orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

絆クラッシャー

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新型コロナウイルス対策で、いろんな人の生活が変わっちまいましたね。

特に対策が「人と会わないこと」ってのが本当にひどい。

人と会うことって、人間のエネルギーだと思うのですよね。

東日本大震災以降「絆(きずな)」という言葉がクローズアップされましたけれども、今回の対策、絆を真っ向から阻害してきています。

アーティストやスポーツ選手、ファンとライブで会えないのは相当きついでしょう。いや経済的な話だけでなく、精神的に相当しんどいはず。一部無観客で何とかやっていますけど、どう見てもいつものパフォーマンスが出てないです。

人と会う、ってやはり人間のモティベーションの半分以上を占めていると思うのです。きっと誰かの役に立ちたくて仕事をしている。役に立ったかどうかが目に見えないというのはモティベーションを下げる方向に行かざるを得ない。

モティベーションの動詞であるmotivateは動機づけるという意味で、動機は他人に影響を与えたり喜んだりしている姿だと思います。

テレワークだって、数日ならまだいいです。きっと一か月続けてごらんなさい。もう毎日自宅のパソコンの前に座るの、泣きたいぐらいつらくなりますよ。液晶ディスプレイでは超えられないのです。人と人が直接会うという力を。絆が生まれない。

 

昨日は運動がてら、近所の散歩道を歩いてきたのですが、公園は意外にもたくさんの家族連れでにぎわっていました。子供が多かったです。子供は家の中にイロ、って言われても無理ですね。エネルギーが有り余って抑えていられない。子供はきっと、子供同士で集まってしまう。近所の学校も立ち入り禁止になっていましたが、体操服をした中学生が学校の前で井戸端会議をしていました。いきなり部活禁止になってしまってどうしようもなくなり、とりあえず集まってみたという感じでしょうか。

人はやっぱり人と会いたい、というのは本能なんですね。特に不安が大きいときほど会いたい。だから、どんなに大変だと言うことがわかっていても会ってしまう。これは絆の大事さを特に大震災以降大事にされてきた結果なのだと思うのですが、これが今度は裏目に出てしまうのに、この世の中の計算ができない事実を皮肉に思ってしまいます。

一方で、あるドラッグストアの前を通りかかると、行列ができていて何かと思ったら、ボックスティッシュを買い求める行列だった。人は不安になると、生活必需品の在庫を増やしたいという欲求があるようで、今日思ったのはデマは関係ないなと。単に需要が急増したんだということを理解しました。

休校要請や首相会見など、絵的に不安が増す雰囲気です。であれば、緊急事態なんだ、日本が正常に動かないかもしれない。昔の経験から、アレは買っとかなきゃ。ということでしょう。

 

まあこんな状況のまま、また新しい一週間がやってきます。

来週は戒厳令に近い状況でおそらくほとんどの会社の会議は無くなります。月も替わったので本来はいろいろあるのですが、今一番注意しなきゃいけないって言う雰囲気なのでそうなるんじゃないかな。

なかなかこういうルールで社会が動くことってないので、わざわざブログの記事に書き起こしています。きっと、どこでもそうよ、と読者は思うかもしれないですが、この記事、数年後に見返したとき、きっと、おおそんなことがあったな!って驚かせてくれるはずです。

絆を作る行動がことごとく制限されるようなこの世の中、新しい絆が作られることが相当難しくなっていく中で、最も怖いのがこれまで作ってきた絆がほころんでいくことです。いろんな関係先を持って人々は生きていると思うのですが、商談できない、飲み会なし、会議無し。時差出勤ですれ違い。テレワークですれ違い。

2020年3月、それでも、生きていくしかない。

最大限防衛しつつできることをやりましょう。