orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

ザナドゥの思い出

 

Nintendo SwitchでXANADU(ザナドゥ)が出ると聴いたので当時のことが懐かしくなって書いてみる。

 

www.famitsu.com

 D4エンタープライズは、Nintendo Switch用ゲーム『EGGコンソール ザナドゥ PC-8801mkIISR』を発売した。同社が運営するレトロゲーム配信サービス“プロジェクトEGG”のNintendo Switch展開“EGGコンソール”の第3弾タイトル。

 

私が中学1年生の頃かな。私はFM-77AVという富士通のパソコンを持っていたけど、7800円だった。今は税込で880円っていうからメチャ安いね。年末年始やってみようかな。

当時40万本売れたというけど、そのうちの1本がきっと私なんだろう。もう日本を席巻するくらいに思ってたけど、田舎の街でパソコン持っている人ほんと少なかったし、一人でハマってたけど同級生は誰も知らなかったな。当時はゲームと言えばファミコンの時代だったし。

さて、このザナドゥというゲーム、難しい。ゲーム上で得られる武器/防具/アイテム/食料などの総量が決まっている。だからチンタラやってると、そのうちリソースが尽きて解けなくなる。

別にチンタラやってるつもりもないのだが、攻略するダンジョンがめちゃ迷路になっていて迷う。迷いまくっているとゲームオーバー。だからマップ作成が大事になるけど当時はインターネットもなかったので、自分でなんとかするしかない。とは言え中1が何をできようか、でいっつもはじめから繰り返しては解けない、という状態で時間が過ぎた。

ある日、県庁所在地の大都会の本屋で攻略本を見つけた。とても嬉しかったし読み込んで、おかげでこのゲームを解くことができたんだけど、攻略本なしだったら絶対に解けないゲームなんて今は存在しないんじゃないかな。むしろダメなゲーム扱いされるだろう。まあ最近のゲームはぬるすぎる。おかげで難易度を下げてゲームがリリースされることが普通で、一度クリアすると難しいモードでできるが、そうなるまでにそのゲームに飽きているという悪循環がある。

なんとなく当時のゲームは、「最終面をクリアすることは名誉」みたいな文化があって、クリアできなくても普通という常識があった。楽しければええやんみたいな感じで、大多数のゲームがクリアされないままだったのではないかな。

私が思う楽しいゲームは、いつだって難しいゲーム、だった。何度でも挑戦してみて、やっとクリアできた、を楽しんでいた。

昨今ではリニューアルされ、セーブ機能ややり直し機能も実装され、そんなゲームたちも繰り返しがんばればクリアできるようになったけど、あの中学生だったときのワクワク感は、ザナドゥ、ザナドゥシナリオ2にかなうものはまだ1度も現れていない気もする。FF11くらいかな、あとは。

このザナドゥが令和にSwitchで蘇り、今の若い人たちが何を言うか。今はインターネットもあるから詰まることもないのかもしれないけど、ほんと、私の青春の1ページみたいなものが突如コンシューマーゲームで蘇ったりするから面白い。

とりあえず時間があったら、やってみようかな、と思ってる。