orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

サラリーマン、仕事ごときで本気出しちゃだめよ

 

私だってサラリーマンなので思うけど、会社という基盤の上でいくらがんばったって、全部のがんばりの価値をそのまま給与として頂けるわけじゃない。それじゃ会社も成り立たない。会社運営に必要な何かが引かれて給与になるわけだが、最終的に会社は儲けようとするので、結構な配分を会社は抜き取っていく。

一方で、自分の成績や会社全体の成績が悪かったって、会社の余力から給与はくれるので、持ちつ持たれつの制度設計だ。この会社制度のおかげで社会は発展したし、安心して過ごせるので私は何の不満もない。もし、志あれば会社を作って社長をやればいいのである。あればだけど。

サラリーマンを続けている限り、給与は頂くのだからそれなりに会社に対して貢献はしなければいけない、とは思っているけど、限度があっていいと思う。これ以上の貢献は明らかにオーバースペックだなと思ったら、手を緩める。特に、心身の健康に関わる部分については譲れない。健康あっての人生だし、会社の貢献に対しても自分の健康が必要だ。健康を阻害してまで貢献するようなプロセスが目の前にあれば、手を抜けばいいと思ってる。それは会社のプランニングが悪いのであり、そんなのに付き合わされて健康を阻害するとか、もはや、自分を捨てる行為としか思えない。それでもやらざるを得ないなら、私なら転職を考える。会社が悪い。

もし、自分が会社を作って社長になるなら、その話は全く別だなと思う。会社の成功がそのまま自分の人生の成功につながる。だから、自分が会社を作ったとしたら本気を出す。それぐらいの思いがないと社長ってできないものだと思う。片手間でできる社長があれば、それはきっと社長じゃなく、何かのお飾りなんだろう。

会社のシステム自体は攻略して、ぜひ出世を誰しも狙ってもらいたいとは思うものの、それが人生の目標にするほど尊いものかというと、全然そんなことないなと思う。むしろ片手間でできること、ぐらいの執着じゃないと、60歳、70歳まで続けてられないよ。無理なく長く続けられるところが会社員のいいところだし、肩の力を抜いて、長い目でまったりがんばるべきだ。

 

さて、仕事で本気を出さないとしたら、どこで本気を出すのがいいんだろうね。それは、自分で決めればいいと思う。特定の仕事の間でもいいし、プライベートでもいいし。場面場面で自分で判断して、その事柄が自分の人生で重要だ、と思うときだけ。仕事もプライベートも関係なく判断すればいいと思う。そこまで本気を出さなければいけないシーンなんて稀でしょう。その稀な時がいつ来るかはわからないので、自分で判断すべきと思う。

少なくとも、「仕事は本気出す」と単純化して考えると、人間の心はそんなに強くないので持たない、と言うのが持論。どうせ会社が美味しいところは持っていくんだから、仕事はまあ適当に・・でいいと思う。