orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

議論の負けパターン

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仕事をしていると議論をすることは日常茶飯事です。

同僚、上司、部下、顧客、様々な関係性にて発生します。

議論を重ねて生きていると、何となく法則性のようなものに気が付きます。

議論に勝つ方法を意識するより、負けパターンを意識したほうがわかりやすいと思います。明らかに負けるやり方というのはわかっていて、しかしそれを平気でやってしまう人も散見します。

私の思いつく負けパターンを列挙していきたいと思います。

 

 

負けパターン1 感情的になる

怒る、鳴く、のような素振りを見せたら、たいてい負けます。

人間だもの、と思われる方もいるかもしれません。

時には感情に訴えることも重要だと思われる方もいらっしゃると思います。

しかし、議論の場において感情は出さないに越したことがありません。

私は、相手が感情を露わにした時点で、「まず落ち着いて」と促します。

話にならなくなるからです。相手の話を冷静に聴くことができません。そして、論理が破たんしがちです。議論自体が成り立たなくなるので、議論自体を打ち切るとともに、相手が冷静になるまで話を整理する方向に舵を切ります。

感情論を離れて話を整理する役割を奪取したら、その時点で主導権は握れます。あなたは感情的になっているのでまず落ち着いて、私が整理する。主導権を握ればあとは、参加者全てがよりベストな方法を考えよう、となります。ただ整理することに感情的になった人が一時的に参加できなくなるので、要点が都合のいいように形作られるようになります。

ということで、感情的になるとペナルティーになるようなものなので、感情は抑えるに限ります。人間ですので感情はあって当たり前ですが、それを出すか出さぬかは個人の行動の自由の範囲です。

 

負けパターン2 相手の話を遮る

相手の話はもう、終わるまで最後まで聴くに限ります。もう相手が話すことが無くなるまで全部聴いて、話を整理してあげます。

そうすると、明らかに論理的な矛盾が見つかることが多いです。すべてが完璧、なんてことがあれば別に議論する必要もありませんよね。

そうすれば、その矛盾点から先に考えを述べ、その上で自分の考えを説明していく。もし、相手の話を全部聴いていれば、相手も聴いてくれる可能性は高いです。

逆に、相手の話を聴かず自分のことばかり話していたら、相手は話したいことを話せない気持ちなので聴いてくれません。

この前提の中で、少しでも相手の話を遮るような、もしくは、かぶせ気味に話すような態度を見せたら、これは相手に「あなたの話は聴いていません」って宣言するようなものです。

前段の感情的になるのと同じで、議論を成立させないような態度は、ペナルティーを喰らいます。相手の話はもう気のすむまで聴いてあげることです。

ただ、相槌ばかり打つのはダメで、垂れ流しにならないよう、話を整理し同じ話は二度させない毅然とした態度も必要だろうと思います。

 

負けパターン3 条件反射で謝る

議論になるとまず謝るというのは最悪で、私が負けを認めるのでこれ以上議論を続けないでください、という拒否の姿勢にあたると思います。

もし非があるとしても、議論が整理され双方が情報を共有してからにすべきだと思います。何に対して謝るのか不明確なうちに、立場として謝ることを前に置くのは、議論の放棄になります。

どんなに不利な立場にあろうと、とにかく相手の話を受けきる。全部終わったら、自分の言い分を言うのではなく、まずは相手の話を整理する。整理しながら自分の言いたいことを頭の中でまとめ、そしてゆっくり1つずつ、自分の話に入る。

そんなことをよくやっているので、謝罪目的で話に行ったものの、最後まで謝らずに帰ってくることが経験上何度もあります。具体的に謝るポイントもないのに、謝ってなるものかと思っています。

謝ることが誠実なことと思っている人もいますが、私はそんなことは無いと思います。きちんと何が悪かったかを客観的に整理し理解していることを共有することのほうが、誠実だと思いますがいかがでしょうか。

 

 

 

今回は3つの観点をご紹介しました。まだありそうですので、いずれnoteにアレンジして書きたいと思います。

たまに、テレビをつけているとワイドショーに政治家が出てきて話をしていますが、彼らはこの辺りが非常に上手ですね。感情をコントロールし、聴き手に廻り、そして話を整理したら一気に話を始めます。淡々と。

いろんな党派の方はいますが、観察してみてください。要職にいらっしゃる方は特に、議論が本当に上手で、参考になります。