orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

転職ブーム到来か、人が活発に動き始めている様子

f:id:orangeitems:20211017000748j:plain

 

去年から今年までずっとコロナ禍でどこの仕事環境も結構激変だったんじゃないかと思います。オフィスに誰もいない状態になったこともありました。そんな時期には誰も転職活動すらできないかと思いきや、旅行業や外食産業など不振業種からあまり影響を受けない業種への転職は結構動いていました。IT業界は年齢が若ければ以前から未経験でも採用は旺盛でしたから、この1、2年も私の周りで結構新しい方が参画されあわただしかったのをおぼえています。

しかしここから先はまた違った理由での転職が増えそうです。それは、リモートワークを継続するのか。それともオフィスに戻るのか。会社によりかなり色が変わってきているからです。

ある会社は、今後の働き方は中長期的に激変するとにらみ、オフィス自体を縮小しリモートワークを定常化しています。オフィスには全社員の席がなく、フリーアドレスになっていて、全員の出社はもはや物理的にできなくなっているそうです。

一方である会社は10月から原則出社に切り替えたそうです。この一年半ほどはずっとリモートで、オフィスはリモートアクセス用のパソコンが動くだけ、という状態だったそうですが、今後の事業拡大をにらみ方針転換だそうです。

人によっては、未来を見越して郊外に引っ越した方も多いと聞きます。リモートワークなら別に都心にいる必要もないよね、これはその通り。しかしオフィス回帰の会社命令が出た途端に裏目に出ます。また引っ越しますか。お金もかかるのと、せっかくの新居をどうするかということと、いろいろ課題がのしかかってきます。こんなに急にコロナ禍が収束するのか、というのは誰も想定していませんでした。

この先どうするか今一つ読めない状況で、コロナ禍を総括しオフィス回帰をする会社と今後もつきあっていけるのかどうか、むしろリモートワークを主体とする会社に転職したほうがいいんじゃないか、そんな動機が生まれているように思います。

また逆に、オフィスで働きたいのに自社がリモート主体になってしまったという人もいるでしょう。オフィスで働くことにも価値はあります。その価値が欲しい人もいます。リモートは嫌だ、という人もいるのです。

今のこの時期は、会社がどの道を進むのか見えやすい時期でもあります。

そういえば2019年までのことを思い出すと、特に中小企業には応募者がまったくいなかったのです。わたしも過去記事でぼやいていました。

 

www.orangeitems.com

ということで、運用エンジニアは不要にはなりません。

なぜなら、IT業界の中で不人気ポジションだからです。

募集をかけても全然来ません(笑)。

人手不足なのに、不要になるはずがありません。

 

でも、でもね、今月になって私の身の周りにも募集が入って来ているんですよ。

これはコロナ禍の突然終了で、人が活発に動き始めていると理解しています。リモートワークを好んでようが好んでまいが、やってみると家に閉じ込められ、いろいろ自分のことを考えると思うんです。私も一度だけの転職したときは、出張先のホテルで熟慮し決心しました。あのときは4泊5日みたいな出張で、一人でゆっくり考えたものです。

今回は4泊5日どころじゃなく、1年半ぐらい、たくさんの人々は自分のことを自分の家で考えましたからね。

私的には2019年までは大企業が人をどんどん採用し、中小企業にはチャンスが無かったと思っていたので、人が動く今はチャンスじゃないかなと思います。ただし、同じ理由で誰か辞めるかもしれない。それもまた個人の人生なので止められないと思います。

とにかく、人は動き出した。

会社はきちんと決断し、そして個人もきちんと決断しなければいけない、そんな秋が到来していると考えます。