orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

もしかしたら、業務時間中のヒマに困っている人って多い?

 

今日、話題になったこの記事だけど。

 

note.com

 

私もわかるんだよなあ、この考え方。

会社員としての仕事は普通は平日の9:00~18:00あたりが標準だと思うけど、この時間の使い方、特にこのコロナ禍でかなり自由に会社に任されるようになった。ITの仕事のいいところは、効率化しようと思えば際限なくできること。以前、アメリカの話で、ある業務をリモートで担当してたんだけど、裏で全部自動化してずっと遊んでた、みたいな話があったよね。

 

gigazine.net

プログラマーは自分の仕事を減らすために便利なツールやソフトを作成することができることから、怠け者で愚かな人間ほど優秀と言われることがあるほどです。自作ツールを活用すれば単調で反復的な仕事の生産性を上げられるわけですが、なんと全ての仕事を全自動化して6年間にわたって給与を得ていたプログラマーが、最終的にクビになってしまったというredditの投稿をInteresting Engineeringが取り上げています。

 

そうそう、これこれ。2016年にはさ、この話がおとぎ話に見えたけど、2022年の今、日本でも実際は続出してるんではないかなぁ。

リモートワーカーの皆様、結構いろんなことを自動化して時間が空きまくって、その時間をゲーム、ジムでの運動、ネットサーフィンにつぎ込んでいる人もいるんじゃないの?。

で、あまりにサボり過ぎて、コード書けなくなってる・・まではいかないけど、会社に正直に言うとそれはそれで怒られそうで、どうすりゃいいねん、ぐらいの感想を持っている人、正直に手をあげなさーい・・。はーい。あとで職員室に来なさい。

ITの世界って、出来る人と出来ない人の差が、1000倍くらい平気であるのでリアリティーはあると思ってる。出来ない人がいくら出来る方法を探したって、永遠に見つからないし、出来る人は3秒で見つけちゃうから。この出来る人側の人数、少ない人数じゃない。

荷物を積み上げるのが仕事ってわけじゃない業界だからなぁ。知ってると知らないの間にある谷は深い。教えてやれよと言われるが、教えたらできるんだっけ?。何が問題となるかが未知なので、領域が広く、時間と経験は必要な世界なんだよねぇ・・。

で、著者はフリーランスになって、発注者に対して圧倒的な生産性を発揮できるので、その空き時間を喫茶店経営に充てたってわけだよね。合理的~。

ただ、業界の中でここまでのパフォーマンスを発揮できる人が、どれくらいの割合でいるのかはわからない。だって、フリーランスで8時間で出来るだろう仕事を、16時間かかる人は地獄よ。単に時給が半分だもの。1時間で出来るからこそ、喫茶店経営はできるわけだ。8時間かかるなら、もちろんやる暇はない。

ちなみにである。だったら、もっと、ITの仕事を受ければいいじゃないという話もある。2つの案件を取ったら単純計算で2倍である。

しかし、たくさんの仕事を受けたときに、責任も2倍となる。これがまずいのだ。責任だけはコントロールしておかないと、想定外のことが起こった時に別の責任とコンフリクト(競合)してしまう。

いくら暇でも、責任を負い過ぎないこと。喫茶店は最悪、休業しとけばいいでしょ?。でも、ITの仕事は、「すいません、別の仕事が大変になったんで、なかったことにします」とは行かないわけだ。

だから、この業務時間のヒマは、本業とは全然関係ないことで、かつ退屈しないことに割り振りたい。むしろ本業にいい影響を与えることならなおいい。

・・ってわけで、「客の来ない喫茶店」というのは合理的だということ。

いろんな取り組み方があると思うけど、大きな声ではできない話題だよね。だからこんなに反響があったんだと思う。

さて・・私の場合は・・、やっぱり大きな声では言えません(職員室に行ってきます)。