orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

オフィスで働かせるなら、オフィスをリモートワークよりもより良い環境にしてくださいという話

 

リモートワークが今後も続くのかどうか、という話。

 

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 しかし、まだ多くの人が疑問に思っているはずだ。将来、このリモートワークバブルが弾けてしまう可能性はないのか。そして、オフィスはコロナ禍前の規模に戻るのではないかと。

 米国とカナダの大企業5万社のデータによれば、リモートワークは今後も長期にわたって続くと見られる。

 

このブログでも何度か書いたけど、私は長いリモートワークの後、オフィスに復帰したのだけど、実は最近はまたリモートワークに戻している。

リモートワークより、オフィスで働くことのメリットに注目していたのだけど、最近はオフィスで働くデメリットを意識するようになってきた。

オフィスで働くのが当たり前、という時代から、なぜオフィスで働くのかをきちんと言語化しないといけない時代になった。

オフィスで働くためには、メンバー全員がオフィスに出てこないといけないと思う。誰かがリモートである時点で、オフィスにいてもリモートワークとあまり変わらない働き方を求められる。

自席でWeb会議すると基本的に周りにうるさい。誰かが電話をしていてうるさい、と同じ感覚である。しかも、マスクをしなければならず苦しい。リモートワークを自宅でする限りは自室にいれば誰にも迷惑はかけないし、マスクもしなくていい。

たくさんコミュニケーションをしなければいけないシーンにおいては、この制限がだんだん辛くなる。オフィスで濃厚なコミュニケーションをしたいときは会議室などオフィスの中で遮蔽された空間を探す必要が出てくるが、これが奪い合いになる。

これでは、オフィスで働くほうが無駄が多い。だから、チャットに逃げがちになるのだが、細かいニュアンスをつめなければいけないときに困る。そして、会話の量も減ってしまう。

このようなシーンを多く経験し、ああ、オフィスで働く時は全員出社、としなければいけないなと思ったのだけど、個々の席順がいろんな事情で同じ場所にまとまっておらず、全員出社したとしても同じオフィスにいてWeb会議しなければいけないという始末である。

オフィスに出社しても、対面でコミュニケーションできない場所にある以上は、出社しても無駄なのでリモート中心にしよう、という話を進めたが、そうすると自分自身もリモートの方が断然働きやすいのである。

こういう状況は、社員がリモートワークと言う手段を得てしまい、経営層がオフィスレイアウトに気を遣わなくなってしまった弊害が起こっているのかもしれない。全員出社が常識なときは、働く環境にキレキレで思考をしていたと思うのだが・・。

リモートで働いても結果が出るなら、オフィスに力を入れなくていいよね、という状況が、リモートを今後恒久的なものにしていくというのも皮肉な話である。私は依然としてオフィスで働きたいのであるが、それならそれでオフィスワークが最適化されるような環境が今後会社経営に求められると思う。常にコンペ状態なのだ。昔のように一択の時代ではない。会社がオフィスを選ばれるように努力しないと、たくさんの人がリモートワークを選んでいく、そんな時代に入ったのではないだろうか。また、オフィスで働くことを社員に強いる場合は、オフィスが最も生産性高く働ける場所、という説得力がないと社員も他社に逃げていくのではないだろうか。