orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

いつまで経っても私の手のひらに来ないAIはどこにいるのか

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I miss AI.

確かにRPAは、確実に現場を侵食している。ただアレはAIではない。人間の知覚の仕組みを応用した部分はあるにしろ自動化の延長上にすぎない。

クラウドは、年々企業には欠かせないものとなっている。ほとんどのITの部分はクラウドで賄ったほうが生産性が高い。

しかし。AIはどこに行った。キャッチフレーズとしてのAIはあふれているが、私の手元にはAIがない。

 

記事はある

AIの記事は日々メディアを賑わせている。昨日のIBM Think 2019では、ディベートチャンピオンとワトソンが戦ったらしい。

 

www.itmedia.co.jp

AIと人が真正面から意見を戦わせたらどうなるか、想像したことはあるだろうか? 米国時間の2019年2月11日、IBMの年次イベント「IBM Think 2019(2019年2月12~15日、米国サンフランシスコで開催)」に集まった数百人の観客を前に、そんな夢(?)の対決が実現した。

 IBMの研究機関であるIBM Researchが開発したディベート用AI「IBM Project Debater(以下、Project Debater)」と、2012年には欧州のディベート選手権で優勝し、2016年には世界ディベート選手権で決勝に進出した経験もある“人間代表”のHarish Natarajan氏。この両者がディベート(討論)を行ったのだ。彼らはどんな意見を戦わせたのか。そしてその結果は……。世紀の一戦の様子を現地からお伝えする。

 

ちょっと昔から、チェスや将棋、囲碁などボードゲームでAIと人間が戦う、なんてことはあったが、ディベートとなるとこれは確かに進化したなと思う。人間に近いことをする。

でも、今日の私の生活に、ディベートができる彼は現れなかった。いつ現れるのか。こんなにブームになっているのだから明日にでも現れてもいいものなのに。

多分に、できるものはあるけど、それは大きなビルの秘密の部屋で、何重ものロックをかけられた部屋に厳重に保管されている、一般人ではアクセスできないものなのだろう。

 

現状を分析する

テレビという存在がある。

テレビがなぜ映像を映すことができるか、きちんと説明できる人がどれだけいるだろうか。大多数が説明できないはずで私もできない。ただただ、コンセントに電源コードを接続し、アンテナを引き込み、電源をつければ映ると思っている。そう。テレビの仕組みを知らなくてもテレビは映るし使える。むしろテレビで何を見るかが大事だ。もちろんテレビにハードディスクレコーダーを接続し録画もできる。すごいだろう。でも録画はなぜできるのか説明できる人は同じく稀にしかいない。電波をチューナーでデコードしてその結果をハードディスクにファイルとして書き込んで・・、多分いくら説明したって専門家からすれば、違う、そうじゃないと論破されるに違いない。でも、立派に使えるのだ。道具とは元来そういうものだ。

AIはどうか。

AIの基礎となるディープラーニングを実行するソフトウェアやハードウェアが整い、比較的たくさんの技術者がAIに取り組めるようになった。これをAIブームと呼んでいる。この先に自動運転など高度な人間活動のエミュレーションが待っているらしい。そういう記事はよく読む。しかし、これって、まだテレビをどう映すのかという議論にすぎない。どういう風にすれば一般の人にAIが渡り、AIを道具のように使えるのか・・という前の前段の、テレビの製造の話がほとんどだ。テレビ製造専門家の技術知識など誰も気に留めず、そこに何を移すかをテレビ局が苦心したり、DVDやブルーレイが出てきたり、いまではインターネットでAmazonプライムビデオやネットフリックス、dTVなどデジタル映像が届けられる時代となっている。

今、AI技術者、AIエンジニアと呼ばれる人が世の中にAIを届けるべく苦心しているのはわかっているのだが、まだ来ないのか。そのうち、データサイエンスのような科学・数学・統計に近い話にすり替えられはしないのか。一部の専門家しか扱えない技術になるのであれば、今のテレビのような形で、幅広くAIが届けられることはないし、私の前にAIが現れるのは望み薄ということになる。そのうち、時間が経つと人々の関心が薄れ、単なるブームとしてAIは終わってしまうだろう。

チャットポッドだって、頑張ってはいるけど、昔のNifty Serveにあった会話君という人工無脳とやっていることはあまり変わっていない。

 

会話君との会話
http://www.kougakutosho.co.jp/mathematics/mathematics_121.htm

ニフティ・サーブ(nifty-serve)のチャットルームの中に「会話君」というちょっと変わったコーナーがある。会話君とは、富士通日本語対話システムという対話型コンピューの別称である。会話君がニフティ・サーブのチャットルームの片隅にさりげなく登場したのはもうずいぶんと昔のことだった。いまから十年以上前のことだったように記憶している。久しぶりに昔の通信ログなどを探し出して拾い読みしていたら、会話君が登場したての頃、私が相手になって遊び半分に交わした会話記録が見つかった。いまあらためて読み返してみてもなかなかに面白いしろものなので、この場を借りてその交信録を紹介してみようと思う。

 

会話君やるために1分間10円の利用料を支払ってたと考えると、今になってみれば高かったわけですが当時は未来を感じた。でもいかんせん、未来のままだなあ。

 

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Pepper(一般販売モデル) | ロボット | ソフトバンク

 彼でもなかったしなあ。

 

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こういう音声認識の筒、Alexaでもgoogle homeも、私の期待してたものじゃなかったなあ。

 

I miss AI.

どこにいるのか。