orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

内向的という言葉に惑わされるな

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内向的 - 外交的

私が学生時代の頃の方が傾向が強かった記憶があります。人を明るいと暗いとに選別し明るい方が活躍する人。暗い方は活躍できない。友達がたくさん居る人と居ない人。そんな色分けをすることが当然のような価値観でした。

で、私自身もどうにか「明るい方」になろうとして、無理をして、人づきあいに疲れた記憶。まあ人は、違う人になることはできません。どんな強い精神を持っていたとしても。

学生時代も終わろうとしていたころに「ありのままで」のような歌詞が流行。もう今のあなたのままでいいんだ、というような価値観が広がっていったことと、バブルが終わったちょっと冷めたような世界観がシンクロしていたのかもしれませんね。

さて、その暗い、ということを説明するのによく使われたのが「内向的」という言葉です。逆の意味は「外交的」ですね。結局は明るい暗いの話とよく似ています。心のエネルギーが内側に向かうか外側に向かうか、という話です。

私は「内向的性格」だと思っていた頃があります。人見知りも強いし、いわゆる明るい、と言われる人はどちらかと言えば苦手です。そして自分は明るい、ではない。そうすると暗い、内向的だと。ただ長い社会人経験を得て、この外交的とか内向的だという言葉については、かなり偏見に満ちた決めつけのようなものがあると感じ、この言葉で悩んでいる人は、この言葉自体を否定したほうがいいと思いますのでまとめておきます。

 

自分の体験から

私自身は上に書いた通り人見知りが激しく、例えば実家で親戚が訪ねてきたら自分の部屋に引きこもって帰るまでじっとしていたぐらいです。そんな姿を見て自分の親が「あなたはサラリーマンは向いてない」って言っていたのをおぼえています。

一方で、じゃあ仕事に就いてどうなったか。仕事をする上での人見知りは一切ありません。仕事をしていく上でいろんな人と関係を持ちますが、そこで内向的性格のようなもので躊躇したりすることはありません。はっきりとものを言うし、コミュニケーションは得意なほうです。ただ、仕事をする上でです。

飲みに行くのは依然として好きではないですし、プライベートで仕事の人と会ったり遊んだりすることは一切ありません。

でも、私の名刺のレコード数は1000件を超えており、友達100人できるかなという意味では幅も広いと言えます。

仕事をする上ではコミュニケーションが活発で苦労が無い、でも飲みには行かない。こんな人のことを内向的という言葉で片づけようとするのがそのそも無理があると思うのです。ああ、「内向的」「外向的」というのはすごく一面的で限定的なものの見方であり、もし自分の性格で悩んでいる人がいたら、あまり内向的という言葉に惑わされるべきではない、と思います。人の性格や行動は、環境によって大きく変化するし、考え方もどんどん変化するので、まるで変えられないもののように内向的・外向的なんてレッテルを付けようとするのは意味を感じません。

おそらく、私が仕事になると人見知りしなくて済むのは、他人の役割や目的がはっきりしていて、かつ用が済んだらコミュニケーションが終わることがわかっているからだと思われます。なーんにも知らない人と話すのは情報が無さ過ぎて苦手です。だから飲み会でただ騒ぐ、というのは依然として苦手です。情報を得ようとしても飲み会はわーわーうるさい。

たくさんの人と関わって思うのが、一方的に明るい人も、一方的に暗い人も、いないということです。それぞれの人々が自分の考えを持っていて、より良くあろうと日々もがいています。明るい人だって暗いし、暗い人だって明るいこともある。

子どもの頃にあったあの「明るい」への畏れは幻想であったことに今は気が付いていますし、一見明るい/外向的な人も、みんな闇を持っていることを今は知っています。

 

自分とは何かを見つめ続ける

私自身が苦しみ続けたような気がするこれまでの過去を考えると、「こうあるべき」ということと「そうではない」ということに対する乖離が原因だったように思われます。

「こうあるべき」こそがおかしかったのですが、でも、世の中の情報って「こうあるべき」にあふれていませんか?。どうあるべきなど、人に迷惑をかけない範囲で自分自身で決めていいものです。むしろ、最後の最後まで自分とは何かを見つめ続け、できるだけ素直に考え発言し、行動できるかどうかが、最も優れた価値ではないか、と考えはじめ、かなり開けたのがここ一年ほどの私の個人的な話です。収入や名誉など副次的なものであり自分自身が満足して行けば後ろからついてくるものだ、と思っています。未来へ向かう時間は、そのために使います。随分回り道しましたが。

内向的、という言葉を目にして、苦しかった学生時代を思い出しましたもので、今の自分の考え方というものをまとめてみました。誰かの参考になればうれしいです。