思う。下手すると離脱する。人を採用することが本当に難しいこの時代に、孤独が理由となり、就労意欲が失せ、自分が傷ついていくような仕事場は最悪だと思っている。

チーム=仲良し、とか友達、という意味でもない。仕事が誰かと協力しないと完結しないようにする仕組みだ。仕事をすれば自然と誰かと交流し、信頼関係が生まれ、そして成し遂げていくことによりチームの一体感が増すこと。メンバーがチームをリスペクトするのは重要ではあるが、そもそもマネジメントを行う方向性として、チームワーク前提にするのか個人プレー中心にするのかで、ありようが全く変わってしまうのがポイントのように思う。

きっと隣の部署も、何か仕掛けがあるんだろうけれど。私自身が孤独感が嫌いなので、とても心配になってしまう。一人で仕事をすることや一人で結果を出すことは得意だけど、ひとりぼっち、とはまた違う。

それは、40代になっても50代に今後なったとしても変わらない自分自身の性質だな、と思いながら、他の方も同じ思いを抱くんだろうと想像するので、ぜひマネジメントを考える人や、自分自身がこれでいいのかと思っている人には重要さを知ってほしい。やっぱりチームの中にいる、という実感は会社という人生の大部分を過ごす基盤には重要であるということを(正社員でも、それ以外のどんな待遇であってもね)。