orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

タイトルで煽る記事は慎まないといけないな

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最近は、バズるためには何をしてもいい、バズらない=意味がない、のような二極論を目の当たりにしていて、どんどんエスカレートしているように思います。例えば、今日こんな記事を見かけたのですが。

 

www.newsweekjapan.jp

4. 今後の課題

現在、日本では、新型コロナウイルスという誰も予想しなかったウイルスの感染拡大の影響で、テレワークが急速に普及している。テレワークの普及は、日本政府が推進している働き方改革を推進するためにも望ましいことである。但し、今後テレワークをより普及させるためには、解決すべき課題も多い。その主な内容は次の通りである。

 

この記事のタイトルは、「なぜテレワークは日本で普及しなかったのか?──経済、働き方、消費への影響と今後の課題」です。しかし、中身を読むと、「急速に普及している」、とあります。

なぜこんな、タイトルと中身の齟齬が発生するのか。

それは、タイトルでバズるかどうかの9割が決まるからだと思っています。

実際、私がこの記事を読んだのは、「あれ?日本ってテレワークが普及しなかったんだ」という意外感からです。私自身がテレワークで自宅に囲われてしまっているので、参考のために開いたのでした。

しかし、蓋を開けて見ると、急速に普及している、とある。おそらくタイトルは筆者の思うところではなかったのではないかと思います。

こういった、タイトルで煽りたくなる心情は私もよくわかっていて、ブログ投稿前にも、これでいいのか考えます。しかし度を過ぎると、このように内容と中身が一致しなくなってしまい、読者が失望してしまう結果になると思います。

バズるために、内容と齟齬のあるタイトルを付けるのは、品がないと率直に思いますが、そういった思考がいろんなクリエーターがし始めているのは良くない傾向にあると考えます。

 

このバズり至上主義、のようなものは、Googleがもたらしたインターネット広告の影響は大きいと思います。たくさんアクセスを稼げばそれに比例して収入が増えます。先ほどのメディアもインターネット広告がたくさん貼ってあるので、アクセス数の増加を狙っていると思われます。

さらに、作り手が何かを作ろうとする上で、「よりバズること」を過度に志向するようになってしまっている。ウケるものを作ろうとする。これ自体はモチベーションとしては完全に間違っていないとは思います。観客を喜ばせたいというのは素直な心です。しかし、作り手の魂、作品そのものの価値、美の追求のようなものに対して考えると、バズることの追求はあまりにも陳腐です。目を惹くためには下品なことをしてもいい、過激であるほうがいい、作り手が作りたいものを無視してでもトレンドに乗るべき。そんな風潮が、ネット一強社会の中で、強まりつつあるのではないかと思います。

 

最近私自身も考え直しています。Googleも「まとめサイト」のような創作物ではない二次情報でできたような情報ソースの価値を極端に下げ、一次情報の価値を上げようとしています。過度の引用を避け、できるだけ自分の文、自分の意見を中心にするように心がけています。

最近の、バズり至上主義のようなものに距離を置き、創作の価値を高めていくような活動を心がけていきたいと切に思います。