orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

働かない60代社員になりたくない

 

とてもうなづける話である。

 

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例えば再雇用制度を長く続けてきた大手部品メーカーでは再雇用を選択する人が定年者の8割を超えるようになった。同社の人事担当役員は「給与が半減したことで、もう現役じゃないから忙しく働く必要もないし、難しい仕事は若い者に任せようと、肩の荷を下ろした気分になる人が増えてしまう」と語る。

 

そりゃさ、役職も外され、給与も半分になったら、やる気なんて無くして当然じゃないかな。自分だったらどうだろう。おそらく次の役職の人は相当気を遣うよね。だって上司が急に部下になるわけでしょ。「それは違うよね、こうしたほうがいいよね」なんて先輩に言われたら、すごくやりにくい。で、60代だってそれもわかってるから、あえて何も助言しないし、言われた通りやろう、後進に迷惑をかけないようにしようって思う。後進は仕事を振りにくいし、だからといって60代が仕事をバリバリこなすようではいけないので、基本放置になりがち。

あの、役職定年ってのは、基本的に機能しないだろうなとぼんやり思って今まで生活してきたけど、だんだんと「遠い将来」とか思えなくなってきた。このまま機能しない制度に乗っかるのは非常につまらないと思う。まだ十年以上あるので良い方法を見つけていかなければいけない。

一番良いと思うのが、60を迎える前に仕事とは別に、何らかの収入手段を確立すること。会社があてにならない前提で、独立して仕事を構築できるとよい。

まずは副業を考えてみるけれど、副業と呼ばれている世界が何を示しているか、それが60代以降を許容しているのか。今の状況を鑑みるにあまり追い風ではないように思われる。60代のエンジニアが、非正規で何本の案件もやるようなことが現実的なんだろうか。

それよりも、もっと「会社員」の発想を離れて、人の役に立ったからお金をもらえる、みたいな原始的な論理に回帰したほうがいいと思っている。このブログや、noteの活動だって、主業ほどではないが収入は発生する。この延長上で、「何かをしてお金を頂く」の手数を十年かけて増やしていけば、もしかしたら経済的に会社に依存しない状況が作れるのかもしれないなとぼんやり思っている。雇用、という概念を乗り越えてもっとお金と人との関係を広く見ることが必要だ。

始めの話に戻れば、正直「働かないで給料をもらう立場」になんて、絶対に入り込みたくないわけである。60代以降のターンで時間を捨てるのは非常にもったいない。経験の塊のような存在であり、持っているものをフル活用して何かやっていたい。会社員の立場でなくともいいから、日々の生活が充実していれば良い。それには今の現行の会社制度は心もとないとしか言いようがない。

今から十年以上先のことを考えても、現実の方が変化しすぎていざその時が来ると、準備してきたことがそのまま役に立つかはわからない。が、とにかく今の制度設計が全然うまく行っていないのは明らかで、このまま待ちぼうけで60になって崖から落ちるのはごめんである。

だからといって、年金暮らしなんてワードはそのころは蒸発しているだろうから、何か考えなければいけない。そして、それを今できないのなら、その時にもできるわけがない。だから、日々行動だと思う。何かやりたい。もういろいろやっておいて、明日にでも60が来てもいいと思って準備し続けるしかないんだろうな、そう思っている。