私の理想は高い。
理想が高いのにマネージャーだから、チームメンバーたちは大変だと思う。
メンバーは「この程度で十分だろう」と思っている。
しかし、私の目からみると全然ダメだ。
そんなんじゃ、今日にも痛い目に遭う。
だから私は、もっとこうしなさい、という。
あれはどうなってるんだ。
それはいつまでやるんだ。
ガミガミ、って口に出しては言わないけど、表現としてはガミガミだな。
下手すると、ハラスメントになっちゃうから注意しないと。
とにかく、理想に達していないことをメンバーに表明する。
具体的に理性的に、ここはこうあるべき、という。
そしてその量が多い。
毎日毎日、想定していない新しい出来事がいつも起こるが、その時に誰も気づかなかったり、今の仕事に集中していて手を出さない。
それじゃ、誰が全体を見て統括するんですか。
漏れが出たら、組織のエラーとなるよ。
私はマネージャーだからその、全体を見る役をやってもいい。もちろんできる。でもいつまでもいつまでも私にその役を十分にやらせておいたら、じゃあ次に組織を背負うのは誰なんですか。
そんなことを思って、いつも何だか、不満げなのである。私が。
この状況って、結構昔からそうだったけれど、もっとレベルは低かった。
あまりにも低いと言う気がなくなるんだけど、最近全体の実力、レベル感が上がってきたから言ってみたくなって、どんどん言うようにしている。
彼らは、これまで、低いレベルを引き上げるためにもがんばったのに、なんで今また、マネージャーは不満だ不満だと言うんだろう、と思ってるかもしれないね。
申し訳ないが、これは仕事なんだ。
このストーリーって、多分これからもずっと続きそうな気がする。
私が今の職場にいつまでいるかはわからないけれど、いる間はずっとこの役なんだと思う。
こうやって、理想を掲げ、現実を第三者的に評価し、何ができてないかをもれなく言い続ける役って、かなり重要だ。
この役がないと、きっと現場はぬるま湯になり、成長しない場所になる。
しわ寄せは客に行き、そして業績が伸びなくなったり縮んだりし始める。
そうなると、割を食うのはメンバーたちだ。
困るのは彼らだ。
人間はこれでいいと思いがちだから、私は、そうじゃないんだと言うことをこれからも言い続けたい。
理想を持つことすら、案外難しいことだから。
ま、たまには褒めてあげたりしてね。
ダメだダメだばっかりだと、そりゃ気も滅入るだろうから。
頑張れ、メンバー。
私の理想に近づけたら、きっと自分たちが成長しているはずだ。
WIN-WINの関係で前に進んでいこう。