orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

話をするのが苦手な人、の改善方法

 

幼少期の頃から私は人見知りで、人と話すと緊張する方だった。今も割とするけど、さすがに加齢とともに、経験が助けてくれるようになったけれど。それでもドキドキしながら話をする。

一方で、このブログの作者らしく、頭の中はいつも思考でぐるぐるしているので、何か伝えようにも、複雑かつたくさんの情報があり、どうやって相手に伝えるかを困って若い頃は過ごしてきた。

前提として、人は、そこまで長話を聴けるほど、気が長くない。たくさんの情報は、短くまとめてお話しないと、聴いてもらえない。

自分の話すターンは長くて数分で、その間に相手にポイントを伝えきれないといけない。興味を失ったら「もうその話いいよ」と言われてしまう。

話が長い人は、これまで周りの人がいい人ばかりだったのかもしれない。話の経緯を延々と話して、「あれ?私なにを話そうとしたんだっけ?」なんておっしゃる。

いやいや、私の聴いてる時間を奪っておいて、それはないよね、となったら話を聴いてくれなくなる。

相手が一人だったらいい。もしマネジメントの立場で相手が十人以上いたら、不満が増幅する。要領を得ない長い話は、たくさんの人に不快な思いをさせてしまい、しかも何も伝わらないという副作用を残してしまう。

 

さて、じゃあ、どうすれば言いたいことを適切に伝えられるのか。

私がこのブログを通じて感じているのは、人は、1000字〜1500字くらいのストーリーとして理解したいという欲求を持っているということだ。

Twitterは280字らしいが、私は短すぎると思っている。280字で事実が伝播すると、必要な情報が抜けてしまっているので、関係者から「あれはどう?」「これはどう?」なんて問い合わせが炸裂する。必要な情報を届けたいなら1000字〜1500字というボリュームを意識すること。これを話し言葉にすると、だいたい3分〜4分くらいになるかと思う。

さて、字数は足りているし多すぎないが、内容が構造的になっていなければ、全く意味はない。情報は、以下のように整理されているのが理想だ。

 

①私が思う結論

②根拠となる事実 <1>

③根拠となる事実 <2>

④結論を強烈に裏付ける証拠

⑤再度、結論

 

だいたいは私のブログもこうなっているかもしれない。おそらく、人は無意識的にこのような順番で話を聞きたがっていると思う。

特に、②③で2つ挙げることをお勧めしたが、3つでもいい。4つだと気持ち多すぎて、愚痴っぽくなる。複数ある事が重要なのだ。1つの事実で結論を導き出すのは、拙速だと人々は思うはずだ。2つ以上あることで、受け入れやすくなる。

基本的にはすぐに結論に向かってもいいが、1つ、④のように、エピソードを挙げるとダメ押しができる。

そして、最後の⑤、再度結論を言うことで、何を話していたかを思い出させる。

簡単だが、案外人に物事を伝えるときに、こういう持って行き方をしない人が散見され、あらあら、それでは相手に伝わらないぞ、なんて思うことが多い。

 

雑談ベースで、こんな堅苦しいことを考えながら話さないといけないのかと思うかも知れない。しかし私はと言えば、これを毎日2記事、必ず作っていることで訓練されまくっていて、人に話をするときにはブログを1記事書くイメージを実践している。おかげで、誰かにわかってもらいやすくなったな、という実感を得ている。

参考になれば幸いである。