orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

自分自身が成長できない仕事と向き合うべき理由

 

 

会社に朝から晩までいると、かなり長い時間拘束されている。通勤時間も考えると一日のほとんどが仕事である。仕事で長い時間を費やしたとしても、あなたは勉強できていない、と他人から言われると結構絶望を覚える人も多いのではないか。

理想は、仕事を一生懸命することで、それ自体が勉強となり、日々成長していく自分の姿だ。仕事は人間のモチベーションを高めてくれる。机に向かって自習しようとはなかなかならないのに、会社に行って机に座るといっちょやったるか、となる。だから、仕事=勉強、ということが実現すればそれが一番楽ではある。

ところが、仕事が本人の勉強になるかどうかは確実でない。毎日ルーティーンワークの担当になり、同じことをひたすら繰り返すと言う場合もある。そうなるとその中でしか学びがないので、その外の情報は何も入ってこない。だからと言って、その仕事は誰かがやらねばならない。

その仕事での頑張りは認められ、社内では昇進できるかもしれないが、実は学びが少なかったことが後で発覚し、途方に暮れるなんてことはあるのかもしれない。

だから、会社の上層部が「仕事してるだけで勉強になっていると思うな。プライベートはひたすら休むは正しくないぞ。仕事では学習できないことをプライベートで学習しないと、成長が止まるぞ」なんてことは、実は言ってはいけないのである。実際、成長できない仕事すら必要な場合もあり、それを誰かがやってくれているのだから会社は成り立っている。バカ正直に上層部が社員にそれを悪い意味でひけらかしたら、じゃあその仕事を一生懸命やっている人に失礼じゃないの、となる。うん、なるね。

一方で、この、仕事自体が自分にとって成長の糧になるか、ということについては人それぞれで真摯に向き合ったほうがいい。未知の分野へ挑戦しているうちは勉強になって当たり前だが、それも何度も繰り返していれば未知が既知になってくる。ここからまた新しい学びがあるのか。それとも、明日もまた知っていることを繰り返すだけか。冷静に考えるべきだ。

私も過去、流石に仕事がループしていて、かつ仕事内容に将来性がないということが分かった時があった。その時はかなり長文のメールを上司に書いたところ、取り計らってくれて別部署に異動させてくれた。そのアクションがあったから今がある。

その後、また別の意味でここにいてはダメだと思ったとき、上司があまりにも尊敬できなかったので、その際は転職活動をして転職した。これも、そのアクションがあったから今がある。

常に、自分の仕事内容とキャリアパスがリンクしているかは、確認したほうがいい。我慢もいいが時間は過ぎる。その仕事はすぐに辞めないでもいいが、新しい道があるか画策をしなければいけないタイミングというのは存在する。

基本的に自分の成長と収入はリンクするので、成長しない仕事にいつまでも留まっていいことは何もないと思う。仕事以外の時間で成長せい、というのは無茶な話だと思っていて、会社が社員の成長を必要とするなら、業務時間内に社員教育せいよ、とは思う。だって普通は仕事に集中しなければいけないから、プライベートはくたくただもの。