お世話になっております。orangeitemsです。
電子メールとの付き合いは長いのですが、この電子メールもだんだん、FAXみたいな古めかしさを持つコミュニケーションメディアとなってきましたね。
私が初めにメールアドレスを持ったのは1996年ごろ、@msn.comだったですがそこからもう25年は経ちますからね。25年の間に、変な慣習が生まれ、そして誰も止められないようになっているように思います、というアンケート結果です。
・メールを送る際、ビジネスマナーの定型文として「お世話になっております」を利用しているのは約8割。しかし、そのうち半数の人は"面倒"だと思っていることが明らかに
・メールでのビジネスマナーを面倒と思いつつ、やめられない理由No.1は「慣習だから」(68.6%)
とは言え、面白いのは、BackLogなどのツールでお客様に連絡するときも、
お世話になっております。XX社/○○です。
・・・・・
よろしくお願いいたします。
ってなってますね。メールで生まれたこの慣習ですが、メールを離れても付けちゃうので大概にしたいなと思いつつ、もし付けないことで無礼だと思われたら怖いし、そしてお客様も付けてくるので、不可避です。
ちなみに、私はIMEに、「おせわ」って打ったら「お世話になっております。XX社/○○です。」と変換されるように登録しています。また「よろ」って打ったら「よろしくおねがいいたします。」と出るように登録しています。
タイピングで時間は消費してないよ~とは思うのですが、それでもまぁ、省略できたら楽ちんだよなとは思います。
でも、英語でもこの習慣あるんですよね。
Hi, Mr.XX.
.......
Regards, YY
みたいなね。だからこの作法、実は欧米から来た文化なんじゃないかと思います。
まあ、その他のメールの慣習、例えばToの並びで、偉い人が先じゃないといけないとか。メールには署名が必須だとか。しんどい習慣があるのはメールはいただけないと思います。
一方、ビジネスチャットですが、これもいいことばかりかというと、少し注意しないといけない点があります。会話に近いので気楽にインプットしがちですが、情緒やニュアンスが伝わりにくいのが難点です。だから、LINEなどでは絵文字が発達したわけですが、特に相手に注意や問題点を伝えるときに、柔らかく伝えるのが難しいですよね。言葉がきつく見えるし、グループチャットだと、まるで会議で参加者がいるのに、一人に向かって問い詰めているように見えてしまいます。
もはや経験上、チャットでは指導はしない方がいいんじゃないかということも思います。直接会ったときに、気を遣って伝えるのが一番いいですし、リモートで仕様がない場合はWeb会議で1対1で、誰も聴いていないときに慎重に伝えるぐらいが望ましいです。
この数年間、Web会議やビジネスチャット、課題管理ツールなど、いろんなSaaSのおかげでコミュニケーション手段は広がりましたが、新しい問題も感じることが多くなりました。だから私は今、オフィスで再度働き始めることを選びましたが・・。
とにかくメールは極力避けようと、ビジネスチャットやWeb会議の方に切り替えてはおりますが、それだけで働くのはやっぱり厳しく、リアルで仕事すること自体も一つのツールとみなし、活用しようと思っています。
以上、よろしくお願いいたします。