orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

忙しいことによるストレス反応について考える

 

6月に入ってぐっと忙しくなった。

これだけの忙しさがやってくるのは珍しい。5月はむしろ暇過ぎて困っていたくらい。平均して作業要求があるといいのだが、まあしょうがない。まとめてやってくるのが仕事というものである。

会社も、忙しい時だけ人を雇って、暇なときは給料払いたくないとは思うんだけど、人間生きてるんでそんな、クラウドのサーバーみたいに休止状態にはできない。ピーク時に合わせて人を雇ってたら全体的に人件費が高くなっちゃうので、そこそこの人数で忙しいときも捌くしかないよなとは思う。今がそんなときだ。

忙しいというのを久しぶりに経験したので、自分に対する変化を観察してみると、いろいろ発見できる。

かなり集中して作業していると、呼吸が浅くなる。これを長時間続けていることによって肉体的にはかなりのストレスが起こる。

ストレスが長時間かかると、私の場合は肌と言うか皮膚に影響がでて、軽いじんましんみたいになり、かゆみが出てくる。これに気づいたのは数年前に過度にストレスのかかる部署に配属したときに、慢性的な肌荒れに悩んだことだ。そこから部署が代わり仕事もストレスがかなり少なくなって、そして肌荒れも皮膚科に通って対処した結果、ずいぶん普通になった。

で、ここのところ忙しくなって、ふと気づくと夜中にかゆみで目覚めて、ああ、あれか懐かしいなみたいな気分になったけど、この時点で体から新着メッセージ。おいストレス強すぎるぞちょっとインプット緩めなさい、と書いてあるようだ。こうやって、体の微細な変化を見逃さないようにすることで、仕事などの環境の変化に対して、過剰適応するやいなやアラートが出る仕組みのようになっている。

これは、人によって反応の仕方が違うんじゃないかなと思う。あまり体に反応が出ない人はある意味ストレスに対して鈍感な部分があり、逆に危険じゃないかなと思う。また、メッセージだと受け取らない人も危ないと思う。いわゆる努力と根性で乗り切ろうとするタイプ。基本ストレスに対して人間は中長期的には無力なように思う。ド短期では確かに、気合でなんとかできるのだが。

私も数年前の例のストレスが高かった際には、気合と根性を続けていたのだが、そのストレス性のアレルギー反応みたいなものはどんどん強くなっていったし、それ自体がストレスとなり仕事にもかなり影響したように思う。自立神経の実力行使というべきか、きっと人によっては、心自体を病むようなタイプもあると思う。心はめっぽう強いけどそれなら体を攻めるみたいな、なんだか体のシステムってなんとも面白くできてるなと今では感心する。

仕事って基本はやらなければいけないから、心が体に「やれ」って命令するんだけど、何かもう一つの人格のようなものが、「やれるわけねえじゃん」って抵抗するとき、この強さがストレスになって、ストレス反応が生まれる。この反応を「やれ」って言った主体が抑え込む力がストレス耐性で、この耐性が強ければ強いほど、気合と根性で痛みを無効化しようとするんだけど、「やれるわけねえじゃんって言ってんだろう」と体の方も対応し、強い反応を返すようになるし、それすら無視していると深刻な体全体の不調が起こる・・ということだね。

まあ言葉にするとそういうことだけど、体の言うことには素直に従いましょうね・・。忙しさより、自分の体のほうがよっぽど大事。