orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

消費税を上げたらいけない理由はこれだ

f:id:orangeitems:20190424154237j:plain

 

消費税率を上げろ論者は誰か

消費税率をもっと上げろ論者はいつだって経済界の勝者です。

こちらは経済同友会の代表幹事の発言。

 

www.yomiuri.co.jp

経済同友会の小林喜光代表幹事は23日、大阪市内のホテルで開かれた読売広論セミナー(読売新聞大阪本社主催)で講演した。自民党の萩生田光一幹事長代行が10月の消費増税を延期する可能性を示唆したことに関連し、小林氏は「消費税率は14~17%まで引き上げないと国の(財政再建)目標は達成できない」と述べ、延期はすべきでないと強調した。

 

40数年生きてきていろいろ経験してきました。

消費税を上げたらいけない理由がわかっているので説明します。

 

上げたらいけない理由

前提からお話しする必要があります。

今、資産を持っている人がいますよね。資産家です。彼らは収入がたくさんあったから資産家なのですが、消費税率が低かったときから資産を持っていたり、高収入が継続していた確率が高いわけです。

消費税の歴史です。

・1989年 消費税導入(3%)
・1997年 3% → 5%
・2014年 5% → 8%

そして今年10%になります。

資産家は消費税が無かったり税率が今より低い間に蓄財できていたということを理解する必要があるということです。

一方で、10%になってから同じ収入を稼ぎ今からお金を溜めようと思っても10%は消費で出て行ってしまうわけです。いくら溜めようとおもってもどんどん消費税で出て行ってしまう。昔より。

資産家の消費へ使わない資産は守られ、持っていない人は貯められず出て行っちゃう。

消費税率が低いと収入に対して出ていく比率が抑えられるので、消費税が低いときの収入って今よりずっと貯金しやすかったということです。

今持っていない人が、持っている人になるのがすごく大変ということが理解できますでしょうか。

 

さて、消費税のかからない間に貯めたお金。どういう風に使うと持っていない人に対してアドバンテージがあると思いますか。手元にお金があるとして考えてください。

これを消費に回すのは非効率です。なぜなら消費税が上がるといっぱい回収されるからです。持っているからと言っていっぱい使うと、いっぱい消費税で回収されることになりますよね。だから、持っていない人と同じだけ使うべきです。そうすれば持っていない人との差は永遠に埋まらないことになります。競争として考えたら絶対優位です。

さて、では貯めこんだ資産はどう使うべきか。

消費税がかからないことに使うのです!。

消費税がかからないことなんてあるのか。あるのです。

それは、教育費です。

 

No.6233 学校の授業料や入学検定料|国税庁

 消費税は商品の販売やサービスの提供などあらゆる取引を課税の対象としています。しかし、学校教育については、社会政策的配慮から授業料、入学検定料、入学金、施設設備費、在学証明書等手数料、検定済教科書などの教科用図書の譲渡を非課税としています。
 授業料などが非課税となる学校の範囲は、学校教育法に規定する学校(幼稚園、小中高等学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、高等専門学校)、専修学校及び次の六つの要件すべてに当てはまる各種学校などです。

1 修業年限が1年以上であること。
2 1年間の授業時間数が680時間以上であること。
3 教員数を含む施設等が同時に授業を受ける生徒数からみて十分であること。
4 年2回を超えない一定の時期に授業が開始され、その終期が明確に決められていること。
5 学年又は学期ごとにその成績の評価が行われ、成績考査に関する表簿などに登載されていること。
6 成績の評価に基づいて卒業証書又は修了証書が授与されていること。

 

自分の子供に資産をつぎ込むのです。公立なんてとんでもない。有名私立に送り出してそこで優れた教育を受けさせるのです。学費が高いとしても、それは消費税がかからない。消費税が上がれば上がるほどお得な使い道です。

教育水準が高いほうが、高収入の職業に就く可能性が高まるのは自明の理です。そして、資産家の家族は次の世代も資産家になっていくのです。

一方で、そんなお高い学校には、持っていない人の子供は進学できません。学費無料の議論は進んでいますが、公立のお話であり所得制限があります。したがって、持っている人は子どもにより高い教育を消費税なしで施すことができ、持っていない人は公立一択になります。

消費税率をこれからどんどん上げていくと、このように、消費税率が低い時代に蓄財してきた資産家と、今から給与をもらって手取りを増やしても貯金ができにくくなる持っていない人の格差がどんどん開きます。しかもこれは教育が絡んでいますから世代を超えるのです。格差が、生まれた家庭により固定化していくのです。

 

もう一つ。資産家がお金を使うなら、投資です。

有価証券取引や不動産取引には消費税はかかりません。投資でお金を生ませればその分を消費税がかかる消費に回せば、資産家はずっと資産家でいられますよね。

持っていない人は投資に回す金がありません。

競争ははじめから、不公平なのです。

 

まとめ

よくニュースを注目してください。

消費税を上げろという人は、必ず資産を持っている経済的な勝利者です。

資産を持っている人は、持っていない人に対していつまでも勝っていたい。

これを維持するのに消費税率のアップは本当に都合がいいのです。

持っていない人がどんなにがんばって、一流企業に入って、運よく年収一千万プレーヤーになったとしても。そこから財産を築こうとしても気づいたら消費税17%ですよ。

どうやって貯金するんですか?

消費税が低かったときに蓄財できた人にかなうわけない。

あとは宝くじですか???

世の中不公平だなーって私はいつも思ってますよ。

無一文で上京しましたからね。

 

以上、消費税を上げたらいけない理由でした。