orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

人格を軽んじる生き方にはやがて限界が訪れる、この言葉が身に染みた経験

 

すご~く勉強して、たくさんのことができるとする。

でも一人でできることって限界がある。

どんどんうまく行き出すと、どこかで手が足りなくなる。

 

だから手が欲しくなる。誰か、助けてくれ、と。

報酬を設定して、助けてもらう。そうやっているうちに人が増えてくる。

でもそれって、他の会社も変わらない。他の会社の報酬の方がいいかもしれない。お金も無尽蔵にあるわけじゃない。

むしろ、人にお願いするとわかることの一つに、自分よりできる人がいる、ということがわかる。

自分一人でがんばっていると、自分の限界までが、ビジネスの限界になる。

誰かにお願いすると、自分の限界を突き破ってビジネスが成長することがある。

 

限界を突き破ると、何が起きる?。

自分ができることを、ビジネスが超えてくる。つまり人に助けてもらうのが必須となる。どんなスーパーマンだと自認していても、自分の手が届く位置より高いリクエストが来たら、手が届かない。

人、できれば優秀な人に、自分を助けてもらえるかどうかが、自分のできることを拡張すること以上に重要になる。

助けてもらえるか。

助けてもらえないか。

 

そう考えると、人格、は最もビジネスで必要な要素となるのがお分かりだろうか。

「こんな人、助けたくない」

「この人、助けたい」

この差は何で生まれるか。高い報酬かと思っていたけど、何か最近、違うと思い始めて来た。

もちろん、市場比較で、適当な相場というのはクリアするのが前提だけど、基本的に横並びなのである。どこで、人は、こっちを助けたりあっちを助けなかったりするのか。

それは、助けたいと思うような人かどうか。相手の人格に非常に影響されるのではないか。

 

この人と一緒にいると成長する、でもいいし。この人とであれば、よりやりがいを持って仕事ができる、でもいい。

動機は何でもいいが、そのベースは人格から出ているような気がしてならない。

公正で、丁寧で、ロジカルで、そして情があり、決して相手を害しない。よい人格であろうとは務めるけど、みんな、何か闇を抱えていて、どこかで弱みがある。

それも含めて人格は作られ、そして周りの人々に影響を与えていく。

その結果、周りに、自分をも凌駕するような人が現れ、そして自分を助けてくれ、ビジネスを支えてくれ、その活動がまた、人を集めていく。

どんなに個人の出来ることを増やしたって、これ、人格を磨くこと以上に大事なことある?と最近思うのだ。

個人の能力を最大化しただけの人と、無数の味方を作った人。どちらが大きな力を出せるんだ?。

 

人格みたいな、目に見えず、整理もしづらいものって、なかなか言語化しづらい。

しづらいのだけど、今回の話のように、誰かが助けてくれるから組織は大きくなるのは間違いない。

若い時に、なぜあの上司は、技術もわからないし仕事に詳しくもないのに、あのポジションにいるんだろうと疑問を持ったことがあった。だからいっぱい勉強して、上司を追い抜かしたれと考え、実際勉強した。

それで、技術と判断力で勝ち上がって上司サイドに立って見たけど、やっぱり、これは今回の話。人格を磨き上げてないと、誰も助けてくれないから自分のできることが限界になってしまう。

だから、あの上司はあそこにいたのか、今さら納得。

ここ最近、忙しいせいか、自分が手を目いっぱい動かしても到達できないほど仕事量が多い。それを、色んな人が刈り取って言ってくれる。ありがたい。感謝。

二十数年やってきて、ようやく、人格の大事さみたいなものが自分に染みて来た、という話。