orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

自分の健康の価値は、あらゆる全てよりも高い

 

私は、年齢の割に結構健康で、たばこも酒もやらないというのは関係していると思うが、ラッキーだと思う。

ただ、ここ最近、健康を損なうようなことがあって、かつすぐには完治しないみたいな病状でなかなか困っている。

健康な状態で見える世の中と、そうじゃない世の中は、随分景色が違って見える。

世の中は、健康であることを前提にいろいろなものが成立しているということが、今になったらわかる。娯楽の大部分は、それを楽しめる主体が健康であることを強いている。

ちょっと痛みがあるだけで参加できなくなる。

だからこそ、健康を訴求する商品というのはとても値段が高くつくし、それがブランドというか、人々に広く認知されているととても価値が上がる。

ああだから、健康食品って、あんなに高い値段がする上に、それでも人々はお金を出すんだなと気づいた。

ただ、病気を治療する薬のようなものではなく、予防的な、病気にならないようにするをうたった商品だと、これは気分の問題という問題が出てくる。

摂取しているから健康なのか、それとも実は接種しなくても健康なんだけれども、何となく習慣にしてしまい、かつ今健康なんだから、効いているんだろうな、という錯覚を作ってしまう状況がある。

それでも、結果的に健康でいられるのなら、実際は多分毒にも薬にもならなくても、気分として「健康!」という安心が得られれば価値はあると言えなくもないな。

 

子どものころからの、自分の体の感覚として、寝れば治る、治療すれば治るという思い込みがある。若い頃は特にそうだ。細胞の再生力が非常に強い(強すぎるから肌荒れもしやすいと言う話もあるが)。だから、なんとなく若さに任せて無茶なことをしても復活できる無敵な感覚がある。

ところが、これは錯覚である。間違いなく人間、全てを再生することはできない。保つように生活しないと目減りし、目減りしたら増えないパラメーターも存在する。後悔しても遅い。無茶なことは後々、自分の健康に響いてくる。やらなきゃ良かったとそこで思っても、後の祭りである。

中には工夫すれば取り戻せるものもあるし、そこで例の健康食品だの健康の秘訣だの、不思議アイテムや不思議講座が出てくるので人々は飛びつく。1ミリも効果がないのではなく、中には大発明で、効果が合ったりするから健康関連の市場はいつも、バクチのような雰囲気である。

こんなものがこんな値段するんだ、というものは、たいてい、驚きの効果があるものだ。それが本当かどうかは知らないが。

 

そう考えると、人々は若いうちから、自分の健康について執着すべきだ。それが後々になってものすごい価値になるのだ。不摂生は止めて、規則正しい生活を送り、ストレスを貯めず、適切な運動を行い、バランスの良い栄養摂取に気を付ける。なんだか、説教っぽい話しだな、お金もかかるし・・なんて若いうちは思いがちだが、年を取ったらわかる。そのお金、若いときからかけても絶対に後悔はない。あのころちゃんとやって良かった、と強く思える日が来る。後から安いお金では買えないのが健康だったりする。

頑丈な自分を誇る人ほど盲点になる健康への投資。いつから始めるのが最適かといえば、0歳だ。0歳なんだよな、なんて遠い目で思うのである。それも難しいだろうから、今日の今日から始めるのが最適だと薦めておきたい。