orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

仕事が落ち着いたときになすべきこと

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すごく忙しい職場、一年中忙しい、振り返る暇がない。

それって少し歪んでいて忙しい中でも改善を積み重ねて行くと余裕は生まれるものです。もし人手が足りないのならば人員増強を行うでしょうし、コンピュータ資源が足りないのならサーバーの追加を行うでしょう。システムに不都合があるのならばシステム更改を目指すでしょうし、忙しさから学びを得れば、いつかは平常を取り戻します。

さて、改善を積み重ねた職場にありがちなのが「急に暇になること」です。

忙しさに対して多面的に準備してきたとき、仕事が増えることには耐性がつきます。優先度を鑑みてスケジュール調整を行い、短期的に混乱しないように計画的に行動できるようにします。洗練すればするほど、仕事が増えることに対しても冷静に対処できます。

ところがいろんな条件が整って、仕事の量が確保できないときがある。短期的にたくさんの仕事が来たら、確率的に短期的に仕事が減るときはあります。まんべんなく仕事が来るといいのにと思うのですが、そんな都合のいいことはありません。

そういった、めぐりあわせで仕事が急に暇になったとき。

私は感情的には不安になりますね。このまま仕事が無くなって言ったらどうしよう。

これって、芸能人の方や、フリーランスの方でも共感されるでしょうね。仕事が一杯来ているときは無我夢中でこなしていればいいのですが、さて来なくなった時に何をすべきか。

営業活動も兼ねている方は、じゃあ新規の営業活動がんばるかとなるかと思いますが、そんなに営業も現場もできる人は限られます。基本的には次の仕事が来るまで待つしかないだろうと思います。

この、待つ、というのが忙しいよりも苦痛です。

もしかしたら自分の仕事内容が、時代遅れになっているのかもしれない。もしかしたら新しい分野が育っているのに乗り遅れているかもしれない。

焦ります。

しかしこういう時に、新しいことをやりだしても身に着いたことはほぼありません。なぜか。しばらくすると途端に忙しくなるから、という身も蓋もない理由です。忙しいことがコントロールできないことと同じ理由で、暇になることもコントロールできないのです。

ファンタジー性の強い新規事業を考える暇があったら、過去の事業成績を数年間横に並べてみたほうがいいです。もし伸びているのであればその暇は、多分「休め」ということです。すぐに忙しくなりますから、新しいことを考えるより、その空いた時間で忙しかったときの仕事について振り返ったほうが学びが多い記憶があります。忙しいときにはいろんな必要な仕事をすっ飛ばすことが多いですから、振り返っていろんな修正を施すことに時間を使った方が有意義です。忙しかった時に「ああこれやりたいんだけど時間ないな」と思ったことをメンバーと一緒に思い出してみましょう。それらを修正しているだけで、実際次の忙しさがやってきます。大多数のケースは。暇になったからと言って付け焼刃的に始めた新しいことは、たいていポシャります。

一方で、過去の事業成績が明らかに右肩下がりのときは、これは撤退や根本的な事業構造の見直しを考えるべきときです。そもそも次の仕事を請けるか、みたいなこともこの空き時間を使って考えるべきでしょう。仕事の中には、忙しいのにちっとも儲からない、みたいな分野もあります。そんな分野の忙しさについては、いずれ断ち切らなければいけない時に遭遇するのですが決断は早い方がよい。しかし決断にも理由やプロセスを考える時間が必要です。

さて、時間のある時に新規事業など考えても意味がない、と言うといつ新規事業を考えるかということになります。これは実は忙しさとは全く関係がなく、突然チャンスはやってきます。どう考えてもやった方が良いよね、というタイミングで成功する新規事業は現れます。それぐらいの確信と直感が必要です。当事者にパッションがないのに、誰かを巻き込むのは危険です。暇なときに、それをひねり出せというのは実は順序が逆なのです。

また、仮に新規事業に芽が出てきた場合は、忙しい部署のメンバーが兼任で携わるのではなく、専任で集中させた方がよいです。どうしても現業が優先しますから。

ということで、間違いなく暇になったら、現業の総点検をお勧めします。それでも時間が余ったら、優先度を限りなく下げた上で、新規事業のアイデア出しや情報収集を始めてみればいいかと思います。でもそんなことを考えているうちに次の忙しさは到着するとは思いますがーー。