orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

「VRライブ」と「会う」の間にある大きな溝

f:id:orangeitems:20200714132301j:plain

 

「会う」というのはやはり、特別な意味があります。

WEB会議ならリモートなら、ということでオフィスで仕事する意味を切り捨てそうな世の中ですが、やっぱり会うということは特別なことです。

 

anond.hatelabo.jp

舞台を見に行ったら、出演者やスタッフや観客の新型コロナウイルス感染が次々と報道され、「クラスター」という言葉こそ公式には使われていないものの、今日はついに主催から「保健所から当社に対して(略)全ご観覧者様が濃厚接触者に指定されたとの連絡がございました」とホームページ上で告知があった。

めずらしい経験をしているので、「このご時世にイケメンめあてで新宿へ行ったバカ」と言われる私が、何を考えていたかをまとまった文章にしようと思う。

 

このお題に対し、一つ思い浮かぶことはVRライブの進化です。

VRでライブ映像を流したら、それこそ「推し」が目の前に現れるし、それどころか自分のためにパフォーマンスしてくれるかもしれません。

 

VRライブの試みはたくさん進められているんです。

 

panora.tokyo

ソレナー株式会社(代表:福井直樹、本社:大阪府貝塚市)は、 東京ライブ配信株式会社(代表:森下公廣、本社:東京都新宿区)との共同開発による事業者向けのスマホ用VRゴーグル対応低価格ライブ配信システム「VRライブ配信はじめました」を6月26日より提供開始します。

 

news.yahoo.co.jp

VR観戦、まるで球場にいるのかのよう!(本当だった)

スタジアム観戦が大好きな自分のような野球ファンにとって、気になるであろうVRモードを体験してみます。今回のお目当てはこのVRモードでした。スタジアムに行きたい、グラウンドにいる選手の動き全体を見たい、スタジアムで応援したい、スタジアムでビールが飲みたい、という欲望を満たしてくれそうだったからです。ビールは自宅で用意すれば気分を味わえます。

 

rockinon.com

打首獄門同好会の公式Twitterで6月8日に発表された「360度動画『VRライブハウス』計画」が、すさまじいスピードで動き始めている。VRゴーグルを着用しながら鑑賞することによって、あらゆるアングルを自由自在に堪能できる有料動画コンテンツの第1弾「スターターパック」は、6月19日に早くも配信がスタート(もちろんVRゴーグルがない状態でも視聴可能)。今後も新作が毎週金曜日に追加されていく予定なのだという。このプロジェクトについて、大澤敦史(会長/G・Vo)に語ってもらった。柔軟極まりない発想に唸らされると同時に、このバンドの核にある美しい遊び心にも触れられるインタビューとなった。

 

www.barks.jp

Gacharic Spinが、7月3日(金)にバンドキャリア初となるVRシステムを利用した有料生配信ライブ<飛び出す!ガチャピン!~おうちでライブ~>を開催することが決定した。

2月よりスタートした47都道府県TOUR<ROCKET SPIRITS>が、新型コロナウイルス感染症の影響により、2月末から8月一杯のすべての公演の中止・延期を余儀なくされてしまったGacharic Spin。今回の生配信ライブは、当初は6月に東京公演を開催する予定であったVeats Shibuyaより実施する。なお、VR MODE社が新たに開発した、ライブハウスの最前列を180°3D立体視の目線で体感できるVRシステムを使用するとのこと。

 

natalie.mu

TENDREのオンラインライブ「360° VR STREAMING LIVE」が6月28日(日)にYouTubeにて配信される。

このライブは視聴者が360°どの角度からもパフォーマンスを楽しめる“360°VRライブ”。映像を見ながらスマートフォンの画面を傾けたり画面上で操作することで、VRゴーグルなしでも自由に視点を変えながらライブを視聴することができる。なおTENDREがバンド編成でパフォーマンスを披露するのは2月に行われたAIとのツーマンライブ以来、約4カ月ぶり。

 

たくさんのVRライブが、これまでのライブビジネスを代替してくれるか・・、もちろん、全否定はしないのですが、VRライブには大きな大きな欠点があるんですね。

それは、自分を「推し」が認識しているという感覚が持てないことです。

特に小さなハコのライブだと、観客の目的は「推しと会う」ことなのですが、自分が主観的に相手を見つめられるということの反対に、推しが自分を見て認知すること、ということにも価値があるんですね。

VRライブだと、その実感が全くシミュレートできない。

VRが今一つ普及しないのは、その欠点をいつまでたっても克服できないことにあると思っています。

テレワークにおいて、ビデオ会議で相手と目が合わないことが問題となっていますよね。Microsoftは、変なソリューションを持ち込もうとしています。

 

www.itmedia.co.jp

 米Microsoftは7月8日(現地時間)、「Office 365」のチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」での“バーチャルインタラクション”をより快適にするための一連の新機能を発表した。

 新型コロナウイルス感染症対策でWeb会議の利用が必須になりつつある中、Teamsに寄せられたフィードバックを反映したものとしている。

 中でも「Togetherモード」はWeb会議特有の疲労感の一因であるグリッドビューの問題の解決策として開発された。

 

どんなに脳を騙そうとしても、結構脳はドライで、会ってないじゃん、ということを主張しようとします。VRははじめはすごいんですよ。でもどんどん冷めちゃうんです。ああ、これはウソの映像なんだなと。それは映画と同じだと思います。

テクノロジーを追いかける技術者として、まだまだ乗り越えなければいけない壁は強いぞ、と思います。ホストクラブがこんな状況でも根強い人気なことも含めて、「会う」は相当強力なコンテンツです。

まだまだ、会う、に対するIT側のソリューションは幼稚で生理的欲求を満たすにはいたりません。完全テレワークを試みようとされている企業の方はそこを無視しないようにぜひ、お願いしたいところです。