Galaxy FoldとMate X
折りたたみ式スマホがどうやら離陸しそうですね。
2月20日(現地時間)、サムスンはついに、長く噂されてきた折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」を発表した。
Galaxy Foldは、スマートフォンとタブレット、2つの機能を兼ね備える。そのため価格も1980ドル(約22万円)と高額。
どんな風に機能するのか? 見てみよう!
スペイン・バルセロナで現地時間2019年2月24日に開催されたイベント「Mobile World Congress(MWC)」の中で、Huaweiが折りたたみ可能なスマートフォン「HUAWEI Mate X」を発表しました。
静止画じゃわかりにくいので、動画も載せておきます。
Samsung Galaxy Fold Hands On - It's SENSATIONAL
The Huawei Mate X is an untouchable foldable
Galaxy FoldとMate Xで全然折りたたみの概念は違うのですが、広げた時の正方形はこれまでのスマホと別次元ですね。
一般人の情報処理能力がついてこれるか
通勤していて、危ないのです。
歩きスマホしている人が。
あんなに社会問題化しているのに、全然減りませんね。
例えば、階段を下りながらスマホ見ている人がいます。あれは危ない。明らかに人の流れを無視したスピードで階段を下りているので、誰かにぶつかられたら対応できないのではないかと思います。
あと、動画見ている人も最近多いんですよね。動画となると情報処理量も増えるので周りの変化に着いてこれないのではないかと思います。耳もイヤホンで塞いでいるのでこりゃあ大変。VRに近い感じです。
また、タブレット(iPad Proなど)を持って歩いている人も本当にいるんです。もはや大道芸。本人は大真面目だと思うんですが、絵が挑戦的です。基本的に邪魔ですしね。
・・・という状況で、この折りたたみ式スマホです。
開いた時のスクリーンで3つのアプリがフロントで同時起動するということで、左側でゲームをしながら右側でSmart Newsでも読みながら、同時にLINEも開いておくというパソコンさながらのことができそうですね。
これを、歩きスマホで使う人が少なからず出てきそうだと思うのです。
今のスマートフォンは少なくともシングルタスクがメインで、裏ではスリープしています。ですから、スマホ上では1つのことしか起こっていません。通知をトリガーにして切り替えることはありそうですが少なくとも2つのことを同時にはさせません。
これがスマートフォンのインターフェースの良心だったように思うのですが、間違いなく今回の両開きのディスプレイの目的はマルチタスクです。
道具としては面白いなと思います。ゲームやりながら横でニュース読めたら楽しいだろうなと思ってました。ゲームもオンライン前提なものが多く裏側にしたらエラーになるものも多いので。表にゲームを置きつつ、ニュースも見る。パソコン的でもあり、モバイルにこのアイデアが持ち込まれるといろいろとはかどりそうです。ムービーを流しながらGoogleで検索とか・・。スマホを二台持ちするのもかったるいし手に二台は持てないので、かなり魅力的なデバイスです。
一方で、歩きながら、処理できる情報の量なのでしょうか。
ここ最近、スマートフォンの長時間利用で、脳が疲れて精神的な健康に悪影響を及ぼす「スマホ脳過労」が話題となりました。
生活に欠かせないスマホが脳科学の世界で物議を醸している。スマホに依存すると30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのだ。患者の脳では前頭葉の血流が減少。スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られている。「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか、認知症の初期症状なのか、議論が始まっている。また東北大学は、スマホの使用時間が長い子どもの大脳に発達の遅れが見られると発表。一部自治体は子どものスマホ規制に動き出した。こうしたなか注目されるのが「デジタル・デトックス」の試みだ。リゾート会社はスマホを手放して自然を無心で味わう滞在を提案。スマホメーカーも一定時間を超えるとアプリを使用できなくする機能を開発した。明らかになりつつあるスマホのリスクと対策。その最前線を伝える。
ただでさえ、最近のスマートフォンが大画面化・高機能化したことで、情報処理量が右肩上がりなのに。これで両開きとなり広大なディスプレイをモバイルに持ち込み、かつマルチタスクとなることで加速しそうな気がしています。
でも欲しい
アップルも折りたたみ式開発中という一部情報もあり、多分に折りたたみ式は流行する可能性は十分にあります。そして社会的な悪影響も上記で言ったように多分にあるでしょう。ただ、ガジェット好きとしては、こんなモバイルなのにマルチタスクで人間の情報処理能力に挑戦してくるようなデバイスは、放っておけるはずはありません・・。
とりあえず家電量販店に並んだら、触ってみたいなあと思います。