orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

定年を意識しない40代/50代は負けるしかない

 

これは的確な記事。すばらしい。

 

forbesjapan.com

そろそろ定年が近づいてきたと考えた夫が、遠く山々を見わたす終の住み家を指さし、目を輝かせて宣言する。「ほら! あそこが第二の我が家だ。退職したら2人でハイキングや釣り、スキーが楽しめるよ」。満足げな夫の表情は、しかし長くは続かない。40年以上連れ添った妻は「そんなこと、いつ決めたの?」と厳しく追及する。「私が都会を離れて、子どもも友人たちもいないこの地で、あなたが森をうろうろするのにずっと付き合っていられると思うなら、あなたはどうかしている」

 

そう、シニア後、夫が新しいことを始め、それに妻が巻き込まれゲンナリしている、という図式を見るたびに思うことがこの記事に書いてあった。

定年になってからスタートするような話はたいていうまく行かないのである。まあさ、定年ってどんどん先送りされる傾向にあるから、私の世代(40代後半)が定年を迎えられるのかは不透明なのは置いておいて、それにしても準備不足が甚だしい。

定年後に何かやりたいことがあるのなら、その10年前から徐々に始めておくことだ。少なくとも50歳を迎えたときには定年の前段階が始まっていると思った方がいいと思う。

働き続けながらも時間はあるはず。私の場合は既に子育てもほぼ完了。しばらくしたら始まるこの助走期間、どんどん仕事以外の面積を増やしていきたいと思っている。会社も、定年を意識するような年齢の人に、細部まで握られていたらダメなのだ。よりマネジメントに徹し、私が不在でも立派に回ることをここ10年で証明しないといけない。したがって、会社も私もWIN-WINである。本業の負担を減らし、プライベートでの活動を増やす。そしてもし定年が来たら、今のプライベートの割合を最大化するだけだ。

極論言えば、誰でも思い立てば、定年後の世界というのはワンクリックでスタートできるということだ。定年後に始める方が冒頭記事のようにハードルが高い。そうだとしてもそこまでの10年間、パートナーにゆっくり説明しながら計画を共有していれば問題は起きにくい。始めなくても、始められる。絵を描くだけなら仕事しながらでも進められるのだ。

週末だけの副業で、ミニマムな形で再現してみるのもいい。何しろ、本業の裏で、定年後生活への準備を始めることは誰しも意識することを勧めたい。お金も時間もあるけど、何もすることがないし何もしたくない、というのが健全だとは思えない。

しかし、本業とこの定年後の活動、全く関連がないことをやるのもいいし、一方で本業の経験を活かすのも構わない。どちらがいいのかという答えはないけど、私の感想で言えば、人生は1つなのでどうやっても関係はしてくる。本業で長い間自分の人生は描かれているのだから、その経験を活かさないのはもったいないかなと思う。どういう表現になるかは自由だが、切り離す必要は全くない。それでも「本業そのもの」になるのはなんだか刺激がないよね、と言われたらその通りである。だって、定年までの準備で、本業の延長のことをやってたら単なる残業よね、と。

これらの事実に気が付けないまま、漫然と20代/30代を過ごし、40代になってハッとするわけである。あれ、このままだとマズいと。定年が崖になると。その通り。定年を大イベントにしないためにも40代後半から50代にかけてをどう生きるかはとても大切なのである。