orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

人生初めて、インターネットにつながった瞬間

 

インターネットが無かった時代

インターネットって今では、電気やガス、水道並みになりましたよね。昔は無かったってんだからすごいですよね。昔の人はどうやって生きていたんだろう、って思う感覚。それって今のAIの進化と同じだと思います。20年後、AIがない時代があったんだってみんな嘆くんだと思いますが、どの時代を切り取っても、未来から見たら古めかしいんです。面白いですね。今の若者も、すぐにおじさんおばさんになるから大丈夫です(何が)。

 

明示的につながったのはパソコン通信から

インターネットの前にはパソコン通信っていうのがあったって事実、何だかもう知らない人の方が増えて来た感じじゃないですかね。

当時のパソコンはスタンドアローン、ネットワークから切り離されていて、データはフロッピーディスクに取りだして持ち歩くみたいな世界でした。

フロッピーが家に100枚くらいありましたかね、全盛期で。そんなに何で持ってたんだろう、よく覚えてません。まとめ売りしてたんですよね、20枚だかで何千円みたいな。

スタンドアローンのパソコンで何するかって、ワードやエクセルでドキュメント作ったり・・ゲームやったり・・まあ今と違って活用方法は限られていました。

それでも、キーボードとマウスがついてて、Windowsで、未来感は感じましたけど。ただ、未完の大器的な存在でしたけどね。

それが、ネットワークにつながるという経験ができたのが、パソコン通信から。ただめちゃ高くて、つないだだけで1分間で20円取られたり、電話代はまた別にかかったりと、結局一時間つなぎっぱなしで2000円とか訳の分からない値段だったことはおぼえてます。

なのでつなぎっぱなしは大損なので、「オートパイロット」っていう機能があったんです。つないで、データ(掲示板などの情報)をダウンロードして、すぐ切断、みたいな。これで最低限つないで後は、取って来たデータを楽しむみたいなことをやってました。

 

インターネットにつながった時の感想

Windows 95が出た直後くらいから「これからインターネットが来るらしい」っていう噂が日本中をかけめぐって、そこからすぐに、パソコン通信の延長としてアクセスできるようになりました。一方で、そのころは「テレホーダイ」という深夜だけ電話かけ放題のサービスが生まれて、上述ほど、接続しっぱなしを恐れなくてもよくなりました。

インターネットはとにかくつながりっぱなし、を目指したので、どんどん環境は良くなっていく中のこと。とりあえず家のパソコンをインターネットにつなげてみたんですね。それで、あらかじめ入れていたNetscape Navigatorで、何かのURLを入れたんです。当時はHTTPSもなかったですから、HTTPですね。

で、ページを開くのも遅かったのですが、とりあえず「ホームページ」なるものが表示されましたとさ。・・・この何が面白いの?って本気で思いましたね。パソコン通信の方がよっぽど面白いよ、と。

ただ、Webブラウザで何かを表示する、というのがもっと奥が深くなるというのを知ったのはもっと後の時代です。そこからホームページブームが広がり、HTMLを手で書いていたものですがね。

今でいうXやインスタのアカウントみたいに、みんなホームページを持って、駄文を表示するのが一時期流行ったものです。

何しろ、今のAIをめぐる状況と、すっごく似てました。わけわからずみんなお金使うし、日々状況が変わり、最新だったことはどんどん古くなって。そして世界を変えるようなサービスが急に始まったり。

 

学生の頃にさっさとインターネットの波に乗っかった

私の今のお仕事だって、インターネットなしには成り立たず、パソコンがありマウスがあり、そしてパソコンって楽しいなあと思っている様は、あの頃インターネットにはじめてつながったことと地続きになっています。

なんで、その仕事を選ぶべきか、みたいな真面目な話じゃなくたって、直感でいいんですよ。面白い、ずっとやっていたい、そういう衝動があるだけで十分です。理屈は後から付いてくる。つまんないことは、たいてい人々もつまんなくなって、終わりを迎えます。面白い間はやっとけばいいです。

今ではAIなんですかね。でもAIの先にも何かあるかも。何でもいいです、楽しいという気持ちが一番大事です。一生の仕事にすることは、楽しいことがいいですね。