orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

引退ってなんだろう・・

 

普段はよく中央競馬を見ているが、今年も引退する騎手がちらほら。でも私より年齢が若かったりして、結構考えさせられる。今の仕事を辞めるってことだけど、転職って感じでもない。騎手辞めて騎手になる人はいないから。セカンドライフということになるだろうか。今までの経験で、ちょっとあるいは全然違う仕事を始めるということになるんだろう。

引退か、システムエンジニアとしての引退ってなんだろう。大きな企業なら、バリバリ第一線の現場から、マネジメントなどの取りまとめ役、もしくは裏方、バックオフィス的な仕事、例えば教育担当みたいな仕事に移るのは緩い引退、と言ったところか。

中小企業にいると思うのが、裏も表もなくペラッペラなこと。おかげで第一線にずっといられるけど第二線はない。後ろに下がりようがないんだよね、人がいないから。だから多分引退する時ってのは退職する日なんだろう。さて、いつ退職するんだろう。お金がいらなくなったら?。でもお金は永遠に必要な気がする。年金とか、ちゃんと支払われる可能性の少ないものと思っていたので、あてにもしていないしきっと、微々たるものなんだろうな、なんて諦めている。

つまり、全然引退のことを考えずに、~もうすぐ50になるが~、あと10年は少なくとも走り続けるということだ。まあ、武豊騎手だって50代で第一線でがんばってるし、正直何にも心は変わらないけどね。とにかくこの10年は、引退のことを全く考えず、今までの経験を活かしてどんどん前に進んでみようと思ってる。

このITという仕事は、肉体的な負担が少なく、頭がまわり続け、そして持っている知識レベルが陳腐化せず、そして顧客や自社のチームと折り合っていくことができれば、ずいぶん長くまでやれる仕事じゃないかな、と思う。ということは、もしかしたら引退するその日の直前まで、引退なんて考えないで毎日を過ごし続けるんじゃないだろうか。

たまに、脱サラして好きなことを仕事にする、みたいな話をテレビで見るんだけど、そこまで好きなこともないというか、今の仕事が好きなことだったりするからね。引退の取っ掛かりが無さ過ぎる。

引退するってことは、結構今の仕事自体が行き詰まって今のまま続けても上がり目もなく、それなら別の道も・・というロジックなんだろう。そういう意味ではまだまだ上がり目が見える自分の位置は恵まれていて、その状況を活かしてこれから引退知らずでコツコツがんばりますか。ITインフラ自体の本質が今後も変わりそうな気配がないことから、この先10年、例え変化の兆しがあっても乗っかればいいだけで、何とも役割が無くて肩身が狭くなることはなさそうだ(良かった)。

何か、35歳のころに「35歳定年説」みたいなのが流行って、もう40代50代は仕事無くなるみたいな時代があったけど、抜けてみたら、引退自体ができない感じでなんとも、息の長い仕事に就いたなという感想である。