スマホゲームとテレビ
スマホでゲームをやる人は、テレビもよく見るんだよ、という記事です。セガゲームスが調査した結果がまとめてあります。
スマホゲームユーザーは非スマホゲームユーザーと比較し、すべての世代において、スマートフォンの利用時間だけでなくテレビの利用時間も長いという結果が出たとしている。そしてスマホゲームユーザーと非スマホゲームユーザーのいずれも、年代が低くなるほどスマートフォンの利用時間が長く、年代が高くなるほどテレビの利用時間が長くなる傾向にあるとしている。
なお、この元データについては、個人でも入手することができます。こちらで手続きが必要です。
考察
テレビ見ていると、入れ替わり立ち代わりスマホのソーシャルゲームのCMが流れていて、ああなんとなくテレビ見る層はスマホゲームもやるのだなあと思っていましたがその結果がそのまま出たということでそんなに意外な感じはありません。
そもそも、もっと考えることがあると思いました。
この図です。
スマホゲームをやっている10代。スマホを毎日平均5時間弱操作している!。
しかもテレビも1時間半見てる!
8時間睡眠で1日16時間しかなくって、学校とか部活とかあるのを考えると、かなりの空き時間がスマホとテレビなんですねえ。家から帰ってくるのが17時ごろだとするとほとんどスマホさわっててたまにテレビ見るってことですかね。
しかもこれ、平均ですからね。しかも10代って小学5年生からですから、高校生や大学生の層は何かとんでもない時間使ってそうな雰囲気が伝わってきます。
またきっと、30代・40代になるとぐっとパソコンが増えてくると思います。インターネットにつながっている時間で言えば、30代以上の方が上がるのかもしれません。仕事中でもインターネットは見られると言えば見られますからね。
で、ずっとスマホでゲームやってるの?って言ったら、
という感じで、ゲームの時間って1時間くらいなんですよね。だから、ゲーム中毒ではないんですね。しかもあまり世代の差を感じません。ゲームじゃないことをこの図だと4時間弱やってると・・。
そんな長い時間何やってるんだろう・・。
大人が考えているほど、10代にとってスマホはそんなに甘いものではないのかもしれません。余暇そのもの。自由そのもの。そしてスマホに変わるものはない。
人間関係そのものもスマホによって成り立っているのでしょう。だって10代はこれだけのヘビーユーザーなんですよ。もし使わないっていう選択をしたら、その子はどうなってしまうのでしょうか。
30代以上の人であれば、自分が子供のころを思い出してみてください。
「もし、自分の家がテレビのない家だったら、学校でどんな思いをしたか」
今は、ネットあるもんテレビなんて見なくていいよ、と思いますよね。昔は違いました。学校ではテレビの話で持ちきりでした。ドラマ、アニメ、バラエティに、スポーツなど。仮にテレビが無ければ、会話が成り立たないぐらいでした。
それが今はスマホなんですね。
子供にスマホを与えないと思っている父親、母親はこの調査結果を頭に入れて慎重に決めたほうがいいです。恐ろしい時間ですよ。子供にとっての一日5時間弱って。
持たせるか持たせないかではなくて、どう持たせるか、につきますね。