パソコンが売れないらしい。
米調査会社のIDCは10日までに、2023年1〜3月の世界のパソコン出荷台数(速報値)が前年同期比29%減の5690万台だったと発表した。過剰在庫や経済環境の悪化によるもので、減少は5四半期連続。出荷台数の上位5社では米アップルの減少幅が40.5%と最大だった。
世界レベルの話なので、為替は関係ない。インフレは関係しているだろうが、パソコンなんて必要だったら買うしかないものだ。パソコン無しで働いて、と言われても困る人が世界には何億人もいるのだから。
確かに、在宅需要がいっぺんに無くなったので、家でパソコンを買うという動機は全くなくなった。特に在宅とMacBookの相性がとても良かったので、Macについては直撃したな、と思う。ただ、その分の反動については来年以降は平準化するだろう。まさか、あの騒ぎがもう一度起こるとは思えない。
パソコンについては、次は1つの大きなイベントが待っている。
Windows 10 Home and Pro 提供終了日 2025年10月14日
巷にたくさんあるWindows 10の機械は2025年後半でサポート切れになるということだ。乗り換え予算としてはきっと、2024年4月~2025年3月に組む企業が多いんだろう。
そもそもWindows10から11への載せ替えは、過去話題になったが結構機械の制約が激しい。ここでは詳細は言及しないが、機械ごと替えた方がいいと判断せざるを得ないパターンが続出すると思う。
タイミングとしたら2023年は最悪で、2024年を待った方がいい。Windows 12の噂すらある。
「来年のことをいえば鬼が笑う」という“ことわざ”があるが、明日にもさらなるアップデートが行われるかもしれない、Microsoftの一連のOpenAIに絡む発表ラッシュを整理する前に、2024年に登場がうわさされている「Windows“12”」の話題について紹介してみたい。
本当に出るのかどうかは、きっと今年中にはわかるんじゃないか‥と思う。2024年中に発表するほど、空気を読めないマイクロソフトじゃないと思っている。
後は、世間でのWindows 10のシェアだが、これは激しい状況となっている。
1 Win10 68.86% 67.95% ↑
2 Win11 18.12% 16.97% ↑
3 Win7 9.55% 11.20% ↓
なぜここでWindows 7が出てくるのか・・というのが残念至極だが、そういうのも含めて来年アップグレードしなきゃいけない対象が大幅に出てくると言うことになる。
世界の賢い情シスの方が、「2023年は見送りだな」と考えるのはよくわかる。もうそういうふうに思うように仕向けられているぐらいの話だ。
まあいつも思うのが、「今のWindows 10のままでもキビキビ動いているから‥本当は不要なんだけど‥」である。まあそれでもしようがない。Windows 10でも10年はサポートしてくれたんだから。結構良心的だなとは思う。ソフトウェアによっては5年とか、もしくは3年なんてこともあるからなぁ。
来年、パソコンが飛ぶように売れるニュースが流れるんだろうな、と思っている。